【羽倉崎】
「どうも! 今日は教習へ行く前に、なんばで買い物してきた羽倉崎です」
【アシ】
「どうも! わたしはとくになにも買いに行きませんでした。アシスタントです」
【羽倉崎】
「ついに始まったな! 高校野球!」
【アシ】
「そうですね。わたしはどこと言って、応援する高校はありませんが……」
【羽倉崎】
「自分も、今年はどこと言って応援する高校はないな」
【アシ】
「そういえば、先生は、毎年どこの高校を応援していたんでしたっけ?」
【羽倉崎】
「そら、決まっとるがな! わが母校・なみ……」
【アシ】
「さあ、今日の教習日記です」
【羽倉崎】
「ちょ、ちょっと!?」
交差点での右左折を練習。交差点とは、道路で一番事故が多いエリア。ここをうまくできるかどうかによって、今後事故を起こさないかどうか決まってくる?
慎重になりすぎて、必要以上に相手に遠慮しがちなので、あとは気持ちの問題と教官に言われる。
昔、英語の参考書で『車を運転しているときは、いくら注意してもしすぎることはない』という例文を見たことはあるけど、やはり注意しすぎるのもよくないなと思う。
【羽倉崎】
「今日は、ついに乗ったで~!」
【アシ】
「ああ、オートマ車に乗るって言ってましたね。どうでした?」
【羽倉崎】
「聞いてたとおり、すごいラクやった!」
【アシ】
「おお! そうですか!」
【羽倉崎】
「ギアチェンジを勝手にやってくれるところがええな」
【アシ】
「あれは一緒に乗ってる人から見ても忙しそうですからね」
【羽倉崎】
「でもまあ、ミッションと使い勝手が違うから、油断は禁物なんやけどな」
【アシ】
「そうですね」