身体の方も喜ばないと概念は精神の内奥に染み込まない。
井筒俊彦『スーフィズムと老荘思想』(仁子寿晴訳、上下、慶應義塾大学出版会、2019年)は、本当にスゴイ本だ。翻訳不可能というべき本を訳してしまった仁子寿晴さんの神ワザに驚嘆してしまう。彼でなければできるはずがない。徹底的根性が続くのは慈愛の息吹によるのでなければ無理。読むべし。
— 山内志朗 (@yamauchishiro) February 19, 2021
午後9:55 · 2021年2月21日
昔の哲学者もカントはラテン語で考え、ライプニッツはフランス語で考えていた。西田幾多郎は仏典漢文でかんがえていたはずだし、私も概念を理解する場合はラテン語を使用する。その方が楽だからだ。日本語で分析すると、ラーメンをスプーンで食べるような感じになる。
— 山内志朗 (@yamauchishiro) February 21, 2021
午後9:55 · 2021年2月21日
井筒俊彦さんは漢文とアラビア語がベースだったのだろうと思う。日本語は哲学に向いていない言語なのである。日本哲学が難しいというのではなく、東洋哲学(セム系哲学、中国哲学)は日本語になりそうだが、西洋哲学は日本語になると、なんか「実体変化」を起こすような感じだ。
— 山内志朗 (@yamauchishiro) February 21, 2021
高校生からの哲学雑誌『哲楽』|山内志朗『感じるスコラ哲学:存在と神を味わった中世』2016年10月6日 哲楽編集人・田中さをり
→https://philosophy-zoo.com/archives/6028
午前8:45 · 2021年2月23日
漢文の素読で鍛えられた漢語による概念構成と構造、そこに西洋哲学が植え込まれ、開花したのが明治の思想だ。福沢諭吉はその典型的な一人である。昭和は漢文の素読を失い、概念構成力が弱まった。漢文素読を復活せよというのではない。概念の構成力の訓練の場が必要なのだ。
— 山内志朗 (@yamauchishiro) February 22, 2021
*このことは、私もそう思っている。少し詳しく、①中文を素読できる語学力、中文の文脈から漢文(返り点などの付加)への変換、③語句の日本語訳の漢語。④公用文がこの漢語だったこと。公用文が読み下し文になって漢文が文学に残った。なので概念や論理が共通のものでなくなった。
午前8:48 · 2021年2月23日
英語による分厚いアンソロジーでもよい。日本の哲学は精読を重んじ、概念構成の訓練の場を軽視してきた。中世スコラもイエズス会も、現代の欧米でもかなりの頁の予習を重視するのは概念の訓練としてよい。日本の大学教育にも多読の契機をもっといれないっといけない。
— 山内志朗 (@yamauchishiro) February 22, 2021
午前8:51 · 2021年2月23日
素読や音読ということを戦後教育は打ち捨ててきた。概念の浸透とハビトゥス化には時間も関わるし、身体の方も喜ばないと概念は精神の内奥に染み込まない。内奥に浸透し受肉した概念は死ぬまで発想の源泉となっていつもいつも多くのものを送り届けてくれる。
— 山内志朗 (@yamauchishiro) February 22, 2021
午前10:31 · 2021年2月23日
分担して哲学テキストを紹介するオムニバスではなく、一人の人が「哲学書百選」を書き上げる必要があります。一貫したモチーフで書かれていないと内容紹介だけでは、勉強法の紹介としては足りないでしょうね。
— 山内志朗 (@yamauchishiro) February 23, 2021
午前10:29 · 2021年2月23日
外国のことはともかく、現代の日本、令和日本においての哲学の勉強法の標準モデルを作る必要があります。哲学カフェだけですと、訓練の場面、共通の土俵となるような基本的リテラシーが育たないかもしれません。新しい古典の選び方が必要でしょうね。
— 山内志朗 (@yamauchishiro) February 23, 2021
午後11:28 · 2021年2月23日
ラテン語の素読でも、西田幾多郎の素読・音読でもいいんです。
— 山内志朗 (@yamauchishiro) February 23, 2021
抜けがあるかもしれないし、見当違いがあるかもです。
*カテゴリを変更するかも、です。
by龍隆2021.3.1
↓
高校生からの哲学雑誌『哲楽』|山内志朗『感じるスコラ哲学:存在と神を味わった中世』2016年10月6日 哲楽編集人・田中さをり
→https://philosophy-zoo.com/archives/6028
山内志朗|感じるスコラ哲学_存在と神を味わった中世』
(増補改題|普遍論争_ 近代の源流としての/平凡社ライブラリー2008 //滋賀・湖南 )
シリーズ・哲学のエッセンス|ライプニッツ_なぜ私は世界にひとりしかいないのか/日本放送出版協会2003 近江/長浜/滋賀ほか
感じるスコラ哲学_存在と神を味わった中世/慶應義塾大学出版会2016.5 /長浜/滋賀ほか
