ホリエモン氏、トヨタ潰しと書いているが、潰しじゃなくて「下手すると自滅」だと思う。既に時代の先端にいないのは明らかで至急キャッチアップしないとテレビ、パソコン、スマホと同じことになるだけという・・・
そもそも車が今の延長上にあることなんて誰も望んでいない。
・・・と書いて、自動車好きな人には何のことかわからないだろうか?
例えば、地点AからBへ移動したい時に自動車を買わなければならない。自動車とともに免許証を取得しなければならない。そのためには自動車学校へ通って練習しなければならないのでかなりの時間とお金を消費してしまう。自動車を持てば移動のための燃料はコストとしてある程度仕方ないが税金やら保険料やらで固定費がけっこうかかる。また免許証を持って長い年月運転してきていたとしても年齢が高くなって認知と運動の能力が落ちてきたときに自動車自体は自分を何もサポートしてくれはしない。
こんなことが当たり前に今後も続くものだろうか?続いて良いものだろうか?それは誰にとって良いのだろうか?あまりにくだらないとは言えないだろうか?
そういったわけで、自動車がこのまま100年前にこの世に出現した時の延長で良いわけがない。
それで、ホリエモン氏、トヨタ潰しされていると言うのだが、確かにその見方も正しい。けれど、相手はトヨタを潰そうとしなくてもトヨタがこのままの自動車メーカーであり続ければわざわざ潰しなどせずとも自滅していくだけだろう。まあ、トヨタだって黙って自滅しようとはしないからそうはならないとは思うが。
ただ、日本はスマホでもPCでもテレビでも家電でも半導体でも日本を誇る巨大企業とその頭脳をもってしても自滅してしまった実績があるから心配は大きい。まあ、トヨタが自滅せずとも他のいくつかの自動車会社は先にそうなるかもしれない。それは置いておくとして・・・
それで、問題はきっとトヨタだけのことじゃないだろう。巨大企業、トップ企業だからといって政府は何かしないのだろうか?
というのは、自動車が自動車でなくなった時、自動車は今のように道さえあれば勝手に自動車が走る必要など全くない。何が言いたいかといえば、道路の位置付けは車というものと相互関係にあるのだから道が今の道であり続ける必要もないし、そうであってはいけないということだ。新幹線がただ速い列車ではなくてレールや管制システムその他全てを含むもののことを言うが、自動車だってそうなるだろうしなるべきだろう。スマホがいくら高性能でもそれを支えるのは電波とその裏に繋がっているいろいろなシステムというのと同じ。
例えば、日本には他国でそれほど充実していない良い物がたくさんある。それは電柱だ。景観には邪魔で時に歩くのにも邪魔だけれど、そこにQRコードを貼ったりビーコンを設置してやると自動車というシステムはどうなるだろう?
電柱は素晴らしい日本の資源に変わるのではないだろうか?