もんく [とある南端港街の住人になった人]

ベジタリアン・ミール

マレーシアにいると普通にベジタリアン・ミールが食べられる。

インド系の食堂ではバナナ・リーフ(マレー語でダウン・ピサン)と頼むと肉類の一切入っていないカレーと付け合せが来る。肉類が欲しい場合には別に追加注文が必要になるけれど、野菜料理だけでお腹がいっぱいになるので追加はほとんど必要ない。

今朝は中国式のベジタリアンの店に行った。店と言うより屋台で、朝から出て料理が終わると終了になる。経済飯と言う形式でテーブルの上に何種類もの料理が置かれていてそこから自分で好きな分だけ取るスタイル。皿に乗った量を見てから値段が決められるので最初はちょっと怖いかもしれないが"経済飯"と言うだけあって安い。

中国風のベジタリアン料理だから野菜の煮物とか炒め物ばかりかと思うと見た目は肉を出す経済飯屋さんとあまりかわらない。なぜかと言うと、ベジタリアンだけれど肉を模したようなおかずがけっこう多いから。見た目が豚肉や鶏肉のようだけれど実はたぶん大豆から作っているのだと思う。味付けも肉料理のような味付けになっていて日本で言えば酢豚っぽいものやそれをもっと甘くしたようなものになっている。


そう言うのを見ると、彼らはいったい"肉を食べたい"けれども"食べない"ことに決めているのだろうか? などと思ってしまう。肉料理に興味が無いのだったら植物からできたものを肉っぽくして食べると言う発想は出ないように思うのだけれど。それとも以前は肉を食べていたけれども何かの理由で食べる事を止めたのか? それだったらわかる。タバコを医者に止められて電子タバコに換えたようなものだとすれば。

同じ"食べない"と言う行いにしても食べる事を"しない"と"興味が無い"ではずいぶん違う。幼稚園児が"XXちゃんのことキライ!"って言うのはXXちゃんの事に興味があるけれど拒否していると言うことで、それは実際、"好き"と同じなかまの言葉なわけで、もしどうでも良ければ何も言わないのだから。


ベジタリアンの人はいったいどっちなのだろう? そのうち誰かに聞いてみよう。
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