◆SORAの小さな写真館◆

アタシが切り取る小さな世界 アタシが見た一瞬
あの頃の未来 アタシの記憶の断片をキミに
          

#941 ノスタルジックな街並み 松本市

2013-05-26 23:48:37 | ◆穏◆


今日は、GW長野の旅より松本市の街並みを紹介します。









松本は、歴史のある城下町として、
北アルプスへの玄関口としても多くの方が訪れる観光地で
松本市といえば先日の記事で紹介した”国宝 松本城”が有名ですが
かつての城下町には明治から昭和の時代に建築された
蔵造りや、レトロな和洋折衷様式の建物が随所に残っていて
ノスタルジックな町並みが魅力的な土地です。







上土通り界隈にはレトロモダンな建物が多いです。

上土通り(あげつちどおり)の界隈には
明治から昭和初期に建てられた歴史を感じさせる洋館が並び
特に大正時代から昭和の戦前までは、
流行の先端を行くハイカラな町として繁栄したエリアで、
今もその名残を感じる建物が現存している為、魅力的な景観です。
  





酒屋の裏口もレトロな雰囲気が漂います。












↑写真のポスト懐かしくないですか?

今ではコンビニ内にポストというのが当り前になり
すっかり街から消えて少なくなってしまった赤い大きなポストですが、
この土地では、目にすることが多かったのも印象的です。
やっぱり私世代には懐かしい光景でした。


















ちなみに今回の旅は、
↑明治に創業のレトロな雰囲気漂う老舗ホテルで宿泊しました。

白壁の近代建築の洋館は、その歴史を感じさせつつも、モダンな雰囲気
館内は、客室ベットから椅子・卓子に至まで、
松本民芸家具で統一してありモダンな雰囲気

GW目前にギリギリで予約
予約が、もう一日遅れていたらアウトでした


こじんまりした洋館作りのホテルでしたが、
温泉もあり(大浴場)
館内を浴衣にスリッパで移動できました。
温泉のお湯は、
アルプスの雪解け水 深志の水と呼ばれる肌触りがよいお湯
平成の名水百選に選ばれた名水を利用しているそうです。












次は、和洋折衷の校舎が素敵な旧開智学校を紹介します。











松本城の北側に位置する旧開智学校校舎は、
明治9年に竣工した当時の小学校で、
文明開化が起こった当時の教育において重要な役割を果たし、
昭和38年までの約90年間校舎として使われていました。
この立派な建物は、日本で最も古い和洋折衷様式の建物の一つとして価値があり、
重要文化財にも指定されています。




凝った造りの校舎はレトロな外観も素敵ですが、
建物には細かい細工も施してあり、
本当に手間をかけて建築されたことと思います。

現在、建物は教育博物館として一般公開され、
建物内に入ることができます。

こちらも訪れた時間が遅かった為
建物内には入れませんでしたが、

建物内部の造りも見応えがあり、
展示物も建築資材に関する展示や、
明治から昭和にかけての教育関係資料が展示され、
興味深く見ることができるようです。

尚、開智学校は現在も市内の小学校として続いており、
旧開智学校に隣接して校舎がありました。









松本城周辺の市内中心部には、↑随所に湧水や井戸があります。
松本市は美ヶ原一帯にかけての2000m級の山々の山麓にあたり、
扇状地にもなっている為、清らかな伏流水が豊富に湧いています。

ビルや商店が建ち並ぶ街中の湧水地は、
都会のオアシスとも言える場所で、
散策の途中で乾いた喉を潤すのに嬉しいスポットです。

松本城周辺を歩いていると
本当に湧水や井戸が多かったです。




松本市内の見どころとして松本城も見応えがありますが、
かつての城下町に数多く残るレトロな建物群も是非巡っていただきたいスポットです。
今回紹介した場所以外にも、
市内には大正時代に建てられた洋風校舎の残る旧松本高等学校の校舎や、
市街地から少し離れた場所には歴史的建造物を集めた松本市歴史の里などもあり、
一日をかけて楽しむことができる町です。




松本市 いかがでしたか?
と、すっかり旅ブログのようになってしまいました(笑)

静かで美しく どこか懐かしい
ゆっりと時間が過ぎていく・・・
松本市は、そんな素敵な街でした






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#940 国宝 松本城

2013-05-21 16:55:23 | ◆穏◆







長野編、今回は松本城です。

日本には、国宝に指定された城が四つあります。
姫路城、彦根城、犬山城
そしてこの松本城









アルプスや美ヶ原高原の山並みを背景にそびえたつ城は美しく、
松本市のシンボルとなっています。



とっても綺麗で気品と風格のあるお城です。
そしてかっこいい!



今回、訪れた時間が遅くて
残念ながらお城の中には入れませんでした。


お城の周りをクルクル散策したのですが、
どの角度からお城を撮るのが一番いいのか?
あれこれ撮りまくってしまいました(@◇@;)

↑の2枚は、基本的な角度なのかな?



ちょっと位置を変えて↓

逆さ松本城












離れた場所からの↓松本城












お城の写真ばかり撮りまくりながら

「(/・_・\)これ一体誰が見るん?」

と自分で自分に突っ込みをいれてました(笑)

でも・・・

せっかく撮ってきたのでUpしちゃお~!





夕刻の松本城↓










かなり暗くなってきました。

夕空と松本城シルエット


















最後までお付き合い下さった方

「ありがとうございました。」




|*゜ノロ゜)ヒソヒソ...

