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もんく [とある南端港街の住人になった人]

ネットでアイスクリームを売るとしたら

ずっと昔、伊豆大島に行った時に港で売られていたアイスクリームの味に感動して製造元に手紙を書いた。

それが縁でそのアイスクリームを作っていたOさんと知り合った。残念な事にOさんは亡くなってしまった。亡くなる前にOさんはYohooにネットショップを開いた。もちろん自分ではできなかったので、やはり自分と同じようにOさんのアイスクリームのファンだった人がそれを手伝ってくれたのだった。

どれだけ売れてたのか、それは良くわからない。定期的に買う人はいたらしいけど。

あの時点ではネットショッピングの状況は今とは随分違っていたと思う。アマゾンはまだ本だけ売っていたのか?そもそもアマゾンは日本にあったっけ? 楽天?無かったかもしれない。

今でもそうかもしれないが、物を売ると言う時に、インターネット上にあるショッピングモールに出店しさへすれば実店舗構えるよりよほど宣伝になって集客にもなると言うのが定説だった。当時は今ほど出店者は多く無かっただろうからそうかもしれないが、今でもきっとそう思っている人は多い。

しかし最近、違うような気がしている。


モール運営者にとってお客さんは実際に物を買う人では無いだろう。お客さんは出店者だ。上手くキーワードが合えば宣伝してくれる事になるので出店すれば大丈夫と思いがちだけれど、値段でソートされれば埋もれる。うちのモールにはこんなにたくさんの店があって品揃えもすごいですよと宣伝のネタにされるだけ。それ以上の事はきっと何も無い。

どうにかしてくれと言っても有料で広告出せますよと営業されるのがオチ。



と言うのを大前提に考えると、ネットショッピングでビジネスやる時に普通、商品を良くしたり特徴を持たせたりして後はネットのモールにお任せと言うのは力点を間違えているのかと考えられる。本当に必要なのは出店以前のマーケティングの方ではないのだろうか?

なのでモールは決済処理サービス位に軽く考えておくのが良いように思う。

自分だったらあの美味いアイスクリーム、どうやって売っただろうか?
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