建築業をしていた父の手は
ゴツゴツとしてザラザラした感触。
冬になると外仕事の冷たさの為
手の指はひび割れて
風呂上りにメンタームを指にぬっていた。
ツーンとメンタームの臭いが部屋中に広がった。
父と手を繋いだ記憶は殆どないが、
ゴツゴツとザラザラした父の手の感触は今でも覚えている。
平成21年12月14日(月)父永眠 享年79歳
最期に触った父の手は
もうザラザラでもガサガサでもなく
冬だというのにメンタームの臭いがプンプンしなくて・・・
固くてとっても冷たい綺麗な手でした。
この写真は、父の棺に入れてあげる写真を探していた時に見つけました。
多分、父と手を繋いで写っている たった1枚の写真です。
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