ニセコのダチョウ牧場(第2有島だちょう牧場)

ダチョウの孵化から解体まで行い、命を頂く事、牧場を営む事で得た、学びや気づきを記録しています。

ミニチュアホースのうららちゃんとの攻防

2019年12月25日 | 日記
ミニチュアホースのうららちゃんにとって、精神的、肉体的に狭いスペースに入っていることはよくありません。
あまり出さない期間が長引くと、散歩をするために外に出るだけでも興奮してしまい、蹴られかねず、危ないです。
運動不足によって、消化器官が弱くなり、便秘で苦しむ危険があります。
広い場所でストレスなく、運動させてあげたいので、最近は牧場内の少し開けた場所で手綱を外してあげます。
一緒に走っていたことも有りましたが、私もうららも冬は転んでしまうことがあるので今年はやめました。
うららちゃんは私と走ると、私のことを気にして走る為か、かなり豪快に転んでしまいます。
運動不足を解消させようとして、怪我をさせては本末転倒です。

開けた場所でうららちゃんを放すと、興奮して走り回ります。
私を突破して逃げだそうと、毎回突撃してきます。
彼女はかなりの勢いなので、間違いなく初めて見る人は避けてしまうと思います。
私は彼女が実は臆病で、決してぶつかってこないと感じるので腰を据えて構えます。
チキンレースです。
大体2メートル位手前で急に方向転換します。
そうやって時々攻防をしながら、彼女が運動しているのを見守っていると彼女も落ち着いてくるので、手を差し伸べて話しかけながら近づきます。
最初は逃げますが、少しづつ、焦らず近寄ります。
彼女は私の反応をとてもよく見ています。少しでも無理矢理なことをしてしまうと捕まえさせてくれません。
出来るだけ穏やかに、「楽しかったかい、何もしないなら帰ろう」などと話していると捕まえさせてくれます。
言葉の意味は分からなくても、言葉にこもった感情は読み取れます。
「今日も一杯走ったねぇ」と話しかけながら帰路につくのですが、ぐいぐい引っ張ったり、幅寄せしたりとまだまだ元気です。
調教された馬とは違うのでだいぶクセがあり、一般的な馬との関係性とは違いますが、私は今の関係が好きですね。

大体小屋に入ると、さっきまでグイグイ引っ張って幅寄せしていたくせに目をキラキラさせて、手や頭をはむはむしてくるのですから、ずるいですねぇ。
私はうららちゃんのその目に弱いので、少しだけエサをあげて「またね」といって帰ります。
エサに夢中で私のことは見ていないのですけどねぇ笑

ちなみに、私の手袋にはいつもぬかやおからがくっついているのですが、うららちゃんが丁寧に舐めるので綺麗?になります。
皆さんも機会が有れば是非、美味しそうな手袋をはめて、会いに来てあげて下さいね。


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