16日 新穂高→笠ヶ岳
17日 笠ヶ岳→槍ヶ岳
18日 槍ヶ岳→南岳→新穂高
3日間共に、レインウェアを着るはめに。
午前中は晴れてても、午後には雨。本当に山の天気は変わりやすい。
笠から西鎌尾根を歩いて槍へ向かうルートは今回初めて。
笠ヶ岳小屋の雪渓の水は冷たくておいしかった。
槍は人が多い。夏山の槍には二度と来るまいと思う。
3日目の滝谷の増水には驚いた。私が渡った直後に増水が顕著になり、しばらくして濁流になった。
槍平からの登山者は対岸で雷雨の中、待つはめに。
雨に降られたものの、朝には360°眺望でき、まずまずの山行だった。
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15日早朝
交通情報によれば渋滞なし。
しかし、6時半頃には赤い色が。
やばいと思い、7時前に家を出た。
いまだ、京滋は通行止め。
早く出たものの、京都付近で渋滞20km。でも出発が遅ければ更に深刻だっただろう。
渋滞。高速料金返せ~
新穂高温泉に着いたのは、13時過ぎ。深山荘P奥の登山者用無料Pは既にほぼ埋まってる。
一番奥の、比較的広めのスペースに駐車。
明日朝までここで過ごす。同族が少なからずいる。考えることは同じだ。
風呂と夕食は歩いて10分の中崎山荘で済ます。風呂では下りて来た人が山の話をしている。
明日からの山行に心がはやる。着いたらもちろん
夕食はカレーだ
夜は涼しく、寒いくらい。金沢のインハイ車中泊とは違う。
16日朝、外は雨。しかし、空には雲の隙間に青空が見える。晴れるのか?
5時頃に駐車場を出発。バスターミナルでトイレを済ませ、笠に向けてさぁ。
笠新道はきつい
ストックを使えば楽なんだろうが、使いたくない。ストックは非常用。
運動不足がたたり、途中めまいがしだした。
曇りで、雨も降ったおかげで何とか稜線までたどり着けた。晴れだったらもったかどうか。
稜線に出ると、吹き上げてくる風が心地よい。笠方面
双六方面
1時間ほど稜線を歩いて笠ヶ岳山荘に到着。
とりあえず、生をと思ったが、ここには缶ビールしかない。800円也。
笠ヶ岳山荘
800円
笠ヶ岳
あまり冷えてなかったけど、ロングを飲んでから笠ヶ岳まで登った。
周りはガスで真っ白。
少し佇んで、山荘に戻りもう一本缶ビールを飲む。冷えてない。
さすがに空腹時に2本を飲むと、気分が悪くなってきた。
山荘にあった、油圧ショベル。コマツ製。アバンセだって。約20年前?avance
昼寝をして酔いを醒まし、飯を食って寝た。
ドライフーズは、まずい。次回は、自分でなんかつくろう。
ここは水が無料。テン場には雪渓の豊富な水量の水場があった。冷たくておいしかった。豊富な水量
17日朝、3時起床。
早く起きたものの、テントを撤収してテン場を出発したのは、5時頃だった。
今日は槍まで10時間歩く予定。順調に歩いて15時着。
西鎌尾根は隠れるところがないので、雷雨にでもなればやばい。
まずは双六小屋までの5時間。
最初は順調にとばす。槍
笠新道の分岐
笠ヶ岳
でも弓折乗越手前でペースダウン。あと1時間で双六小屋なのに、ガス欠だ。めまいもしだす。
1ヶ月前にあった雪渓は見事になくなっていた。1ヶ月前、ここには雪渓があった。
羊羹を食べ、体力を気持ち快復。
1ヶ月前、小屋の手前にあった雪渓はない。
双六小屋に10時過ぎに到着。
小屋に入ると、1ヶ月前にも会ったお姉さんがいた。ずっとここに泊まってるのだろうか?
いちいち下りるのは面倒だし。また上がってくるのはしんどいし。
たまらずカレーを注文。そしてPIECH缶。
槍方面から下ってくる人はいるが、登っていく人はいない。
疲労困ぱい。先に進むか迷っているところ。
実際、18日の13時頃に落雷で亡くなってる。小屋人の制止を無視して穂先に登ろうとしたみたいだ。
どうするか迷うが出発した。
双六小屋
30分程歩いて、暑くて引き返そうとも思ったが、帽子の後ろにタオルを垂らすと少し楽になって、なにか元気がわいてくる。
続行だぁ。
千丈乗越までの間に、スリル感を味わえる箇所があったけど、その先はただ長いガレ場をひたすら登るだけ。あと1.4km?1.4時間?
乗越を過ぎるころに、雨が激しくなり雷鳴も轟きだした。
早く着きたい思いはあるが、脚が動かない。
小屋が見えてるのになかなか届かない。
着いたのは、16時頃だろうか。ここはクボタ。ここまでサービスが来るのだろうか?
穂先
生でお疲れ^^1000円。
人が多い。
テント場はまだ空いていた。
しかし、隣と近接してて騒がしい。また、フライのアンカー(石)を私のスペースに置いてる。
こいつらっと思いながら、なんとか設営できたのでがまんする。
こいつら先生と生徒みたい。教育者なら最低限のルールを守れ
夜も遅くまで、別の学生グループがうるさい。
二度と夏の槍には来るまいと思う。雷雨を耐える。風がなくてよかった。
18日3時起床
周りのグループは、さっさと撤収して出発していった。
どこへ行くのだろう。
学生グループは「今日は歩くよ」と言ってた。
どうでもいいけど、女子がいるんだし、気をつけて
5時過ぎに出発。朝の穂先
中岳ピークの眺望
雷鳥
南岳小屋
ここで飲んでいいのか。でも我慢できない。
南岳を経て新穂高に下りた。
南岳小屋からは、大キレットに向かう人が数人いる。
18年前には、私も歩いた。
テントを担いでは、今の体力では無理
でも、鍛えて再度歩いてみたい
南岳新道は、スリル感あり。
槍平小屋が見える。
物資を空輸するヘリ。
前日の雨のせいで、高度を下げるに従いドロドロ。
おかげで、登ってくる女子を避けようとして、滑り落ちてしまった。そして思いっきり尻をうち、藪の中へ
女子の目の前で恥ずかしい。よく、巻き込まないでよかった。
骨は折れてないようだ。
ようやく槍平小屋。南岳小屋に続き2本目の缶ビール。
雨がポツポツ降り出した。
長居せず、出発。
しばらくして本格的に降り出した。雷雨だ。
滝谷の水が増水してるように感じたので、
渡れる内に渡ろうと、急いで渡って、滝谷避難小屋で避難する。
すると、みるみる内に増水。そして濁流に変わった。
しばらく通行止めだ
小屋は登ってくる人で満員状態。
雷雨がおさまったので小屋を出発。
途中、沢の増水で立ち往生したが、流木を渡して皆さん渡る。
もし、落下して怪我したら、誰の責任になるのだろうとふと思う。
穂高平小屋まできたら、あとひといき。
ロープウェイの駅が見えてきて、ようやく長かった山歩き終了。
駐車場から車をあげてきて、中崎山荘で風呂と食事。
お疲れさん。もちろんフリー
お疲れさん
限定らしい
そして高山ラーメン
家に着いたのは、翌日の1時半頃。
国体バスケの近畿ブロック予選を見逃したのが残念。
尻が痛い。あとでわかったことだが、この痛みはしばらく消えないらしい。
車のシートに座るだけで、吐き気がするほどの痛み。
しばらく、休養。
そして、今度は秋山に登ろう!
人も少なくなるだろうし。