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もんく [とある南端港街の住人になった人]

バカ正直に在外選挙に行ってきた

選挙に行ってきた。マレーシアだから投票日は明日で終わりなのだ。感覚的にはちょっと締め切りが早すぎる。ネットでしか情報得てないので全部の情報が入ってきているわけではないから。それに、個々の選挙区の候補者の言ってる事ってほんの少ししか流れて来ない。

情報って事に関してかなり便利になった現代なのに、何で未だに昭和スタイルで在外選挙やってるんだろう?


それはそうと、ツイッターとか見ていると選挙になんか行ってもムダだとか、選挙ってシステムはもう崩壊しているとか、選挙のシステムに不正があるとかいろいろ不安な事を言う人がいる。選挙のシステムに不正が隠されているかどうか、自分は全く知らないけれど、それ以外の事に関してどうなのよ、と思わないではない。

選挙行くのは無駄なのか?、それとも無駄じゃないのか? それってどうやって確かめられるんだろう? もし自分の入れた候補者が落選したとしても、それでは無駄かどうかわからない。別にこんなの考えるまでもなくわかると思う。

snsであんなにボロクソに叩かれていた人がなぜか当選してるとしたら.....、それにしたってわからない。不正を疑うってのもアリかも知れないが、単に自分が思ったより世界は広いだけかも知れないし、組織票みたいなのがある場合だってある。

結局、わからない、が結論。


不正とか嘘とか不条理、そんな事件、日本には山ほどある。そしてそれが始まったのは昨日今日の話じゃない。逆にそれが無かった時代って探せるのか? と言うほどずっとある。ほとんど毎日そんな事が報道されているのが事実。名の通った大企業でも、政治の世界でも、ウンザリするほど絶えずにずっとある。

日本人、全然過去の過ちから学んでない、ビックリするほど。


それで、ちょっと思った。今出来る事って何か。特に日本人として出来る事。

やっぱり「バカ正直」と言う戦略じゃないだろうか? いくら選挙で不正されても選挙やってみる。徒党を組んで少数意見を潰されても、ずっとバカ正直でいてみる。そんな事。



先日、工場のマレーシア人にある報告書を書かせた。

こうした場合、描いてくるんだよね、美しい報告書。まあ、実際には学校なんかでそう言う訓練が出来ていないので大変なのが出てくるわけだけれど、でも美しくしようと思って書いてるのが良くわかる、そんなのが出てくる。

何やるかと言うと、パソコンに向かって頭の中で考えてこれはこうすべきだろうって事を書く。そして常識的な事を書いて並べる。読んでいるとまあ、普通そうかも知れないな、と言う内容。すごく普通で誰もが反対意見出しようが無いような事だけ書いている。

だけれど、頭の中だけで書いてるなと言うのはすぐにわかる。実際報告書書く前に自分で実際に詳しく調べてはいない。実感すらしていない。つまり報告のために書いた報告書。書いているうちに話の辻褄が合わなくて問題と答えが全然違うところにあったりする。結局そんなもの書いても何も進まないし解決もしない。

そして一番いけないのは、問題点を自分の物だと思って書いてない事。深読みすれば、問題は自分のせいじゃ無いよと言いたくて書いてるように読める。第三者的でこの報告以降自分の仕事はありません、と宣言しているも同じ。

何はともあれ、中身も嘘っぱちだけれど、報告書自体が嘘っぱちになっている。全て自分を守りたいってところから来ている。直接的に被害を被るのはごめんだし、わからない事聞かれるのもバカがバレるから嫌。できそうに無い事命令されたく無い。他人に上手く騙されるのも言いくるめられるのも困る。そして自分だけ損するのは最も嫌なのだ。疲れる。



こう言う世界で、個人としてどうしたら良いのだろう。守ると言う事にとらわれていると打つ手なんてそう多くは無い。なぜなら守るのは相手の都合に合わせる事でしかないから。攻撃があるから防御がある。相手が攻撃を休んでいる時でさへ防御ってのは緩められない。消耗戦なのだ。仕事で言えば上司がやれと言う事だけやる。怒られないように。怒られないためには多くの嘘が必要って、つまらない結論しか出てこない。


やはり、バカと言われようと、長期的に見て正直ってのが一番かとも思う。長期的に見て.... 例えば100年後の人にこの時期何もしなかったと言われないために。そして、不正天国を皆諦めて何もせず滅びていった日本と言う国があったと言われないために。

バカ正直
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