◆SORAの小さな写真館◆
アタシが切り取る小さな世界 アタシが見た一瞬
あの頃の未来 アタシの記憶の断片をキミに
          
 









彼女は、高校の頃からの友達で結婚してお互い子供を産んでからも
アタシが実家に帰った時には会う仲。

高校時代彼女はテニス部でキャプテン、成績優秀な優等生タイプ。
一方アタシは、帰宅部で学校帰りには毎日バイト三昧、ほぼ遊び。
テスト前日でもヘッチャラで遊園地に遊びに行くという自由奔放な女子高生。
どこを切り取っても優等生とは程遠いタイプ。
そんな全く違うタイプの二人は高校の3年間一度も同じクラスになったことはない。
なのに何故か二人は友達になった。

神様って時々、悪戯のように人と人を繋げてみたりする。

それから数年・・・
お互い全く違う職業に就いた。
彼女は優等生を貫いたような職業。アタシは自由で自分を好きに表現できる?職業。
就職してからも忘れた頃に二人で会った。
そして、結婚後も時々会う。



「SORAと私は一度も同じクラスになったこともないのに不思議な縁やね。」 彼女はいつも言う。

「うんうん。神様の悪戯または気まぐれでね・・・」心の中でアタシは言う。


1年ぶりに会った彼女が
「SORA、4月が誕生日やったやろ。今年は特別な歳やから、これ。」
と微笑ながらテーブルの上に差し出した可愛い包み。
17歳に出逢った私達は今年、50歳になる。(私は、彼女より一足お先にもうなったw)










突然のプレゼントはこんなに可愛いモノ(3連ブレスレット)だった。

彼女がアタシの為に一人お店で一生懸命アレコレ悩んでいる姿を想像してみる。
ただただ嬉しい。
アタシは、彼女の前ですぐに手首に付けて見せた。
「可愛い。めっちゃ嬉しいわ!ありがとう。」

お互い自分の事だけで悩んだり喜んだり苦しんだり楽しんでいた学生の頃とは違い
今では、子供や親の介護、自身の体調など心配することも悩むことも変わってきたけれど、
きっと、これから先も二人は友達で忘れた頃に会ってお互いの事を話たりするんだろう。
「友達」 「ベストフレンド」
いくつになってもいいもんやな。

ピチピチだった学生時代から数十年・・・
歳を重ねた彼女の顔を見て愛おしく思った。
アタシも彼女も同じように歳を重ねてきたんだなぁとどこかホッとする。
同じように歳を重ねていく友がいるというだけで何だか強くいられる気がする。
体調がイマイチだったりすると時々、歳を重ねることが怖かったりする。
でも、誰でも同じなんだ。同級生だった子はみんな同じように歳を重ねていると思うと頑張ろうって思える。

気持ちが後ろ向きになったら、彼女からもらったブレスレッドをつけよう!
きっと、彼女を近くに感じられる!
心がふわぁっと軽くなって笑顔にしてくれるに違いない。


彼女からのプレゼントは、3連ブレスだったけど
それ以上の何かもっと大きくてあったかいモノ
お金では決して買えない・・・
そんなプレゼントだった気がする。


数十年たった今、
神様の粋な悪戯に感謝したアタシだった(笑)







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