続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

59.偽りの再会と最終決戦。

2009-06-10 14:12:02 | ほのぼのSIREN日記。

前回にて、異常な世界に似つかわしくない、まるで普通の世界の普通の家庭のように
暖かく灯りを灯した「竹内家」へ到達した竹内多聞センセイ
ステージはいい所で切れてしまいましたが、きちんとその後についてデモが用意されていました。

第3日目 23時56分

障子を開けて、懐かしい実家へ入っていくセンセイ。
すると部屋には、幼い頃に災害で自分をかばって亡くなった筈の両親が。。。
(27年前、先代美耶子による儀式失敗により村が異界へ引きずり込まれた。現実世界では
それが災害による村消失となっている)
優しく微笑み、センセイを見つめる両親。
元宮田であるところの新生・求道師が宇理炎を使った際、こっそり逃げ出した2人がいましたがそれが多聞の両親だったという事が明らかになります。
二人の足元にすがりつき泣き崩れる多聞。
優しく受け入れる両親。

とてもいいシーンで、今までのつらいあれこれを見てきた身としてはちょっとウルッときてしまいます。
が、忘れてはいけないのはこのゲームSIRENのキャッチフレーズ。

「どうあがいても、絶望」

以前も少し触れましたが、竹内センセイは半端な屍人化が進んでおり、そのせいでまともな
人間である依子が恐ろしい姿に見えた。。。という事実があります。
という事は、今センセイの目に映っている優しい両親の笑顔、これはまともな人間から見ると。。。

しかし27年という年月は長過ぎ、屍人としての幸せに心を奪われたセンセイは泣きじゃくるのでした。

センセイが涙の再会をする数時間前。
須田くん
屍人の巣水鏡にてこれまた感動の再会を果たしていました。
もちろん相手は美耶子嬢。。。ですが、彼女は水鏡に映る須田くんの後ろに立っており
その姿は水鏡越しに見えるのみです。

本当に心から嬉しそうな笑顔で「美耶子、ここにいたのか」と語りかける須田くん。
その言葉に、「私はずっと恭也のそばにいるよ」と笑顔で答える美耶子嬢。
美耶子嬢に「ねえ、こっちに来て」と言われて戸惑う須田くん。
その手を取って水鏡に当てる美耶子嬢。
すると須田くんの体がその中へ沈んで行き。。。
決意に満ちた須田くんが顔を上げると、そこはいんふぇるの
そこは常世の世界のひとつであり、他の次元との境界線が存在しています。
須田くんの視線の先には、全ての始まり・元凶である八尾比沙子その人が。
普通の人間は決して来られないこの場所に須田くんが来た事で、自分の悲願を挫いたのが
彼だと気づいた八尾さんは激昂。

いよいよ、いよいよ最後の決戦の時が訪れました。

さて。ここでさっさとラスボス戦へと行きたいところなのですが、最後の最後までウザいあの男が
立ちはだかってきます。

自分の婚約者の妹に横恋慕のシケたヤツ、その名は神代淳
ここまで来る間にあまりに色々ありすぎて、その存在すら忘れていました。
しかもしっかり屍人化してるし。ダセェw
コイツをまず黙らせねばなりません。
そしてようやく、真打ち・堕辰子戦です。

コツを書きたいところなのですが、コイツに関しては倒せたのがまぐれだと思っているので
(倒したのは旦那だが)何も言えないというのが本当の所です。残念です。
とにかくあきらめず、自分なりのリズムを作って攻撃しかないような。。。
何歩移動したらこっち向いて宇理炎!というようなリズムを自分の中で掴めれば、きっといけます。

ゲームのエンディングは自らがやり尽くしてこその感動があると思うので、
もし途中で挫折してしまった等でまだ見ていない方がいるのであれば、ぜひプレイして欲しいです。
きっと感動すること請け合い!
それだけの苦労と時間がかかるゲームということもありますし、話も世界観もきっちり作り込まれて
ハマったプレイヤーを受け止める度量を持った作品だと思うので。
ぜひぜひ、エンディングまでプレイしてみてください。

最後に。ここまで見ていただいて、本当にありがとうございました。
ここまで書くのに数年かかったって、一体どんだけ時間かけてんだよって感じですが。
先ほども述べましたが、この「SIREN」というゲームは、本当に面白く作りこまれた良ゲーだと
確信しているので、もし少しでもその面白さが伝わったらいいなと思っております。
続編も出ており、それぞれを愛しておりますが、私はやはり一番苦労したこの一作目に
一番愛着を持っているようです。
アーカイブ一つ一つにもこだわりの作り込み、そして練られたエピソードと世界観。
今後もずっと私の中で「好きなゲーム」の筆頭に輝いていく事でしょう。

では最後にネタバレあります。今後の楽しみに取っておかれるという方は、これにて失礼致します。
全クリアされた際には、ぜひ下のネタバレ部分を共有させてくださいね!
本当にありがとうございました。楽しいプレイとクリアを!






























さて。
「終わらない物語」であるこの「SIREN」。
というのも、堕辰子を須田くんが倒したものの、その首を持った八尾さんは次元の奈落へ。
祭壇と共に御神体(=堕辰子の首)が求められる全ての時代へ向かう存在となってしまいます。
本編でも光柱から現れたもう一人の自分から御神体を受け取った、というエピソードがありましたが
そうやって御神体が届けられてしまう以上、この物語は永遠に終わらないのです。
閉じられた世界、メビウスの輪のように、ぐるぐると回っており終わりが無いのです。
つまり、八尾比沙子その人が「虚母ろ主の輪」となってしまったのであります。
最新作でもその「終わりの始まり」が踏襲されていて、ちょっと嬉しかったです。
あれは一作目ファンにはたまらない作りになっていますね。ちょっとグロかったですが。

一作目の最後で、春海ちゃんが唯一現実世界への帰還を果たした事が判明しますが
その際に救助に当たっていたのが二作目でかなりのインパクトと存在感を見せ付けた
あの人であります。

