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小岩は奮戦中

2005-05-25 16:37:46 | 褻(け)・日常生活
小岩は奮戦中

 横綱「栃錦」の銅像(2001年6月)。

 当駅のコンコースには、雲竜型の土俵入りを行う、往年の名横綱「栃錦」(後の日本相撲協会・春日野理事長)の銅像があり、格好の待合せ場所になっている。
なぜ当駅に栃錦の銅像があるのか?実は、栃錦は小岩の出身であり、小岩をこよなく愛していたという。


 小岩の街には、かねてから興味を持っていた。そこで午後フラリと出掛けてみた。

 JR小岩駅南は、目下奮戦中である。なにと? 土着の古い商人と新しい商人(資本)が、激しく生存競争を繰り広げている。小一時間も街をブラつけば、すぐ判る。

 銭湯も潰れている。シャッターを降ろしている商店が多いのは、小岩に限ったことではない。通常、寂れた商店街というものは、軒並みシャッターを降ろしている。
が、小岩はそうではない。繁盛している店は繁盛している。そこが違う。テナント募集の張り紙が多く目に付く。生存競争の厳しさを現している。弱肉強食の世界だ。

 ただ小岩は観光資源を持たない。浅草のような観音様もなければ、門もない。ここが辛いところだ。必死になって、‘街興し’を目論んでいるのは判るが、少々空回りをしているきらいもある。

 明治維新の近代化まで持ち出す必要はないが、少なくとも、経済の高度成長期に大きく遅れをとり、そして今、目玉となる資源を持たないまま、新しい巨大資本と戦うことを運命づけられている。




 南口地域の構造も問題だ。駅の南口から、南方向へ放射線状に道が走っている。なんと6本も。駅南口を背にして左から「地蔵通り(線路沿い)」、「地蔵通り」(この二つの「地蔵通り」に挟まれて店がある)、「サンロード」、「昭和通り商店街」、「フラワーロード」、そして「名称のない名無しの権兵衛通り」の6道路だ。
 この6本の道路を横に繋ぐ細い無数の路地が迷路のようだ。とても余所(よそ)者には判らない。これも、南小岩の商店街の発展を阻害しているのかもしれない。



 でも小岩の街の人びとは、狭い舗道をすれ違うときなど、必ず「ゴメンナサイ」とか「アリガト」と言葉を交わし合っている。やさしい人びとが住むやさしい街なのだ。

ホラ、よくいうだろ♪恋は(小岩)やさし~ 野辺の花よ~ッテ…曲が聴ける

 そして南小岩散策で疲れたので、喫茶店に入ってコーヒーを頼んだ。出てきたコーヒーを一口飲んで、思わず『濃いわ(小岩)~!』と叫んだのである(← くどいっ!)。

平成17年5月22日

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