お世辞警察

お世辞警察



　商売人は、たとえ誠意の欠片（かけら）など一片もなくても、「毎度有り難うございます」と一応愛想を云います。口先だけでも、喜んで見せます。
それに引き替え、お巡りさんは幾ら交通違反の罰金を払っても、お礼の言葉一つ云いません。

民主国家の警察として、この態度は如何なものでしょうか？　たとえ違反をしているとはいえ、こちらは大切なお宝を払っているお客様なのです。交通違反金は、国庫へ入りますが、その多くは道路整備や交通標識の設置等に使われていると聞いています。

盆暮れの挨拶までは要求しません。でも罰金を払ったら、「毎度ありがとうございます」と、ニッコリ微笑んで頭を下げるくらいは、人の道だと思います。

平成17年4月25日　　YBB