そして、忘れてはいけない高遠センセイ。
クチビルゲ化したインパクトの事ではなく、最後の最後でまだ執念深く春海ちゃんに襲い掛かるロリコン校長@ヒトデでハゲ隠しに向かっていき、自分を犠牲にして春海ちゃんを守ったのでした。
センセイが自分を守ってくれた、と見届け「お母さん。。。」と呟く春海ちゃん。泣けます。
それにしてもしつっこいな、あのロリコンは!
とても生前は優しくていい校長先生だったなんて信じられません。
屍人になっても普段と変わらぬ日常を過ごしている面々を見てきた今では、
「あの校長、やっぱり腹の底では。。。」
と下司な勘ぐりをせずにいられません。
SIRENの二作目には春海ちゃんがちょろっと出てきますが、そのシーンが本編よりよっぽど怖い。。。
本編の春海ちゃんステージは、みなどことなくユーモラスな感じだったので
余計にそう感じるのかもしれませんが。

そしてウザくも愛すべきキャラ・依子。
彼女は屍人(というより泥人形チック。ずっと水底にいたから?)となった両親と感動の再会を
果たしている竹内センセイの元に障子を足で蹴り倒して登場、あろう事かセンセイのご両親をバットで殴り倒して(!)
「センセ~!家族ごっこしてる場合ですか?行きますよ!」
と多聞を引きずって行く。。。という最後までキャラを貫く、ある意味このゲーム一番の恐ろしいエンディングを持つ登場人物でした。
気持ちはわかるが、仮にも好きな人の両親を。。。漢(おとこ)だ。
しかも、それを通りすがりで見ているSDK(須田くん)。
最高にシュールです。
彼女はきっと現実世界に戻れない事なんてヘとも思わず、半屍人のセンセイを引きずりながら楽しく生き抜いていくに違いありません。
色々言ったけれど、終わってみれば、依子が一番好きかもしれん。

さて、そんなこんなで本当に終わりです。
皆さんにも赤い海や雨が、そして鳴り響くサイレンが垣間見られたでしょうか。
もし未プレイの方がいたら、ぜひ!プレイしてみてください。
本当に楽しいから!


2009年6月10日
pada01

 


58.まだ終わらんよ。

2009-06-07 18:29:08 | ほのぼのSIREN日記。

さて。
前回では、恩田姉妹新生・牧野にボコられ、何人かが赤い水に流された挙句に、
一番の悪玉である堕辰子までもが流された上に日光に当たって焦げてしまいました。
もう何が何やらわからないカオスと化している状況ですが、引き続きその後の顛末を。

前回、竹内センセイと共に流されたと思われていた依子は、実は水に攫われるワンテンポ前に
弱くなった床が崩れ落ち、落とし穴にハマった状態で床下へ消えていた事が判明。
すんでの所でドジっ子発動。
まったくどこまでも運がいいアマっこです。

ところで新生・牧野はどうしたのか。
彼は、入手した爆薬で水門を爆破という仕事を成し遂げておりました。
登場人物の何人かと堕辰子を押し流した濁流とは、牧野である元宮田が起こした水門爆破に
よるものだったという訳です。
勢い良く流れていく水を眺める新生・牧野。
ふと水が引いた貯水池の底を見ると、そこには無数に蠢く人のような姿が。
この貯水池の底には、27年前に起きた同じ事件(儀式の失敗が引き起こした数々の災厄)に
巻き込まれながらも、屍人となることを拒み水底でずっともがき苦しんできた人々が
永遠に続く生を過ごしていたのでした。

その姿を見つめ、
「永遠に生きるってことは、永遠に苦しむことと同じだ」

と憤る新生牧野。
全てを終わらせてやると呟き、それらの人々を苦しみから解放し自身への決着をも
つける事を決意するのでありました。

いやあ、それにしても見事な「求道師様」っぷり!
本当はずっとこうなりたかったのだろうと思うと、ふとした事で明暗を分けられて
「同じ顔の兄弟が褒め称えられる為に汚い事に手を染めてきた」
という経歴が哀れになります。

決意の求道師は、苦しみもがく人々の群れの中へと降りていくと
「煉獄の炎、俺の命と引き換えだ」

と土偶を発動。

この土偶=宇理炎は、以前にも触れましたが「神の武器」と言われる「屍人完全殲滅アイテム」。
しかしその力が凄ければ凄い程大きい代償が必要なのが世の常。
普通の人間がこれを使うという事は、命を代償に差し出さねばならないという事なのです。
自分の命をかけて苦しむ者達を救う。
恐らく、それがまさに宮田が求めていた「理想の求道師」に他ならないのでしょう。

土偶発動でガックリと脱力する求道師。
地中にポッカリと大きな穴が出現し、そこから飛び散る光の帯。
そのまばゆい光は青白い炎であり、苦しむ人々を焼き尽くします。
まだ息のあった求道師が身を起こすと、青白い炎が燃え上がる中から手を振る者が。
かつて、宮田に死してなお残虐な仕打ちを受けた恩田姉妹その人でありました。
「先生~」と明るく呼びかけ手を振る二人。
そちらに向けて、今まで見せた事の無い照れたような笑顔を浮かべて「今行くよ」と一歩を踏み出し
波乱の人生を送った元宮田である所の求道師は炎の中へ消えていったのでした。

。。。とまあ、かなり感動的(今までの所業を考えてみれば)でかっこいい宮田の最期でしたが
実は周囲の屍人達が炎に焼かれている最中に、こっそりと逃げ出しているちゃっかりさんがいます。

さて。そんな調子で、求道師水門爆破→みんな赤い水に押し流される→堕辰子焦げる
とてんやわんやの大騒ぎになっております。
そんな中、自分の名を呼ぶ声で気がついた竹内センセイ
今まで彼を下の名前で呼んだ人物はいない筈、一体誰が。。。
と思わせぶりな導入部のセンセイ最後のステージ開始です。

今回の終了条件は、「焼け跡」の発見。「竹内家」への到達。
何やらありそうな予感です。
このステージでは、ちょっと懐かしい面子に再会出来ます。
まずはスタート直後に、犬屍人となってしまった美浜奈保子が残飯を漁っている場面に
出くわします。

「永遠の若さ」を求めて、赤い水へ入水自殺した彼女。
まさかこんな浅ましい姿になってしまうとは。。。と涙を禁じえません。
しかし、そんなセンチに浸っているヒマは無いのです。
なぜならば、犬と化した美浜は激強!
元々犬は素早くしぶといものですが、ま~コイツがえらいしぶとい。
逃げ切れるとは思えないので、何とか頑張って撃退してください。いのちだいじに!
まったく、死後もしたたかな女です。

何とか撃退して、やれやれと先へ進むとまたもやデモが。
イヤ~な予感を抱きつつ見れば、

おおぅッ、クチビルゲ?!

