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ゑびす・大黒(七福神)と尾張万歳
写真㊤:尾張万歳保存会
(写真右上:葛飾柴又のゑびす家 写真左上:市川八幡の大黒屋)
ゑびす・大黒は、七福神の中でも代表的な存在だ。
葛飾柴又に「ゑびす家」という250年も営業をしている料亭がある。外回りや庭も大層立派に見える。チョイト近寄りがたい。ところが、ここの出店が帝釈天の参道にあるらしく、小耳に挟んだところによれば、極めて庶民的な店らしい。
市川の八幡には、永井荷風が亡くなる前日まで飯を喰っていた「大黒家」という店がある。詳しくは知らないが、こちらも至極庶民的らしい。
「ゑびす」といい「大黒」といい、昔から庶民の信仰の対象だ。ひとつ、キドラネエでやってモレエテエものだ。ねえ? ゑびす様、大黒様?
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◆ところで、「ゑびす」「大黒」といえば…
尾張万歳を思い出す。
御存知だと思うのですが、通常は太夫と才蔵の二人が門付け芸を披露する。
しかし正月だけ披露する「七福神」を演るときは、才蔵が六人であり、太夫を含めると七福神になる。 勿論才蔵のうちの一人は女性が演じる。これが弁財天だ。
七人が「アハ、ウフ、エヘ、オホ(笑い声)」という掛け声とともに盛大に目出度たさを言祝ぐ。なかでも紅一点の弁天様は皆から特別にチヤホヤされる。
そこで、布袋だか…福禄寿だか忘れたが、弁天に嫉妬する。仮に布袋だとすると・・・
全員が揃って、「♪すると布袋が悋気して~、弁天だけを何故褒める~♪・・・」と面白い節と調子で大合唱する。
幼少の頃の正月の原風景だ。 楽しく面白かった印象が強く残っており、懐かしく思い出される。だが今ではもう見られなってしまった。
どなたか、もっと正確に記憶している方は、いませんかね? 誰が嫉妬したのか、ご存知の方はいませんかねえ?
06.07.27