ほんわかとやわらかくて優しい春の陽だまりのような彼女は、
アタシの親友。
先日、彼女のお母さんが亡くなった。
私は、彼女のお母さんを一度だけ見たことがある。
彼女とアタシの次男が同級生で同じチームで野球をやっていた頃、
その子供達の野球の試合が、彼女の実家近くであって
その時に孫の試合の応援に彼女の両親が来られた。
お父さん、お母さん共に穏やかで優しそうな雰囲気だったのを覚えている。
離れた場所に二人腰かけ孫のプレーを目を細めて応援していた。
彼女は、こんな穏やかそうなご両親に育てられたんだなぁ。
彼女のほんわかやわらかい春の陽だまりのような雰囲気の原点は
あのお父さんとお母さんなんだなぁ。。と思った。
以前から彼女に入院中のお母さんの具合が良くないことは聞いていた。
今年のはじめ医師から命の期限を告げられていたけれど
その期限が過ぎても神様は彼女のお母さんに時間を与えた。
でも、その時間は突然終わってしまった。
とっても突然に。
彼女のお母さんが亡くなったというメールは、
多分もうお通夜も葬儀も全てすませた後だった。
清々しく澄み切った秋の日に彼女のお母さんは逝った。
いつもニコヤカな彼女
そんな彼女の泣き顔を思い浮かべた。
とっても悲しい気持ちになった。
こういう悲しみをはじめて知った。
きっと、彼女のことだから次に会った時には
何ら変わることのない ほんわかやわらかい笑顔なんだと思う。
だから、アタシもほんわかやわらかい笑顔で会おうと思う。