初見だったら恐らく誰だかわからない程変わり果てた姿。。。
かの有名な「高遠センセイの成れの果て」であります。ナム~。
しかし、姿はまるっきりバケモノでも、さすが元教職。
頭脳屍人です。

やはり屍人になっても学歴社会なのでしょうか。
かなり昔のド田舎の事ですから、恐らく「センセイ様」として崇められているに違いありません。

にしても、インパクトあり過ぎなイメチェンに軽くめまいです。
かつてのセンセイを知っている者としてはとても心が痛みますが、もう人ではない以上
容赦なく撃退しなければなりません。
しかし、先程の美浜に比べればそれ程の脅威ではないので間合いをうまく計って撃退推奨。
痛む心を宥めつつ撃退してみれば、センセイの傍に何か落ちています。
カセットテープ
を入手出来ました。時代を感じますね。

条件1であれば、この後白衣の燃えカスを見つけて終了。
2の場合は、解体屋へ行かねばなりません。

白衣の燃えカス。。。間違いなく宮田のものです。過去の自分と決別する為に燃やしたのでしょうか。
アーカイブで見ると、かすかに「宮田」と書かれているのが確認出来ます。

さて。今度の条件は「竹内家」への到達。です。
以前、依子に語っていたように竹内多聞はこの村、羽生蛇村の出身であり、今回向かうのは
センセイの実家です。
依子だったらもうドキドキなんでしょうが、この状況下ではのんびり帰省。。。という具合には
なりそうにありません。

まずは解体屋へ向かいます。
なぜかといえば、センセイは下水道に入りたいらしく塞いでいる板が邪魔。
そうだ、重い物を上から落とせばいけるんじゃね?!という理由のようです。
解体屋には看板がかかっており、これをうまい事落下させたいところです。
ちょうどいい事に、看板の留め具が緩んでいたようであっさり落とせました。
しかし、かなり騒がしい事に。
こんな騒音出していいんかい?!と一瞬焦りましたが、そういえばもうここでは頭脳屍人を
叩いているのでノー問題でした。

ところでこの下水道進入ですが、事前に須田くんが水門を開いていないと出来ません。
意味がわからなくても、面倒でも、キーロック解除って大事なんですね☆(満面の笑顔

。。。ノー問題と思っていた私は甘かったようで、しっかり屍人入り込んで動き回ってました。
暗闇でドッキリです。しかも犬。
進んだ先に上へ上がる梯子があり(二つあるので注意。手前の方を上るが吉)地上では
何やらゴルゴが頑張っている様子。物騒です。

ここはひとつ、お得意の陽動しかないでしょう。
って事で、高遠センセイが落としたカセットテープ登場。

地上へ上がると三蛇橋という名の橋辺りに出るのですが、橋の上に飛び出し注意の看板があります。
この看板にテープを巻きつけ、いっちょ陽動してやりましょう。
看板にテープ巻きつけ → 下水へ戻る → テープを引っ張る という手順。
うまい事倒れて「フゴッ?」と屍人が様子を見に近づいてきたら、全速力で奥の梯子へ向かい
竹内家へ
急ぐという段取り。

いよいよ懐かしの我が家へ。。。と、驚くべき事に家に灯りがともっています。
まるで普通の世界にいるかのような眺め。
「竹内」という表札が確認出来ます。。。
とまあ、実にいいところで非情にも「終了条件2達成。」の文字と共に画面が暗転、
その先はスッパリ切られてしまいます。
まったくもう、いい所なのに。
しかし、それがSIREN。
そして、ちゃんと知りたい部分は用意されているのです。
いよいよ世界の終わりが近づいています。

 


57.せっかち姉妹の受難。

2009-06-07 16:36:13 | ほのぼのSIREN日記。

さて、前回に引き続き新生・牧野こと元マッド医師宮田の活躍を追っていきたいと思います。

本文では触れませんでしたが、前回の第二条件にて怪しげな井戸の底に隠されていた
爆薬を見つけて「フンッ」と鼻で笑った新生・牧野。
もう完全にキャラが違います。
恐らくそれら物騒な大荷物は、SIRENマジックにより求道師服のどこかに格納されて
持ち運ばれていると思われますが、何の目的で使われるのか。
そして、ずっと汚れ役として日陰の身だった宮田がなりたかった「自分」とは何なのか。
そんな疑問が明らかになるステージです。

舞台は合石岳/羽生蛇鉱山
以前、志村のおっちゃんがトロッコにて屍人をスパーンと轢き飛ばしたり、
崖っぷちグラビアアイドルが慣れない拳銃片手にバンバン突破したあのステージであります。

今回の終了条件は「水門への到達」
第一も第二も同じですが、第二は「屍人全滅状態で」と更に条件がついています。
以前も他キャラクターが全滅状態でのクリアを条件に頑張っていたのが懐かしいです。
思えば遠くへ来たもんだ(舞台はまるで変わっていないが、気分的に)。

さて。怪しげな土偶を手に、空を見上げて「間に合うか」と少々焦りの表情を見せる真性・牧野。
一体何に間に合わせたいのか。その鍵は怪しげな土偶が握っています。
この怪しげな土偶、以前も何度か話題にしましたが、屍人を完全に消し去る強大な力を持った神の武器、
かの有名な「宇理炎」であります。
へっぽこな造形だけど、一応「天使をかたどった」ものらしいですよ。
まあ人の美意識は個人差がありますので何とも言えない所ではありますが、
私にはどうも「おーい!はに丸」を連想させるモデリングです。

