ニセコのダチョウ牧場(第2有島だちょう牧場)

ダチョウの孵化から解体まで行い、命を頂く事、牧場を営む事で得た、学びや気づきを記録しています。

死に行くダチョウの傍らで

2015年02月24日 | だちょうさん
ここ数日、暖かい日が続いていましたが今日はニセコ町の冬らしい、しんしんと降る雪景色です。多くの動物達は天気に左右などされず、元気一杯な様子で草を食べています。そんななか、ダチョウ小屋の片隅に立てなくなってしまったダチョウがいます。ここ数日で衰弱が進み、今朝は餌を食べることもできません。肩で息をしており、苦しそうです。雌のダチョウで、オーストラリアから雛の頃、北海道に渡って来たそうで、縁が有ってニセコに来ました。この土地で幾度かの冬を越えて来ましたが、残念です。彼女の近くから動きたがらない雌のダチョウが一羽、彼女の傍らで座り込んでいます。1羽だけで隔離したかったですが仕方がないので一緒に入れています。少し寂しくないでしょう。お湯を張ったトレイを運び、死に行くダチョウの傍らに置いておきます。自己満足ですが、出来ることはもう何も無いのでそれくらいはさせてもらいましょう。彼女は頑張りましたから。
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