もう26万キロを突破した工場のWRブルーサンバー、まったく衰えを見せず働いています。
しかし、医者の無養生とはよく言ったもので、シートの方は、かなり傷んでいました。
少し時間が空いたので思い切って張り替えることにしました
働いている車なので、まず、助手席から始め、運転席の方の裁断縫製を済ませます。
ただ同じように張り替えても、つまらないので、WRブルーサンバーをアピールする
仕様にしてみました。
WRブルーに似た表皮にダイヤ型キルトを入れます。
専用の型紙をレーザーで製作して1本ずつミシンで縫っていきます。
そして、シングルステッチを玉縁パイピング仕様に変更
ヘッドレストにもキルティングを入れます。元のニットの伸びる生地パターンを
延びないレザーを考慮して変更します。
F/Cのマエマチのパターンをスポーティに見えるよう変更しました
ダイヤ型のキルティングを下の方まで延長しました。
背面ポケットは助手席のみで運転席にはありませんでした。
仕事車なのでポケットは必須です。
そこで某プラントでフィルターなどでも使われている半透明メッシュナイロン生地を
溶断して運転席の背面にもポケットを増設しました。
乗り降りの激しい運転席のウレタンも当然つぶれていましたので補修します。
つぶれている部分を写真の様に切り取り、同じような密度のウレタンを埋め込み
削っていきます。
ドアパネル生地も外れていました、。
生地も余ったのでついでに張り替えて完了
今回はPVC(塩ビ)レザーでなく、PU(ポリウレタン)レザーを使いました。
キルティングの質感がとても良いのが発見です
座っても冷たさがなく、やわらかく、とても快適です。
長く乗ってみて、どのように変化するか確認していきます
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