さあて、手に馴染んだ相棒・ネイルハンマーを手に新生・牧野出撃です。
快進撃を見せてくれ。

まずは一匹、叫んで呼び寄せ撃退するところからスタートです。
すると来ました来ました。牧野だと思って余裕ぶっこいた蜘蛛がいそいそと。
早速容赦なくボコります。
つられてもう一匹来るので、それもメッタメタにボコります。
ボコったら、その先の管理小屋にて「門の予備鍵」を入手。
これが無いと、この先の門が開けられません。
いつも用意周到に鍵だのアイテムだの配置してくれるのは誰なんでしょう。
大人の事情ってヤツでしょうか。
あまり深く考えず、先を急ぎます。

門を開けたその先は、続々と犬が襲ってくる危険地帯。
次から次へと来るので、攻撃のタイミングがずれないようにリズム良く撃退出来るかが
鍵になる予感。
ネイルハンマーでの大攻撃なら一撃必殺ですが、一回間合いが連続で喰らったりする
恐れあり。
特に第二条件では、頭脳屍人を撃退しなければならないので、銃弾の無駄遣いは
出来ません。要注意。
このうじゃうじゃいる犬を束ねている頭脳屍人を倒すのがこのステージの目的ですが、
今回なぜか頭脳屍人は二人いる模様。
二人。。。
イヤな予感が高まります。

SIREN世界において、双子は不吉なものの象徴。
二組いる内の一組は先だっての騒動でバラバラになった上に、操作キャラがその片割れなので
必然的にここにいるのは「しつこい」とかつて宮田にウザがられていたあの二人しかあり得ません。

そう、今回はあの恩田姉妹が仲良く待ち構えているのです。

恩田姉妹といえば、移動と復活の速度が有名のせっかちシスターズ。
その二人が、一人ずつ別々の斜坑で頑張っています。
どちらも打撃で倒す事は困難なので、ここは素直に拳銃で離れた位置から狙うが吉。

まずは妹から。
彼女は東5号斜坑にいます。
3発当てればいいので、ライト点灯(命中率アップ)である程度の距離まで引きつけ撃退。
相変わらず悲鳴が凄いです。
しかし、クールな新生・牧野は臆することもなく銃弾を打ち込むと何とダメージを負った妹に馬乗りに。
そしてその胸に、いつぞや棺おけ内の不吉な包みから抜き取った杭を打ち込んでしまいます。
このシーン、角度というか見え方がかなり18禁な感じ。。。
お子様にはちょっと刺激が強過ぎる感があります。
杭を打たれた理沙ちゃんは、普通の屍人のように体から湯気を出してはいますが
仰向けの体勢から動く事が出来ません。
しばらくは自力で動けないであろうという内容の解説が出ます。
そして、近くに鍵が落ちておりゲット出来ます。
これでとりあえず半分クリア。

残るはお姉ちゃんです。
私はお姉ちゃんに関してはちょっとしたトラウマがあるので、どうしても及び腰になってしまいます。
心なしか、理沙ちゃんより移動速度が早い気がしてしまうのはビビりの現れでしょうか?
でも本当にそう感じるのです。
東3号斜坑
に近づくと、やはりすごいスピードで迫ってくるお姉ちゃん。
手には物騒な大きいシャベルなんて提げて迫力満点。
しかし、こちらも3発で撃退可能です。ちょっと拍子抜け。
さて、先程理沙ちゃん撃退時に拾った鍵というのは「サイレン小屋の予備鍵」です。
このサイレン小屋も懐かしい感じがします。
以前の屍人全滅状態が条件だったステージにて、ここでサイレンを鳴らして陽動したのも
遠い昔の事のように思えます。

では今回もサイレンを鳴らすのかと思いきや、ここではもっと物騒な手を使います。
お姉ちゃん撃退後、傍の壁に断線したダイナマイトの仕掛けがあります。
その線を繋ぎサイレン小屋へ急ぐのです。
そう、サイレン小屋にはダイナマイト発破のスイッチがあり、それで斜坑ごと吹っ飛ばそう
という企みなのです。
しかしそうは言っても、発破時にお姉ちゃんが(このステージにて頭脳屍人は二人ですが、
メインの司令塔はお姉ちゃんなのです)いなくては全く無意味です。
気が逸りますが、焦らずちゃんと視界ジャックにて位置を確認する事。

さあ、準備が整ったら、3・2・1、発破!

見事に斜坑が崩れ落ち、哀れ生き埋め(もう死んでるけど)になったお姉ちゃん。
これで配下の屍人達も全滅です。
ちなみにサイレン小屋の屋根の上では、アーカイブである「空魚」が入手可能。
奇妙な絵が書かれている所に立ち、適当にネイルハンマーを振り回しているとヒットします。
それを調べるとアーカイブに追加されるという段取りです。
集めている方はどうぞ。

新生・牧野が斜坑を爆破しそこを後にした数時間後。
一人とぼとぼと歩く須田くん。そこに優しげに語りかける声が。
「だめよ、あの中にいなくちゃ」
ゲーム序盤で訳がわからずパニックに陥っていた須田くんを導き助けてくれたあの声。
そう、八尾さんです。
まるでかつての彼女に戻ったかのような口調ですが、既に彼女は覚醒し自分が何者であるのか
自分が何を求めて永い年月を生きてきたのか、全て気づいた恐ろしい存在へと変貌しています。

八尾さんは須田くんが持っている物に興味を惹かれ、
「何を持ってるの?」
と片手を突き出し、暗に渡せと迫る仕草をします。
身構える須田くん。
その時、とてつもない勢いで赤い水が押し寄せ、二人はそれに流され場面は暗転。

