おうえんの森スタッフブログ

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ロサンゼルスでスペースシャトルに出会う

2023年05月18日 | 旅行

  

 米国ロサンゼルス(LA)と言えば、ハリウッドやビバリーヒルズ、ディズニーランドやユニバーサルスタジオ、そしてMLBエンジェルス(大谷翔平)やNBAレイカーズ(八村塁)で有名です。がしかし、このブログでは、日本人に馴染みの薄いLAの隠れた観光スポットを一つご紹介します。
 それは、LAのダウンタウン、エクスポジション公園の中にある科学博物館「カリフォルニア・サイエンス・センター」です。1951年に設立され1998年にリニューアルされ現在名となりました。とにかく市民も観光客も誰でも無料で入ることができ、様々な科学系の展示を見たり、実験をしてみたりすることができ、子供から大人まで家族でゆっくり楽しめます。2021年は約100万人が訪れています。

 その中でおススメは、2012年より館内に展示されている、スペースシャトル「エンデバー」(Endeavour)です(写真参照。撮影は2023年3月)。
 エンデバーは、NASAが運用していた5機のスペースシャトルの1機で、1992年に初飛行を行い25回のミッションに参加し、地球周回軌道上での科学実験や国際宇宙ステーション(ISS)の建設作業などに使用されました。2011年6月に最後のミッションを終えています。エンデバーには、1992年9月に日本人初の宇宙飛行士である毛利衛さんが乗り込んだことでも知られています。

 記憶から消えることのない事故がありました。5機のスペースシャトルの内、コロンビア(Columbia)は大気圏再突入時に、そしてチャレンジャー(Challenger)は打ち上げからわずか73秒後に爆発事故でいずれも乗組員全員が死亡しています。
 そんな悲劇を背負うスペースシャトル計画ですが、本物の、実物のエンデバーが、サイエンス・センターに無料で展示されています。間近で見る機体の表面はボロボロでつぎはぎが目立ちます。よくぞ過酷な宇宙飛行に25回も耐えたな、頑張ったな・・・見ていると涙が出てくる。

 館内ではスペースシャトル計画の歴史も展示されている。米国では新たに月を目指す「アルテミス計画」がスタートしており、子供達にはエンデバーは宇宙への夢を抱かせる凛とした堂々とした機体に見えているのだろうと思う。

 エクスポジション公園には、サイエンス・センターの他にも複数の博物館等があるが、スポーツファンには1932年と1984年に開かれたオリンピックのメイン会場に2度もなった「ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム」が健在です。現在は主に、キャンパスが隣接するカレッジフットボールのUSCトロージャンズ(南カリフォルニア大学)とNFLロサンゼルス・ラムズの本拠地として使われています。そのすぐ隣には、2014年に創設されたプロサッカーチーム、ロサンゼルスFCの本拠地「バンク・オブ・カリフォルニア・スタジアム」があります。どちらも試合の日には、多くのファンがエクスポジション公園を埋め尽くすといいます。

 LAで時間を作って、ぜひ訪れてみてください。

以上


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