湯殿山の哲学_修験と花と存在と/ぷねうま舎2017.7 /長浜/滋賀・野洲
おはら野のブログ|2021.3.1まとめ【山内志朗|おもな本: おもなサイト:
→https://blog.goo.ne.jp/owarano51/e/fd895f98c5c361ed61a8c57185cc95c0
**概念の浸透とハビトゥス化には時間も関わるし、身体の方も喜ばないと概念は精神の内奥に染み込まない。
午後2:05 · 2021年3月1日
ハビトゥス(羅: habitus - 英: habit - 日: 習慣、習癖)↑カタカナ英語で語るときは原語を一緒に言ってよ。英語のハビットhabitくらいなら習慣や癖だって覚えてる(高校英語な)。習慣や癖に刷り込まれたもの、知らずに覚えた習癖。いちいち捏ね回してややこしくするな。
— たつ たかし龍 隆-おはら野 (@owarano1951) March 1, 2021
**ハビトゥス(羅: habitus - 英: habit - 日: 習慣、習癖)
↑
カタカナ英語で語るときは原語を一緒に言ってよ。英語のハビットhabitくらいなら習慣や癖だって覚えてる(高校英語な)。習慣や癖に刷り込まれたもの、知らずに覚えた習癖。いちいち捏ね回してややこしくするな。
池田光穂|池田光穂 TOPページのURLアドレス
→http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/ikeda-jx.htm
ハビトゥス論
→http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/040430Su02NS.html
**差し迫った階級闘争や、労働組合運動、反戦闘争から距離を置いて眺めたい。マルクスから離れたい、という日本のリベラリストからすれば『ディスタンクシオンLa distinction_Critique sociale du jugement)字幕付きの社会的批評の判決 /ブルデュー1979(英訳1984)和訳1990に飛びつきたくなるのだろう。
ディスタンクシオン 1_社会的判断力批判/ピエール・ブルデュー著・石井洋二郎訳/藤原書店1990 //滋賀・日野
ディスタンクシオン 2_社会的判断力批判/ピエール・ブルデュー著・石井洋二郎訳/藤原書店1990 //滋賀・日野
(普及版|同 1,2/藤原書店202011 //彦根
藤原書店:紹介(ブルデュー『ディスタンクシオン』講義/石井洋二郎/藤原書店2020.11:
なぜ『ディスタンクシオン』のように難解で高価な書物が、これほどのロングセラーになっているのか/石井洋二郎
→https://allreviews.jp/review/5295
100分de名著|ブルデュー『ディスタンクシオン』_「私」の根拠を開示する/岸政彦 /NHKテキスト2020.11
honto:紹介 https://honto.jp/netstore/pd-book_30577678.html
拾い読み
プロデューサーAのおもわく
プロデューサーAのこぼれ話。_社会学は“あなたのせいじゃない”と言い続ける学問
→https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/104_distinction/index.html
**書きかけです。人の話の断片を取り上げて観ても詮無いのでブルデューのために別のページを用意するつもりです、そちらのほうで。
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紹介:関連するおはら野のブログ記事名orURL
2021.3.1まとめ【山内志朗|おもな本: おもなサイト:
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《滋賀県立図書館横断検索》画面(どこかに在架あれば、最寄り図書館へ取り寄せできるサービス)
http://cross.shiga-pref-library.jp/dog/crs/
長浜市立図書館(長浜・びわ・浅井・虎姫・湖北・高月・余呉)の簡単検索
https://www.library.city.nagahama.shiga.jp/WebOpac/webopac/index.do?clear=1&target=adult
米原市立図書館(近江・山東)の簡単検索
新:https://www.lics-saas.nexs-service.jp/maibara/webopac/index.do?target=adult
旧~2020.7.14: https://www.library.city.maibara.lg.jp/WebOpac/webopac/index.do?clear=1&target=adult
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http://book.tsuhankensaku.com/hon/
** ここより下は本文記事ではありません(#ハッシュタグの表示を除いて) **