
男の料理:ミスマッチ
本日は、敢えて ミスマッチ料理 にトライ してみた。
ミスマッチの所以(ゆえん)は、以下の①~③の通りだ。
①カレーとうどんのミスマッチ
うどん屋には、「カレーうどんがあるではないか」などと言ってはイケナイ。うどん屋のカレーうどんは、カレーライス用のルウとの組み合わせではなく、うどんの汁用のものを使用している。
しかし今回は完全なカレーライス用のルウとの組み合わせだ。つまり米飯の替わりにうどんという発想だ。
カレーは通常我が国では米飯と組み合わせるが、インド大陸においては米飯に限定されないことはご存知のとおりだ。
②副菜のミスマッチ
カレーライスには、たいがい野菜サラダが副菜として登場する。今回は、野菜は野菜でも、焼き豚のトッピング付き肉野菜炒めとの組み合わせなのだ。
③添え物のミスマッチ
カレーライスの添え物は、福神漬け、らっきょう、チャツネと相場が決まっている。今回は、場違いの刻みミョウガと摺り下ろした生姜。
ここでミスマッチも頂点に達した感がある。
ところが意外や意外! これがマッチするのだ。
★うどんとの組み合わせは、全く不思議ではない。カレー料理と米飯の組み合わせは、米の収穫される土地特有のものだからだ。
カレー料理の発祥の地・インドでも、米の穫れるバングラディシュ(旧・インドのベンガル州)では米飯との組み合わせが通常だが、米が収穫されず小麦が主な主食である地域では、当然小麦粉を使用したインドパンやヌードルなどとの組み合わせが定番だ。
当時ベンガル州は英国の支配下にあり、米飯との組み合わせが英国を経由して、明治時代の日本にもたらされたという経緯がある。もともと米飯を好んだ我が国で、米飯との結びつきが決定的になったことは言うまでもない。
★野菜炒めも、サラダを炒めたと思えばよい(思えないッ!?)。生か炒めたかだけの差に過ぎない。
★生姜だって、カレーは元もと各種スパイスの混ぜたもの。ここに生姜(ジンジャー)というスパイスが入ったとて、なんらミスマッチは起きない。むしろアッサリ・サッパリした風味と食感が楽しめる。
以上、強弁之務めたが、実は失敗作でした……
06.06.19