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もんく [とある南端港街の住人になった人]

マレーシア的な出来事

あまりもう、今となってはアルアル過ぎて笑い話にもならないが、一応書いておこう。

12時半過ぎ、皆が昼休み事務所を出た時になぜか事務所のネットワークが落ちた。インターネットに繋がらないのでなくて、ネットワークそのものが無くなってPCに表示されなくなった。また、いくつかの無線も無くなった。ネットワーク機械の電源が落ちたのだと思ってそれらがまとめて置いてあるパーティションで区切られた所を見に行った。

奥行き2mちょいで幅は1.5m程度の空間にラックが半分を占めているので歩きにくい。その最も奥の人がやっと1人いられる狭さの床に見慣れないオヤジが座っている。何しているかと言うと、床にピッタリ張り付いたケーブルトレーが壁のところまで行ってそこから生えているグレーの電線を切ってもう1本どこかから来ている同じ色の電線と繋ごうとしている。

ああ、こいつ、何かやったな。

オヤジの近くのコンセントを見ると以前と様子が違っていて、1つのプラグが元あったはずの横のコンセントに移っている。そして元のコンセントには何もない。そう言う事だ。

呆れた。もうどうしようも無い。放っておく。

それでさらに数分後、今度は事務所の天井の蛍光灯とエアコンが落ちた。大事になったようだ。また行ってみると、あのオヤジ、自分の繋げた電線のプラグを壁のコンセントに挿したらしい。よく死ななかったものだ。

死んでいたら警察でも救急車でも呼ぶところだけれども、死ななかったのでそのままにして放っておく事にした。放っておくと言っても、ネットワークが落ちた所と電灯が落ちた時、両方ともにWhatsAppでいない全員に知らせた。

が、誰も反応しない。これもマレーシアらしい。工事やると言うのに明確な指示も監督者も置かないしいつやるか、どうやるかも誰も知らない。こんなものだ。特に感想なし。
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