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好きなものの、あんなこと、こんなこと♪

『神様のカルテ』★『真夏の方程式』

2011-08-18 | つぶやき
  

栗原一止は信州の小さな病院で働く、悲しむことが苦手な内科医である。ここでは常に医師が不足している。
専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を三日取れないことも日常茶飯事だ。
そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。
だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。
悩む一止の背中を押してくれたのは、高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。第十回小学館文庫小説賞受賞作。


話題の一冊(笑) 読み終えてから嵐の翔くんで映画化されることを知る^^;

書き手がお医者さまなのでストーリーの流れと医療場面での違和感はなかった。
とても読みやすいページ数、私にはちょっと物足りなかったけれど…がっつりページ数があるのが好きだから(^m^ )

医療現場が主体だけれど主人公がなんともつかみどころのないキャラなので(しゃべり口調が多少気になる)全体的にまったり感漂ってます。 
後半の患者さんとの交流から最後数ページ(患者さんの手紙に涙×涙)が一番の山場かと。

主人公の奥さんがとても可愛く魅力的に書かれていて、きっと筆者の理想なんだろうなぁ(笑)ってか、世の中のすべての男性の理想像かも(^_^;)
映画では宮崎あおいちゃんだとか。。。まぁ、容姿は悪くないけど私のイメージとしては綾瀬はるかちゃんを押しますな( ̄ー ̄)

夏休みに子供達が読むのにいいんじゃないかなぁ~♪ 


  

夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で見つかった。その男は定年退職した元警視庁の刑事だという。彼はなぜ、この美しい海を誇る町にやって来たのか…。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。

おなじみ「ガリレオシリーズ」の湯川先生登場です!
毎度の事ながら見事に事件の内容を解き明かしてくれますが…いつもよりはキレがないかな?
キレというよりも子供と若い女性と馴染んでいる場面に読者の私が馴染めなかった^^;

事件自体はやはり悲しく切ない終わり方。 酷暑のなかクーラーを程よく効かせ読むのにはいいかも、美しい海の情景を浮かべながら読めますよ~是非、夏に読むのがいいっす( ^ー゜)b