同じ頃。
屍人の巣の中で頭を抱えうずくまる竹内センセイ→orz
すると聞き覚えのある懐かしい声が。
頭を上げて見ると、まるで屍人化したかのような容貌の依子が、嬉しそうに手を振りながら
駆け寄ってきます。
依子が屍人化したと思い、恐怖と絶望に顔が引きつるセンセイ。
(実際には屍人化が進んでいるのはセンセイの方であり、そのせいでまともな人間が化け物の
ように見えている)

次の瞬間、突如堕辰子がセンセイと依子の間に現れたのでセンセイ絶体絶命の大ピンチ!
しかし、側面から物凄い勢いで噴出してきた赤い水が全てを攫います。
一緒になって流されるセンセイ&堕辰子(そして恐らく依子も)。
まったく、一応曲がりなりにも「神」だというのに、何だってコイツはこんなにおマヌケなのでしょう。
威厳もへったくりもありません。
そんなおマヌケな堕辰子が、鉄砲水に攫われた先で意識を取り戻しフラフラと立ち上がると
屍人の巣の天井が崩れ、日の光が差し込みます。
堕辰子といえば、お日様の光が大の苦手。
もがき苦しみ、炎に包まれて崩れ落ちます。。。

ええ~?!
まさかこれで一件落着?!

あれ程皆が苦しみ、もがき、絶望の中奮闘してきたのに、その親玉がこんな簡単にやられていいの?!
等々、納得出来ないもやもやした気持ちを抱えつつ、物語はいよいよクライマックスへ。

 


56.影武者出動。

2009-05-09 13:35:05 | ほのぼのSIREN日記。

さて。須田くん美耶子嬢との変わらぬラブっぷりを見せつけ工場を突破した数時間後、
疲労困憊で中央交差点にて眠り込んでいた四方田春海ちゃんは、人の気配で目を覚まします。
急いで物陰に隠れる春海ちゃん。
すると、そこに現れたのは我らがヘタレ王、求道師・牧野でありました。
八尾
さんの事がよっぽどショックで立ち直れないのか、相変わらずシケた面でトボトボ歩く牧野。
すると、そのシケ面にライトを当てて「牧野さん」と呼びかける声が。
おお、何と双子の片割れ、マッド医師の宮田でした。
同じ顔で向き合う二人。

「偶然が続きますね。やっぱり。。。双子って事か」

と柄にも無いセリフを吐くマッド医師。
それに対し、
「わ、私はただのみじめな道化だった」

とやっぱりヘタレなセリフを吐く求道師。双子とは思えない正反対っぷり。
しかし宮田は、ずっと自分が牧野を羨んでいた事を告白。
やはり同じ顔をした兄弟なのに、運命が分かれてしまった事に対しての鬱屈した感情が
あったようです。
いつものクールさを脱ぎ捨て、本当の兄弟らしい会話を交わす二人。
最後に宮田は、自分のやるべき事は終わったと語り「この舞台から退場するとしますよ」と
自分のこめかみに銃を押し当て、

「さよなら」

一方、屍人の巣の中では、途方にくれて座り込む須田くんの姿が。そこに近づく人影。
「あんた。。。」
牧野でした。

牧野と言えば、数時間前に実弟の自殺現場を目撃した筈。
あのヘタレの事ですから、志村ジィジの猟銃自殺を隣で目撃した依子のように
「あちゃ~」
だけで済む訳もありません。

それなのに、須田くんの前に立つ牧野はどこかふてぶてしい雰囲気をまとっており
「使えよ、お前の役目だ」

と何かを須田くんに放り投げて寄越します。

。。。お前?
間違っても牧野はそんな呼び方はしないでしょう。
そのふてぶてしい態度と物言いには違和感よりも既視感を抱きます

さて、この時に牧野が須田くんに渡した物は「宇理炎」です。
宇理炎と言えば、それぞれに「剣」と「盾」の文様が刻まれた2体の土偶であり
その実は「不死の存在である屍人を永遠に消し去る力」を秘めた「神の武器」
元々は先代美耶子(宮田医院の地下にて、幽閉されたままミイラになっていた悲劇の女性)が
持っており、訪れた宮田に託されたもの。。。

その点からもわかるように、
この時須田くんの前に現れた牧野は「求道師の衣服をまとった宮田」です。

実は先述の双子が対峙した際、自分のこめかみに銃を当てた宮田が引き金を引いたのは
自身にではなく兄である牧野に対してでした。
銃弾に倒れる牧野。
しかし、宮田が葬り去ったのは実兄ではなく、「人殺しである宮田司郎」
つまり(あくまでも本人の気持ちの上では)自分自身であったのです。

汚い事に手を染めなければ生きて来られなかった哀れな宮田司郎を殺し、
新たに「強い意志で行動する真の求道師」としての自分を手に入れた宮田は、
先代美耶子の意思に導かれていく事となります。
しかし、シナリオとしては「牧野慶」なのでややこしいのですが。

ちなみに、本物の牧野は竹内センセイ・須田くんと足湯状態で監禁されていた際に
わずかではありますが神代家(美耶子嬢の実家)の血を赤い水経由で体内に入れていた為
「不完全な死」の呪いによって肉の塊として甦る事となります。
最後までヘタレで不憫です。豆知識。

意味不明な土偶を投げて寄越された挙句、「消し去れ、全て。跡形もなく」と何だか美耶子嬢の
ようなセリフを吐かれて、しかもさっさと去って行かれて
「???」
な須田くんでありました。

さて。新生・牧野のやるべき事とは何なのか。
終了条件によると、1が「頭脳屍人の撃退。」で2が「爆薬を手に入れる。」です。
何だか思わせぶりです。
確認してみると道具をやたら持っており、その中にかの有名な宮田専用武器「ネイルハンマー」
もあります。
もちろんそれに持ち換えてスタートです。

ところで驚くのは、犬屍人の運動能力です。
復活も動作も早いし、攻撃力もバカにならない犬ですが、このステージで屋根から飛んで
来るのにはさすがに驚きました。どんだけだよおい。

