OrganFreak

ハモンドオルガンに魅せられたオッサンのブログ

多列接点復活

2008年07月21日 | つぶやき
今朝の9時半にゴスペルコンサートの為に東淀川区の阪急崇禅寺駅前の飛鳥人権文化センターにハモンドオルガンB-3を搬入しました。

会場はすり鉢状になっていて客席入口から長い階段で舞台まで担いで持って行きます、但しPAの関係者やらゴスペルの出演者が手伝ってくれるので 案外楽なのです。

セッテイングしてB-3のサウンドチェックをします。上鍵盤、下鍵盤、レスリーのスロー、ファ-スト何も問題ありません。

最後にベースをチェックします。最低音部のレとミの音だけが軽く踏むと高音しか出ません。B-3他トーンホイールオルガンは(多列接点と言って鍵盤の各キーにはドローバー9本それぞれに対応するスイッチが上下方向、櫛状に並んでおり、キーをゆっくり押し込んでいくと高次倍音から順に発音される)

高い倍音しか鳴っていないのです接点不良です!!!
慌てず騒がず何百回とレとミを打鍵します。するとどうでしょう見事復活して多列接点独特の重々しいベース音が復活しました

トーンホイールオルガンの接点は高額な白金が使われているため、このような単純作業で治ります。凄い楽器です

現在のデジタルオルガンを使っていたらコンサートの日に故障したらお手上げです(基盤をメーカーから取り寄せる為)アナログでよかった !!!
オルガニストはPierre Walkerさんで日本人では出せない独特なオルガン奏法でした!!!