浮雲亭とんぼの全国B級グルメ紀行

B級グルメをこよなく愛する旅芸人のニッポン全国食べ歩き日記。

【南木曽町】 ★ 妻籠宿にて 「大吉」 

2007-11-15 21:47:33 | 長野県


「全国ひとりでも泊まれる民宿ガイド」を見て予約を入れた妻籠宿の大吉
テレビに取り上げられることも多いようで、大広間には、音羽信子、大谷直子、土田早苗、三ツ木清隆
水谷豊に根本りつ子、最近ではウド鈴木など、この宿を訪れた人たちの写真が飾られている。



夕食は馬刺し、川魚の甘露煮、キノコ鍋、信州蕎麦など、地のものが中心。
他の宿泊客とお膳を並べるうち、自然と旅の話に華が咲く。
今夜は常連のグル-プが1組と私を含めて1人旅が3人。
普通、初対面の者同士が 打ち解けて話をすることなど中々ないと思うのだが、そこは女将の力量。
うまいこと間を取り持って、気がついたら料理を全部食べ終わってからも暫く話し込んでしまった。
旅にはこんな思いがけない出会いもあるので止められない。
料金は1泊2食、ビール大瓶1本付けて10080円。
部屋もきれいだし、設備も充実。
ゆっくり寛げました。
“泊まってみて初めて良さがわかる”妻籠の大吉はそんな宿です。

【中津川市】 ★ 売り切れ御免 「恵盛庵」

2007-11-14 20:01:48 | 岐阜県


馬籠宿で昼食をと思い、古い町並みに目をやりながらお店を探すが
定食類が1500円、あとは五平餅、せんべい、甘味などどれもパッとしない。
結局、外観に魅かれ 坂の頂上にある手打ち蕎麦の“恵盛庵”に入る。
どうです。なかなか良い風情でしょ。
店内には「一人で作っているので、混雑時には長くお待たせする事があります。
お急ぎの方はご遠慮ください。」という張り紙が。
いいですよ。時間は売るほどありますから・・・。
因みにそば粉は石うすで自家製粉しているらしい。

注文したのは ざるそば(950円)
思いのほか早く出てきた。



「なんか少ないなあ」と思ったら2段重ねになってるのね。
撮影のために2つ並べた後、再び重ねて食べ始めます。
私は“蕎麦っ喰い”ではないので難しいことはわかりませんが、歯ごたえがあって美味い。
田舎そばらしく太さが1本1本違うところもまた良し。
1枚食べ終わって、ざるを持ち上げるともう1枚出てきます。
当たり前ですが妙に嬉しい。
蕎麦湯まで頂くとそれなりの満足感が得られました。
食べ終わってお勘定を払い帰ろうとするとご主人が暖簾をしまいに出てきました。
如何にも蕎麦屋さんって感じのお爺さんです。
ああ、この人が打ってたのね。
作り手の顔が見えるというのはいいもんです。
今日は私のが最後の蕎麦だったらしい。
こんな日もあるんだ。
「ありがとうございました」
お婆さんの優しい笑顔に送られ馬籠宿を後にした。

【恵那市】 ★ みんな大好き!五平餅 「あまから」

2007-11-13 21:37:39 | 岐阜県


駅前の市営駐車場から徒歩1分、看板に従い路地を入ると、五平餅の老舗“あまから”がある。
格子戸を開け店内に入ると、タレの焦げた良い香りが鼻孔をくすぐる。
五平餅専門店なので迷う事はない。一人前(6本540円)を注文。
人の良さそうなお母さんが接客を 息子さんが焼き手を担当。
程なくして ご覧のような素晴らしい照りの五平餅 登場です。

私、正直ナメテました。
“名物に美味いもの無し”って言うし、ただ餅にタレ付けて焼いただけだろうって・・・
でもこのタレがなかなかのもので。
味噌のような醤油のような砂糖のような、クルミのアクセントもあり 思いの他 複雑で
こういうのを“伝統の味”って言うんだろうなぁと感心した次第です。
6本という数も丁度良くて、これ以上少ないと物足りないし、多いとクドイかな。

今、こうして改めて絵を見ると お新香とお茶が付いた3点セットは最強です。
日本人でこれ嫌いっていう人いるのかな?
もしいたら会ってみたいもんだ。

なんか平日の昼間っから、こんなん食べててすいません。
なにせ気楽な稼業なもんですから・・・

【垂井町】 ★ パンの概念 変わりました! 「グルマン垂井本店」

2007-11-12 21:32:23 | 岐阜県
昨日、岐阜に着いてからずっと雨です。
今日は午後、関ヶ原の施設を訪問するので、手前の垂井町で昼食。
寄ったのはグルマン垂井本店
普段は前日の売れ残り半額パンで充分満足している私が専門店に行くなど
ブログを書いていなければあり得ないことで・・・。

入店したのは午前11時。
雨の中、どこからともなくお客さんが次々やってきます。
外観同様、おしゃれな店内には 美味しそうなこだわりパンが所狭しと並べられています。
その中から“パン・オ・ショコラ”と“タイガーチーズボール”と“パリパリチーズ”を選び奥のカフェで頂く。
3つで410円、お値段もお手軽です。



どれも、“サクッ”“パリッ”“トロッ”って感じで美味い、美味い!
石窯で焼くとこうも違うんだ。

関ヶ原で仕事が終わって帰り道、また買っちゃいました。
くるみとレーズンがたっぷり入った“パン・オ・ルヴァン”



よせばいいのにあと2品追加したもんだから、流石に喰い過ぎ。
当分パンは いりません。

【浜松市】 ★ 寄り道してでも喰いたい 「浅草軒分店」

2007-11-11 20:21:35 | 静岡県


岐阜へ向かう道中、舞阪の浅草軒分店へ。
通常11時開店だが、日曜日のためか10時50分には暖簾がかかる。
注文はいつも通り“中華そば500円”と“餃子450円”
そばの具はチャーシュー、メンマ、ネギ、そして蒲鉾。
ご覧のとおり美しいフォルムです。
特別変わったところがあるわけじゃないけど、この普通がたまらなく良いのだ。
昔風の中華そばを食べたい方には絶対オススメ。

しかし今日は混んでいる。開店10分にして満席行列です。
私のテーブルも相席になり、向かいにカップルが座ったので、残念ながら餃子の画像はありません。
でも是非食べて頂きたい。
頬張れば口の中でパリッと音がします。
肉汁ジュワはないけど、焼きたては抜群に美味い。
小ぶりだけど10個で450円は何とも良心的。

浜松に行く用事があれば足を運ぶ価値は充分あります。
できれば開店直後に入店を。
混んでくると、そばが若干 茹で過ぎになる傾向があるので・・・。