しかし、今の牧野は歩く武器庫ですので心配ご無用です。
もし余裕があるのなら、井戸近くに馴染みの顔がいますので会いに行くのも一興です。
軽快に飛び回っている羽根。。。かの志村のおっちゃんです。
変わり果てた姿になって。涙を禁じえません。
しかし本人は至って普通。むしろ何か快適そうなのが何となくイラッときます。
別におっちゃんを倒さなくてもクリアは出来るので、あくまで余裕がある場合のみ推奨。

さて、1の条件である頭脳屍人は火のみ櫓の上にいます。
文字通り高みの見物かよ、おい。
とここでもややイラッときますが、まずは外堀を固めにいきます。
というのも、頭脳屍人は櫓近くの屋根にいるゴルゴに守られているからこその
余裕ぶっこきなので、その護衛を倒してしまうと焦って櫓から降りてくるのです。
もたもたと降りてくる途中のケツを狙ってバンバン撃ってやればおとなしくなります。

しかし、もちろんそこまでいくのが大変です。
何しろ相手はゴルゴなので、なかなか一筋縄ではいきません。
そこで、川崎家の影にこっそり隠れて、ゴルゴが余所見をした隙に撃ってやりましょう。
大丈夫、うまくいくポイントがやっている内にわかってきます!(無責任
まあ、私は狙撃が大の苦手なので旦那任せでしたが。すんまそん。




55.いい男は女との約束を守る。

2009-05-09 12:17:35 | ほのぼのSIREN日記。

さて。竹内センセイよりバトンタッチの須田くんです。
懐中電灯を手に、
「美耶子を探さなきゃ。一緒に逃げようって約束したんだ」

と決意の表情でつぶやく須田くん。
か、かっこええ。。。

こんな事言われたらイチコロです。
何て男前なのでしょう。
美耶子嬢は既に生贄となり悲しい最期を遂げたというのに、それでもこのセリフ。

。。。なんて萌えてる場合ではありません。
美耶子嬢との約束通りに全てを終わらせる為には、まずここでセンセイと協力して
厳重な警戒を突破せねばなりません。
それにはまず武器です。
SIRENの世界で「武器を持っている」という事は、他のゲームとは比べ物にならない程の
大きな意味を持ちます。

決意を漲らせ進んでいくと、行く手を車が阻んでいます。
軽トラを壁が侵食するように覆っており、通る事が出来ない状態です。
では、車の下に潜り込んで。。。と思うも、溝に落ち込んでいて隙間がないという有様。
何か車体を持ち上げる物があれば。。。とヒントが表示されます。

実は、好都合な事にその付近に解体屋があるのです。
解体屋ならば何かある筈、と行ってみるとあっさりありました。フロアジャッキ
ここでいつものSIRENマジック発動。
あんな重そうな物を拾うだけでも凄いのに、画面が暗転し、ガコン!という重そうな音がして
拾ったとおぼしき後に画面が再び現れると、身に着けている衣服のどこにしまったのか
フロアジャッキが影も形もありません。まさに四次元ポケット。

しかし、今はそれどころではない須田君は、その点は(他の登場人物と同様)華麗にスルーして
先を急ぎます。
軽トラの所へ戻り、早速ジャッキを使って車体を上げてその下に潜り込む須田くん。
それにしても、かなり細身な彼だからいいようなものの、体格のいい人だったらちとここは辛いと
思われます。私なら間違いなく無理です。
さて、武器を探しにレッツラゴー!

と、ここでちょっと寄り道です。
通り抜けた先に水門があるのですが、これを開かないと竹内センセイが後々困ります。
なぜかと聞かれれば、
大人の事情です。
石碑を見つけたら訳がわからなくても倒し、灯篭があったら理由が無くても順番を守って火を灯し、
水門があったら迷わず開ける。
それがSIRENクオリティ。
理由なんてないさ。やればわかるさ。
。。。という事で、須田くんもとりあえず開けてみます。
これで竹内センセイのキーロックが解除されました。

サクサクと次へ進みます。
その後壊れた橋を渡り(ここは以前、春海ちゃんが犬屍人を陽動して川に落とすという
痛快な出来事があった所です。犬が踏み外した部分がバッチリ穴空いてます)
墓地へ向かいます。
ここに武器である狩猟用狙撃銃と、おまけなのか生き返り頭脳ゲームが入手可能。
ゲームを入手後にセーブをすると、次回からタイトル画面より選択してこのゲームをプレイ出来るように
なります。まさにおまけ。

それにしても、普通であれば夜の墓地なんて怖い事この上ナシなロケーションですが
もうこんな世界になっちゃうとまるでどうでもいいですね。

さあ、武器が手に入ればこっちのものです。ある程度怖いものはなくなったと言ってもいいでしょう。
とは言え、目的地である工場は先述の通りかなりの厳重警戒中である為、そこへと続いている道にも
警備の犬屍人がウロウロしています。
複数人いるので強行突破は困難。
一人を叫んでおびき出し倒しておくとしても、その後も状況は厳しめなのでめげずにトライするが吉。

ゼエゼエ言いつつも須田くんが工場へ辿り着いてみれば、中は厳重そのもので屍人だらけ。
さすがに「な、何だよこれ。。。」と愕然とする須田くん。

同じ頃、竹内センセイが電気施設に到達。
屍人の隙をつき工場内の電気を落とし、周囲は暗闇に。
戸惑う須田くんの耳に、愛しい声が響きます。

「恭也、行こ?」

美耶子の声です。
「美耶子、どこ?」と必死に周囲を見回す須田くん。キュン死にです。
美耶子嬢は「私の目を使って」と須田くんに告げます。
すると、真っ暗な工場内のあちこちにいる屍人が青白い炎のように見え、その所在を明らかにしています。
これが美耶子嬢の約束。
須田くんに対して、美耶子嬢は存在がなくなってもなお約束を守ったのでした。

