せっかく購入しておきながら、何となく気乗りせずに放置していたロールケーキ型。
希望のサイズと少々違っていたのが原因のひとつであったのだが、
レシピサイトやブログなどで今回注文したのと同タイプの型が
「すごく巻きやすい!」と評判になっているのを目にしたのをきっかけに
これはこれで良かったのかも?と思い直し、昨日生地を焼いてみた。
結果はどうだったかと言うと、
出来が全然違う!型を使った方が断然上手に焼ける!
とヨメ感激。
熱の伝わり方が違うのか、短時間でキレイな焼き色がついた生地が焼きあがった。
前回のつちのこロール作成時はあんなに時間がかかって苦労したというのに、
今回に至っては「生地作り20分(手動メレンゲ作成込み)焼き15分」で
大幅な時間短縮が実現した。
しかも今回の方が形もずっとキレイで扱いやすし、何だったんだろうあの苦労は。
時折、「温度調節のために天板を二重にして焼く」なんて凄技を耳にするのだが、
それと同じようなことが起こったのだろうか。
詳しい理屈はよくわからないが、とにかく全てにおいて目からウロコな結果となった。
やれめでたや。
焼けるまでも早ければ、サイズが小さいので冷めるのも早く、
巻きまでいけそうな勢いであったので、その日の内に巻きまで頑張ってみた。
有名な○○ロールもかくやという感じに、焼き色を剥げさせずにキレイに剥がしたのに、
OH!ジーザス!
巻き込みが強引過ぎたのか表面が割れてしまった。
上手に出来た生地だったのに。。。とヨメ涙。
しかし、そこでメゲても仕方ない。初心者なのだから失敗はつきものだ。
とりあえず落ち着いて巻ききり、ラップに包んで冷蔵庫へ。
一晩おけば落ち着くかもしれぬ、と淡い期待と「表面にナッペしちゃえばわからんさ」
という開き直りをもって就寝。
今朝、気合を入れて仕上げに臨んだ。
さて。旦那との朝食も済み、いよいよお披露目をしよう!と皿に移す際にトラブル発生。
我が家にはケーキサーバなんて洒落た物は無いので、
先日ニトリで購入した激安なパレットナイフをケーキの底に差し込んで持ち上げる方法で
皿へ移動させようとしたのだが、これがなかなか持ち上がらない。
どうもはみ出たクリームがノリの役目を果たしているらしく、
敷き込んだペーパーから離れてくれないのである。
ええい、ちょこざいな。。。とイラだった私は、
どこかケーキ側面の一点をを支えて持ち上げようと思い、スポンジはへこむとイヤなので
巻き込んでいるイチゴの断面に指を添え、そっと持ち上げようとしたところ
イチゴがボタンのように内部に引っ込んでしまったのである。
その様子が、まるでタイムボカンシリーズにおける「ポチッとな」に激似であったため
旦那がすかさず
「イチゴボタン、押されました~♪」
と何故かホスト風にコール。屈辱に震えるヨメ。
開き直ってイチゴボタンを押しつつ皿へ移動を完了した。
その後、何とかボタンを元に戻そうとしたのだが、
一度引っ込んだイチゴは頑として動かず少々残念な見た目になってしまった。
え?粗を何とか隠そうと上からかけてみた粉糖?んなもんさっさと溶けましたYO!
とふてくされる出来上がりとなった。涙。
そんなこんなで、例の如く長い前フリを経て、せっかくなのでお披露目。
王蟲か何かのような佇まい。
いつもように写真が(も?)ショボいのはお許しを。
今回はイチゴもいかれる前だったので、中に入れて上に飾っても余ってしまった。
我が家のイチゴは、腐る分まで見越して買うのがデフォ。
そして、緑が無いのは近隣のスーパーには何故かミントもセルフィーユも売ってないからである。
しょぼん。
見た目はズコー!な感じだが、
今回のスポンジは改心の出来だったことを付け加えておきたい。
サラダ油&牛乳を入れる別立てレシピで作ったのだが、
メレンゲ作成以外に手間いらずなくせにしっとりふわふわで、
ケーキ屋に近づいた気になれるゴールデンレシピだった。
いや、この生地は美味いわ~。
諸事情で多少分量を変えた部分もあるが、簡単だし技術いらないし、素晴らしい。
結局、旦那と貪り食ってしまった。
今後はこのレシピを基本として練習を重ねよう!と決意したヨメであった。
しかし、繰り返すがこの生地は美味い。
参考までに今回の配合をば。
【ロールケーキ生地】
・卵 M3個
・砂糖 40g(メレンゲ分10g込み)
・薄力粉 40g
・サラダ油 30g
・牛乳 35g
焼きは、我が家のオーブンでは中段にて180度15分でちょうどいい感じか
もう少し気持ち焼いてもいいかな?くらいだった。
型は貝印のテフロン加工のものを使用。
もうしっとりふわんふわんなので、興味のある方はぜひお試しを。
さて、ロールケーキは今後精進を重ねるとして、それ以外に最近作ったもの。
・ひき肉のケークサレ
表面にとろけるチーズを乗せて焼いてみたYO!
具はエリンギと挽肉。そろそろヤバめな食材の夢のコラボである。
ケークサレ:早めに食べてNE☆
見た目はちゃんと出来上がったように見えたが、早起きしすぎたヨメのうっかり発動。
何と、
塩が入っていなかった。
粉チーズととろけるチーズでまったく塩気なしというわけではないのだが、
作成者に似てさすがに味がぼんやりしすぎているので、クレイジーソルトをつけて食した。
ああ、寝ぼけとは恐ろしいものだ。これからは気をつけよう。
・KFCビスケット
ブログに載せた初挑戦の後、二回作ってみた。
二回目はまたもやうっかりで「牛乳を50cc多く入れてしまう」というミスを犯したものの、
大量の打ち粉で無理やり焼きまで持っていったところ、
通常よりもサクサク感が減りふわふわな食感に。ケーキか柔らかめのパンに近くなった。
これはこれで、こういうのが好きな人もいるだろうなという感じ。
たかが50ccでも、生地の状態が大きく違って勉強になった。
そして三回目。
分量は全てデフォルトで、完全に手ごねナシで作成。
こね部分はゴムベラ使用。
初回に比べて断層が少ない。
さっくりしているが、ちょっとこねすぎたかも?
パカッと二つに割れやすいような断層があまり見られない焼き上がりとなった。
あまり混ぜすぎも良くないのだな、と学習。
とまあ、こんな感じで相変わらずボソボソと作成している今日この頃である。
自家製は何といっても安く上がるので、出来に対して多少目をつぶれれば
それなりの節約になるのではないかと最近では思っている。
菓子作りにハマってから変わったことと言えば、
以前は甘いものには見向きもしなかった実母が、酒の量が減ったことで甘いものに開眼。
常にハイエナの如く我が家の菓子を狙うようになったことが挙げられる。
かつてはあんなに辛党の飲兵衛だったのに、寄る年波には勝てないか。
酒→甘いものへの変換は健康的に少々心配なので、まめに健康診断に行かせているが、
多少甘いものを食うよりも酒を控える方が体には優しいようだ。
あとは禁煙だな。
身近にすっぱり止めた人間がいるのに、旦那も実母もちっとも聞きやしないのだ。
値上げにも品薄にも負けず、喫煙者道をまい進している。
出来たら止めてもらいたいが、ストレスを溜めるのもいかがなものかと思われるし、
こと嗜好品摂取は難しいなあ。。。と考えるヨメであった。
わたくしは酒もタバコもやりません。砂糖だけ。