東海林さだお 大好き2
『東海林さだおのフルコース』という本に「簡単チャーシューの作り方」という一文が載っている。《これくらい簡単に出来て、これくらい旨いチャーシューはない》という触れ込みだ。
実際、小生は数年前にこの一文を読んで以来、この方法でチャーシューを作ってきた。嘘じゃない、本当に簡単で旨いのだ。多くの人々からご好評を得ている。
ショージ君によれば、東京の有名ラーメン店の8割は、この作り方で作ったチャーシューを使用しているとのこと。テレビに出てきた“俗に有名店と言われている処のコック”が「当店秘蔵のタレで調味したチャーシューです」なんてえのは大嘘で、大概この作り方だそうだ。
興味のあるお方は、この一文を読んで貰いたいが、ナニ、読まなくても出来る。実に簡単なんだから・・。ご紹介しましょう。
● 「簡単チャーシューの作り方」
A:用意する物
1.豚肉の塊(何百グラムでもよい)②醤油 適量
B:調 理 法
1.鍋に豚肉の塊がかぶるくらいの水を入れて火にかける(強火)
2.沸騰してきたら、中火若しくは弱火に落とし、アクを丹念に取り除く
3.後は、中火か弱火で30分前後煮る
4.塊に串を刺して、赤い肉汁が出なければ完了。(この場合、透明の液体が出る)
5.熱い塊を生醤油に直ぐ漬ける。チャーシューの塩味は、漬ける時間で調整する。通常は20分前後。
C:ポイント
1.強火で煮ないこと
2.塩味を診るときは、肉塊の真ん中を切って、味見すること。端は塩味が付きすぎているから、駄目。
3.醤油に余計な物は一切入れないこと・・不味くなること必定。入れたくなるのが人情だが、そこをグッと堪えること。
4.漬けた後の醤油は、煮物などに使えるから、無駄にはならない。
5.醤油につける際は、ビニールの袋を使うと、醤油が少なくて済む。