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もんく [とある南端港街の住人になった人]

高プロをめぐるTwitterの中の意見がヤバい

Twitterはいろいろな事に物申す人が多い。ちょっと言いたい、一言言っておきたいと言う欲求に向いてるんだろう。なので、政治の事に一言ってのも多い。最近の話題は「高プロ」についてがちょいと花盛り。

でも、実はあまり目新しい事言っている人は少なくて、自分としては食傷ぎみ。

「高プロ」、「高度プロフェッショナル制度」と正式には言うそう。何でも労働時間関係の規制 お対象外とか。それで、反対しているみなさん、定額働かせ放題法案だと言っている。契約に書いてある年収さへ払えば残業なんかいくらでもさせられるとか言っている。

うーん、何かおかしい...

それ関連でもう1つ話題に上るのが、時間は少し遡って小泉純一郎氏と竹中平蔵氏について、戦犯だって事も言っている。彼らが決めた法律によって正社員と非正規が2つに分かれてしまって、非正規の人達は貧乏から這い上がれないと言うわけ。それで、この高プロの元々のアイデアはそのあたりが原点なのだと。

なるほど。一理無いとは言えない。

そこまではマスコミが報道してるのと全然違わない。で、ここからなのだけど、Twitterには今の日本の制度が国際基準に合わない、遅れてる、時代にも合わないと言う人が多い。欧米ではこうでと言うわけ。

欧米ではこうって言うのはいろいろあって、一言でこうとは言えないのだけれど、何しろ日本ほど仕事範囲が曖昧じゃなくて自分の時間を仕事のために犠牲にしなくて済むとか。でも、会社がその仕事か自分を必要としなくなったら簡単にクビになるとも。そう言う人とは別にアメリカには高プロで働いている人もたくさんいる。給料は高いけど全然休まず働き続けてるとか。

それで、Twitterに書いてあるのを真面目に端から読んでると頭が混乱してくる。Twitterの人たち、そう言う欧米のやり方のが日本より就業環境としては良いと言ってる のに、高プロをダメと言う。

わからないでは無いのは、日本では定額働かせ放題、つまり中途半端に成果を労働時間と比例してると考える、工場労働みたいに考えるクセから解放されていない。だからそう言うのもわからないではない。それに高プロって言っても企業所属と考えるのだろうから仕方ない。

日本の事は日本式で考えてる。

以前は確か、日本はもっと欧米のように人材を流動化させないとダメだと言ってた。社畜を減らさないともっと高度な事は出来ないだろうし、個人の時間も食い過ぎてそして消費にも悪影響だと。それには概論としてだけでも多くが賛成していて、つまり欧米化すべきと言ってたはず。

それがリーマンショック以来、社畜志向に逆戻りしてしまって、小泉改革は負と言う事になってしまった。が、今でもまだ言葉的には日本はダメで欧米式が進んでいるとか言う事になっていて、こんがらがっている。

経緯から見ると、小泉改革を中途半端で止めてしまってあれはダメとか言って逆戻りさせたクセに変に残すとこだけ残しているのがダメなはずなのだが...

で、それやっちゃったのがあの時病気で退場したにも関わらずまた戻ってきてやってる今の首相とその取り巻き連中ってわけだけど、それにしても、あまり一貫性のない事が多くなってるTwitterの中、何か変。

仕事ってのをやらされると言う方向からしか見られなくなってるのだろうな、自分のいる場所で自分で仕事を作ったり組み立てたりって事がないんだろうな、とか.... 何にしろもうちょっとマスコミと違った面白い事言う人はいないんだろうか、とか....



(自分は高プロに賛成してるわけじゃないです。賛成、反対と言うより、そんなのどっちでも良いと思ってる。海外にいるって事もあるけれど、もっと好きにしたら良いと思うだけ。そして法とかアホ政治家とかの犠牲者だと思って生きていたくないだけ。)
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