もんく [とある南端港街の住人になった人]

暗い夜にさまよう白い光

昨夜、夜の8時少し前、職場から家に帰ろうとサンバル君を走らせた。

郊外の工場なので道は暗い。街灯が無い。時々トラックが通る。直線をずっと数百メートル走っていくと白い点が2つ、ぐるぐる回転するように揺れている。何だかよくわからない。蛍にしては大きいようであるし色も白すぎる。

熱帯であるから何か変わった生物でもいるのだろうか? それとも、まさかとは思うが人魂のようなものか?光はだんだんと近づいてくるが暗すぎて正体がわからない。と、カーブのところまで来て、白い大きな影が見えた。ぼんやりと。

車だ。ようやく光の正体がわかった。警官が懐中電灯をグルグルさせてこちらを止めようとしていたのだった。こんな暗いところで検問だ。別に何ということもなく、良いベスパだね、帰るところ?みたいな事でさようなら。

初めて検問でつかまったのだった。
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