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もんく [とある南端港街の住人になった人]

宗教行事ライブ観戦・楽しいラマダン

今、マレーシアはラマダン真っ最中。だから当然昼御飯時はあまり人が出ていない。つまり食堂やレストランはお昼ガラガラ。

何と禁欲的な!、と思うよ、知らなければね。

実は、これも有名な話だけれど、日が地平線の落ちたらものすごい勢いで食べるそうだ。レストランなんか日没2時間前から席取りして待ってるからウソじゃないんだろう。まあ、それも良いじゃないか。彼らの楽しみになってるわけだし。

日本人が宗教の事を思うとどうしても厳格さ、禁欲、敬虔のような事を思う。それから修行とかまで行ってしまったりする。それも1つの在り方には違いないけれど、そうじゃない宗教だってあるかもしれないし、少なくとも心は敬虔であっても表現はそうでないのもあるのが事実。キリスト教の人だってアップテンポのリズムで賛美歌を楽しそうに歌うし、キリストの誕生日は自分の家族や恋人の誕生日と同じように楽しんでいる。

イスラム教だってこのラマダン、どっちかと言うと日本のバレンタインデーと同じように楽しみの要素が大きいのだろうと見える。

先日、仕事場のあるムスリムが言っていた。ラマダンはお金かかるんだよ、と。おい、オマエ、食わないでおとなしくしてるんじゃないのか!?... いやいや、そんなわけないよね。今の時期これだけショッピングセンターに服や食べ物が山積みされていて普段より何倍も消費されるのが見えてるわけだし。

どう見てもバレンタインデーとかクリスマスと同じなのだ。

別にそれを悪いって言ってるのじゃない。宗教的な本来の意味と離れて行事が行われているからと言って、彼らが堕落してるとは言えないわけだし。仮に堕落してたとしても、それは彼らの選択の自由の範囲なわけで。日本人だって似たようなものだし。

何にしろ、教科書的な知識じゃなくて、こうしてライブに観察できるといろいろ楽しいのである、宗教も。
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