その気持ちに応えるべく、目の前に浮かぶ二つのモヤモヤを狙撃したら、奥に浮かぶ十字の光
目指して一直線に駆け抜けます。
「もうすぐだ」
との須田くんの言葉は、美耶子嬢に向けたものなのでしょうか。。。
二人の約束を果たすまで。

 


54.彼の左手に肉球。

2009-05-09 09:27:58 | ほのぼのSIREN日記。

さて。前回にて、屍人達のあまりの厳重警戒に思わず舌打ちした竹内センセイ
それでもめげずに活路を見出すべく奮闘を続けます。

それにしても、センセイが何かを飛び越える際に出す「ヴぁッ!」という声が
何とも言えず野太くて笑えます。
屍人の巣はかなり入り組んだ構造になっており、段差をよじ登ったりする局面が多いので
その度にセンセイの「ヴぁッ」が緊張感を和ませてくれます。

センセイが向かった先は近藤家
というのも、センセイはとある考えから電気設備へ向かおうとしているのですが、
ジャックしてみるとその道はいつもの強敵である拳銃屍人が頑張っている為、何とか陽動をして
通り抜けたい、という理由からです。
不法侵入も何のその、近藤家へ入ると何やら懐かしい感じのする部屋へ。
壁にはアイドルのポスターが貼ってあり、レコードプレイヤーまであります。
ところで、センセイは以前のステージ・宮田医院の院長室にて、なぜかレコード針を入手済み。
機会来たれりと早速プレイヤーに取り付けてみます。
逸る気持ちを抑えて、いざ。。。カマンDJ!

ちなみにプレイヤーに置かれているレコードは、東エリというアイドルのもの。
アーカイブで見る事が出来ますが、それによると 


「私の彼の左手に肉球」でデビュー。
瞬く間にその年のヒットチャートを席巻しスターダムを駆け上ったが、
年末の歌謡祭の授賞式に向かう途中トラックに撥ねられ死亡。
夭折を惜しむ声は今なお多い。

と何やら薄ら寒くなるようなエピソードが書いてあります。

このように、作品中にアーカイブとして登場するアイテムが凝った作りこみをされており
それがSIRENの魅力のひとつでもある訳ですが、このレコードに関しても別のアーカイブ
(No.067「週刊粕取」)の表紙にも「呪いのレコード」として
登場しているという細かさ。
レコードジャケットを飾っているのは、SIRENのサウンドディレクション及び効果音を担当した我妻氏。
東エリの芸名も彼女から取られたとの事(公式完全解析本より)。

センセイが実際に再生してみると、そのデビュー曲が聴けるというサービスぶり。
曲名からも想像出来るように(ヤングには無理だが)、かの有名な「私の彼は左利き」のパロディソングです。
私に色々してくれる彼の左手に肉球があった、という猫大好キーな私だったら狂喜、
そうでなければ戦慄を覚える内容の歌詞になっています。
音飛びの為全部は聴けませんが、このステージに来たらぜひとも聴いてみてください。
笑えます。

しかし、そうのんびりもしていられません。
元はと言えば陽動の為のレコード再生。
名残惜しい気がされますが、屍人が来る前にさっさとおさらばしなければなりません。
そそくさと近藤家を後にすれば、やって来ました。陽動された屍人が。
おとなしく佇んでいるところを見ると、もしやファンなのか?
まあ屍人の音楽やアイドルの好みまで気にしている余裕も筋合いも無いので、ここはありがたく
先に進ませてもらう事にします。

すると、おっと!あと一歩のところで行く手を阻む屍人が。
手には何やら長い棒状の物を持っていますが。。。まさか猟銃?
センセイがパッと身を翻した所で須田くんにバトンタッチです。

 


53.0時だよ、全員集合!

2009-02-07 17:13:16 | ほのぼのSIREN日記。

さて、前回神を食べてしまった女・八尾さんの悲願である堕辰子が復活、
その生贄として美耶子嬢が犠牲になってしまったにも関わらず儀式は失敗。
神は暴走し、先走って次代の美耶子を生む役目だった美耶子実姉・亜矢子を殺してしまった
八尾さん涙目、様子をこっそり覗き見ていたヘタレ求道師牧野は腰を抜かす。。。
という、もうグダグダになってきた状況について書きました。

その頃になって、ようやく竹内センセイ須田くんと依子ペアが到着。 
暴走した神、その面々にも次々と襲い掛かるクレイジーぶりを発揮。
どこからどう見ても大失敗です。

そのてんやわんやの大騒ぎの後、竹内センセイ・須田くん・牧野は八尾さんにとっ捕まり
監禁されてしまいます。

かたや依子はちゃっかりどさくさに紛れて一人脱出に成功し、センセイを探して屍人の巣を
さ迷い歩く事になります。

今回はそこから。
まず、今は亡き(と言っても死んだ人間が闊歩している世界なので意味が曖昧ですが)
美耶子
嬢と須田くんがいい感じです。
しかし二人は目を合わせず、美耶子嬢は須田くんに懇願します。
「この村もアイツらも全部消して」
と。
須田
くんが美耶嬢に向き直った時には、既に彼女の姿はありませんでした。。。

この後から、須田くんは美耶子嬢の願いを叶えるべく強い意志を持って行動します。
二人の間の絆を示すが如く。

既に記事にしていますが、真のエンディングとは別に「ジェノサイドエンド」と呼ばれる
エピソードがあり、そこで怒りに燃える須田くんが美耶子嬢との約束を果たしている様子を
覗き見る事が出来ます。
まさに「ジェノサイド!」という感じで圧巻です。
何も知らない屍人が少々可哀想ではありますが。。。奴ら不可抗力だしね。

さて。
監禁されてしまった3人が目覚めると、何やら3人とも足湯状態で赤い水に突っ込まれています。
竹内センセイ
「あまり嬉しくない目覚めだな」とシニカルなセリフ。
ご存知の通り、赤い水を体内に入れると屍人化が始まってしまいます。
須田くんはその心配は無いのですが、本人もセンセイもその事は知りません)
さっさと出るに限る、と這い出ますが、呆然と脱力しているヘタレ求道師・牧野
八尾
さんの正体を知ってショックなのか、それとも自分がしようとしていた事の恐ろしさに
やっと気づいたのか、茫然自失状態のようです。

