三月の上旬、生まれて初めて、熊野古道、馬越峠コースの散策をしました。
天気もよく、海山町から汽車で尾鷲駅へ(これも、初めての乗車)
一応地元民の私が先導したのですが、駅からたった10分間の間、峠の昇り口に行くまでに、商店街で一回、尾鷲神社の横で一回、と、地元の方に二回も道を聞いたので、
同行の友人たちは、かなり不安になったのではないかと思われます…。私も不安だった…。
登り始めると、日頃の運動不足がたたり、スグに息が上がってきました。
これは大変な処にきてしまった、というのが実感でした、が、
石畳の道は、手入れされているシダやヒノキに囲まれて、美しかったです。
ちょっと寄り道して、天倉山の頂上をめざすことに。
その急勾配ったら、もう、足を思いっきり開いて、よいしょ、よいしょ、のぼるのぼる。
ほとんど、ロッククライミングかと思いました。
引き返せるものなら引き返したい、と、何度も思いました。
しかし、目の前に巨大な岩石が見えて、どうやらあの岩の向うがが頂上のようです。
ひーひー、ふーふー、友人たちの、がんばれ、頂上は近い、の声に励まされ、なんとか登りきると…
尾鷲湾が眼下にぱーっと広がりました。
来てよかった。本当に、来てよかった。
なんて美しい…。
中部電力の塔が見えて、主婦の店の看板も見えたのですが、教会は見つけられませんでした、残念。
パノラマ写真もとりました。クリックしていただくと、ワイドに広がる尾鷲湾。
『尾鷲古道薬草弁当』の美味しかったこと。
もう一度行きたいかと言えば、微妙な感じです…。
体力さえもう少しつければ、あと三回くらいは登りたいかな
(文責・古智)