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活断層ハウスの4畳半には嵌め殺しのガラス窓があったのだが、自分がここに住んでいた時にはこれが外せるとは思っていなかったが、どうやら亡き母が何かしたらしく緩んでいたのを発見。それが何をしたかったかはわからないが見ると外せることがわかった。
なので夏の熱気抜きになるように蝶番と取っ手を取り付けた。2箇所あるがとりあえず今日は1箇所だけにした。窓枠の上の縁をカンナで削る必要があるが、時間がかかるのと隙間風をある程度防ぐ部材が追加で(100円)必要だからだ。明日やるかもしれないが急がないことにする。
昨日やった台所のドア移動だが、明るくなって見るとちょっと歪んでいて隙間が多かったのでこれを修正した。他にネジの増し打ちも数カ所。そしてドアロックの部分もスムーズに開閉できるように修正。立てた柱の根元をコンクリート床に固定。など、完成度を上げて使えるようにした。
続けてタイムドメインスピーカーを聴いている。
それとさっき仕様を検索して調べてみた。が、あまり詳しい仕様は公開されていないこともわかった。ただ想像通りだが。やはり能率が市販スピーカーにしては低く、83dB程度らしい。まあ、そうだろう。コーン紙、ボイスコイルまで動く部分を軽量化していると思われる。コーン紙も内部損失の大きな材質のはず。
やりたいことは、電気信号がコーン紙を揺らすことで出る音だけにしたいというもの。するとどうしてもこういう形にならざるを得ない。
一般のスピーカーは同じように電気信号がコーン紙を揺らす音をまず出すが、それだけじゃ足りないので足してくれるものを追加する。例えば大きくて重いコーン紙、バスレフダクトなど。これらは要するに弱く叩いても大きな音で鳴ってくれる鐘のようなもの。
さて、どうして小型ユニットで低音が不足するかだが、一番大きな原因は空間の要素だろう。低い音は出ても空間に広がっていってしまう。スピーカーの裏側までも。だから高い音に比べて低い音は聞いている人に到達する量が減ってしまう。特にタイムドメインスピーカーにはそれを補う低音増強手段が何も無い。
と、聴き比べていると、一般スピーカーの余計な音が付いて出てくる雑さが良いか、それとも低い音が欠落する雑さが良いかの究極の選択だな、と考える。だって周波数特性が平らでなくて低い音が聞こえないというのは元の音とそれだけで違っているわけだし。聴いていると欠落の雑も感じる。だからといってサブウーファーで補うというやり方は本末転倒だ。
TD508はもう販売が終了しているそうだが、低音をどうするかがタイムドメインスピーカーの課題じゃないだろうか?