日本の囲碁の歴史に偉大な一歩が刻まれた。井山祐太棋聖が十段位を3勝1敗で奪取した。26歳の若さで、棋聖・名人・本因坊・
など七大タイトルを独占するという空前の快挙を成し遂げた。「うれしいが、さらに精進しなければならない」との発言には、
あくなき向上心がにじむ。囲碁を覚えたのは、5歳の時、テレビゲームを通じてだったという。小学生の時からプロを目指し、
遠方にすむ師匠からインターネット対局で指導を受けるなど、現代的な修行も経験している。2009年、最年少の20歳で名人に
就いたほか、13年には六冠を獲得し、「史上初」の記録を次々と塗り替えた。昨年七月から先週の十段戦第3局で敗れるまで、
タイトル戦で18連勝し、第一人者として不動の地位を築いている。井山棋聖の七冠達成で、推定310万人と言われる日本の
囲碁人口の拡大も期待される。黒と白の石で陣地取りを単純なルールながら、古今、数々の名勝負が生み出されてきた。
その魅力を次世代に伝えたい。
など七大タイトルを独占するという空前の快挙を成し遂げた。「うれしいが、さらに精進しなければならない」との発言には、
あくなき向上心がにじむ。囲碁を覚えたのは、5歳の時、テレビゲームを通じてだったという。小学生の時からプロを目指し、
遠方にすむ師匠からインターネット対局で指導を受けるなど、現代的な修行も経験している。2009年、最年少の20歳で名人に
就いたほか、13年には六冠を獲得し、「史上初」の記録を次々と塗り替えた。昨年七月から先週の十段戦第3局で敗れるまで、
タイトル戦で18連勝し、第一人者として不動の地位を築いている。井山棋聖の七冠達成で、推定310万人と言われる日本の
囲碁人口の拡大も期待される。黒と白の石で陣地取りを単純なルールながら、古今、数々の名勝負が生み出されてきた。
その魅力を次世代に伝えたい。