本当はね、同じようなお城の写真が恐ろしいほどあるんですよ。
これでも頑張ってピックアップしたつもり(笑)

しかもね、SORAの小さな写真館のはずなのに・・・
最近、めっちゃ写真も大きく枚数もめっちゃ多くなってきたみたいwww




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#939 菜の花畑@安曇野スイス村の向かい側

2013-05-19 01:10:21 | ◆花◆







ゴールデンウィークに長野に行きました。
今回もその続きとなります。


今回の写真は安曇野スイス村の道路を挟んで向かい側にある菜の花畑
ちょうど菜の花が見頃でした。

黄色って見るだけで元気がもらえますね








スイス村は、観光客向けのレストランや地元のお土産屋さんなどが入る、
ドライブインといった感じの場所です。
そちらの写真は撮ってきませんでした

もっと歩いて場所を変えればスイス村と菜の花畑が
1枚の写真に収まったのかな?と今頃思う私であります











長野はGWにまだ桜が咲いていました。



















菜の花畑の後方に北アルプスが見えました。
まだ山頂付近に雪が残っていて菜の花の黄色と残雪の白が
とってもキレイでしたよ




















しかし長野って水はキレイだし空気も美味しい
静かで本当に綺麗な所ですね。



まだ撮ってきた写真があるので、
しばらく長野編が続く予定です。





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#938 手紙

2013-05-13 21:10:31 | ◆想◆







小学校1年生の頃、仲良しだったミカちゃんは動物や虫が大好きな女の子だった。

学校帰りに大きな犬を飼ってる家があって
ミカちゃんは、いつも大きな犬を平気で撫ぜていた。
じゃれて飛びついてくる大きな犬もへっちゃらなミカちゃんは、
とても勇気のある女の子に私の目に映った。
私はというと、飛びつかれるのが怖かったし、
その犬の面構えが怖くて近寄ることすら出来ずに
いつもミカちゃんと犬を少し離れた場所で見ていた。
「怖くないよ。ほら!」
ミカちゃんは、私にいつも大丈夫だよと言った。
ひきつりながら犬に近寄り少しだけ犬の頭を撫でたのは、ほんの数回。


カマキリやバッタ、蜘蛛や毛虫、蝉にカエル、にわとり、蛾・・・
どんな生き物もミカちゃんは平気で捕まえた。

学校の帰り道、蟻の行列が死んだバッタを運ぶのを
座り込んでジッと2人で見ていた。

死にかけのカマキリを見つけて治療だと言って2人で木の枝や葉っぱで
カマキリを撫でた。
でも、カマキリは生きかえらなかった・・。
蟻の行列があっという間にカマキリの周りに集まってきたのを覚えている。

蜘蛛の巣に葉っぱを投げて へばりつくのを面白がった。

ミカちゃんは、髪が長くていつも綺麗に髪を結んで可愛いリボンをつけていた。
クセ毛の私は、髪が短くボサボサだった。

学校から帰るとよく私はミカちゃんの家に遊びに行った。
ミカちゃんのお母さんは若くて
いつも綺麗にお化粧をしていて赤い口紅を塗っていた。
髪もセミロングでヘアカラーをしてお洒落なパーマをかけていた。
化粧っ気の無かった自分のお母さんとは全く違うタイプの
お母さんだなぁと子供心に感じた。
ミカちゃんの髪を可愛く結っていたのは、
きっとお母さんだったんだと今になって思う。


ある日、ミカちゃんは転校することになって
何処か知らない町へ引っ越して行った。
「お手紙書くね。」
そう言って転校して行った。

ミカちゃんが、転校してしまってどれだけたった頃だったか
よく覚えていないけれど、
1通の手紙が私宛に届いた。
ミカちゃんからだった。

「お元気ですか?わたしは、新しい学校で頑張っています」

そんな感じの短い文章が丁寧な字で書かれていたと思う。
そして、手紙と一緒に女の子の絵が描かれたものが入っていた。
その女の子が私だったのか、ミカちゃんだったのか覚えていない。
ただ、とっても上手な絵だったという記憶がある。

ミカちゃんに手紙をもらったのが、多分、私が生まれてはじめてもらった手紙だ。

でも、その頃の私は、
どうやったら知らない町のミカちゃんに手紙を送れるのかわからなかった。
ミカちゃんからもらった手紙を姉に見せたのを覚えている。
その時姉に手紙の返事をどうやって出すのか聞いたような聞かなかったような・・・
記憶は曖昧でミカちゃんに私は手紙の返事を書いたのか・・・
よく覚えていない。

多分私は、ミカちゃんに返事を送っていないんじゃないかと思う。

赤いポストを見ると、
ミカちゃんや綺麗だったミカちゃんのお母さんのことをおもいだす。

そして、今頃ミカちゃんはどうしているのかなぁ・・・
私は手紙の返事を出していないんじゃないかなぁ・・・
ミカちゃんは、手紙の返事をずっと待っていたんじゃないかな・・・
そんな事を考えて少しブルーになる。

「ミカちゃん、お元気ですか?」

頭の中で届くことのないミカちゃんへの手紙を綴る。

きっと私は、今どこに居るのかわからないミカちゃんに
この先も頭の中で手紙を綴り続けるだろう。

最近、めっきり少なくなった大きな赤いポストは
はじめてもらった手紙と
幼い頃の懐かしく少しほろ苦い記憶を蘇らせる・・・。










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