ニセコのダチョウ牧場(第2有島だちょう牧場)

ダチョウの孵化から解体まで行い、命を頂く事、牧場を営む事で得た、学びや気づきを記録しています。

子どもたちへ

2020年10月21日 | 日記
ダチョウ産業のことやアニマルウェルフェア、SDGs等、いっぱい伝えたいことを君たちに話したけど、一番伝えたい事は生きているって奇跡なんだよって事。

どれだけ君たちが大切に育てられて来たのか、どれだけ愛されてきたのか、どれだけの命の上で生かされているのか。

それが分かれば、きっとむやみに命を粗末にしたり、誰かを傷つけたりしないと思うんだ。

まだまだちゃんと伝えられていない事ばかりで、私もまだまだ未熟だなぁと思う毎日だけど、君たちのまっすぐな目を見て、目を背けないでいられるように頑張るつもりだよ。
そしていつか来る君に何か面白い事をまた伝えるよ。
だから、大きくなって立派になった姿をまた見せて欲しい。
もちろん立派になんかならないで、逃げて、なんとか生き延びてきたとしても、会えたら私はすごく嬉しい。

実はだちょうさんは逃げることに特化したから現代まで生き残って、次代に遺伝子を繋げてきた動物で、僕らホモ・サピエンスが誕生するずっと前から、すごいたくさんの動物が絶滅していった中でも生き残ったんだよ。
君たちが色んなことから逃げて、生き延びてきても恥じることなんて少しもなくて、素晴らしい未来に繋がる可能性が有るんだよ。
君たちにまた会って、君たちの持つ可能性をまた見せてくれれば、私はたくさん元気がもらえるだろうし、また頑張れると思う。
だからまた会いに来てね。
だちょうさんと首を長くして待ってるよ。











コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生きねばならぬ | トップ | 学生さんに伝えているダチョウ産業のこと... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