センセイは「このままじゃ取り戻しがつかなくなる」(←「取り返し」では?まあいいか)
と決意した表情。
かたや牧野は、須田くんに抱えられて引っ張り上げられてもグッタリしてへたりこむ始末。
まったく何から何までイラッとくる奴です。

脱出を図ろうとするセンセイ
その背後には郵便ポスト、手前にはちゃぶ台が見えます。どこかの家の居間のようです。
そんなカオスな室内に、何かが落ちているのに気づく須田くん。
センセイを呼び止め確認しますが、「もう私には必要の無い物だ、君にやるよ」
と押し付けられてしまいます。
これはアーカイブで確認出来ますが竹内多聞の手帳です。
中には羽生蛇村に対する考察が書かれています。

そして、役立たずの牧野センセイにバッサリ切り捨てられて置き去りに。
二人で手分けして屍人の巣の中枢を目指す事に。
終了条件は「須田恭也」の「巣の中枢への門」の突破。

まずセンセイから。
スタート地点近くでライトを拾い、ジャックにより判明する松川屋の電話番号を利用して
拳銃屍人を陽動します。
付近に黒電話があるので早速お電話。
この電話、今や懐かしいダイヤル式です。現代っ子には使えないかもしれません。
ジーコロと回します。0の後に「×」があるので、ジャックで見た通りに回せばOK。
かかったら、そのままにして外へ出ると呼び出し音が聞こえます。

拳銃屍人をジャックしてみると、まんまと陽動に引っ掛かり松川屋の肌色の公衆電話
(これまた懐かしい上に妙にリアル)の受話器を取り上げ、電話に出ます。
それを確認したら、ドキドキしますが堂々と松川屋の前を通り過ぎて突き当たりまで
左側が登れるのでよじ登り先へ急ぎます。
途中で鉄パイプ発見。
武器がありゃあこっちのもんです。

普通のゲームなら当たり前の事なのに、武器を持つと途端に気が大きくなる。それがSIREN。

このステージでは、通称「ふくらはぎ」こと犬屍人が出没します。
コイツは四つん這いな上に動作が素早いので、タイミングがズレると大惨事に。
落ち着いて、うまく間合いを計って撃退が吉です。

通過地点の工場へ辿り着いたセンセイ
しかし様子を覗き見ると、中は大勢の犬屍人とゴルゴがひしめき厳重警戒中。
思わず「チッ」と舌打ちするセンセイでありました。。。

 


52.全ての元凶に気づく / バンザイなしよ。

2009-02-06 19:27:57 | ほのぼのSIREN日記。

さて。
依子
と「SDK」こと須田恭也、それを助けたマッド医師宮田等、今まで別々で奮闘してきた
登場人物達の物語が交差し始めました。

前回、竹内センセイ「お姉ちゃん撃退シナリオ」を記事にしましたが、
もうひとつの終了条件にてセンセイはアルバムを見つけ、その中のある写真を見て
元々は自分の故郷であった羽生蛇村にまつわる呪いの中心人物に気づきます。

その人物こそ、求道女・八尾比沙子

古びたアルバムに今と全く変わらぬ姿が残る彼女こそ、志村のおっちゃん美浜奈保子に語った
「永遠に生きる女」

であり、全ての元凶・発端である事にセンセイは気づいたのでありました。

この村は歪んだ空間・時間の中にあり、疵のついたレコードが同じ部分を繰り返し再生するように、
色々な出来事もまた繰り返されている。。。

ひとつのシナリオに二つ終了条件があるのも、もしかしたらその辺りが関係している可能性が
あるのでは?と推測したくなります。
二つの終了条件があるという事は、物語の進行方向も二つあるという事。
ある行動をしたが為にそれが他の登場人物に影響を与え、ひいては物語全体に関わってくる
。。。
というのが、このSIRENの世界なのであります。

「もうひとつの可能性」という繋がりで、以前マッド医師宮田が自ら殺害した恋人=恩田美奈
理沙ちゃんのお姉ちゃん)と同化した
理沙ちゃん、というややこしい屍人に宮田院内を
追い掛け回されるシナリオ
がありましたが、その第二条件にて宮田
先代の美耶子
(代々神の花嫁はこの名前を貰う様子)に呼ばれ、宮田医院の地下に幽閉されているのを発見します。
以前「死ねない呪い」が神代家にはかかっているという話を書きましたが、それを裏付けるように
先代美耶子嬢、

何とミイラ化しちゃってます。

肉体がそんな状態になっても、意識はそのまま保たれてしまう。それが神代家が負う業なのです。
哀れな先代美耶子嬢は、拘束されたまま干からびつつも「ある物」を守っており、
譲り渡せる人物が自分を探し出してくれるのを持ち続けていました。
それは宇理炎(うりえん)
このゲームの最重要アイテムです。

これはどういうものかというと、それぞれに剣と盾の紋様が刻まれた二体の土偶で
見た目はおちゃめな割に、実は 
「力が生まれた時に同時に生まれる、相反する力」

を宿した神の武器。

倒しても復活し、プレイヤーを悩ませてきたこれまた「不死の存在」である屍人を永遠に葬り去る
力を持ったすごい武器です。
コレが無いと、この物語は永遠に終わりません。まさに最重要なアイテムな訳です。

ただ、強力な武器にはそれなりの代償が付き物。
その強大な力を使う為には、使用する人物の命を引き換えにしなければなりません。
そのような武器を、「死ねない運命=不完全な不死」である神代家の人間が持っている、という点が
非常に興味深いです。
命と引き換えであるならば、永遠の命があれば無限に使用可能。。。
現時点で対・屍人陣営で「不死」となっている人間は、現美耶子嬢の血を体に入れた須田くんと
宮田によって須田くんの血を輸血された依子です。
面白い事になってきました。

その受け渡しが行われたのは、竹内センセイが依子を探して宮田医院へ乗り込む前。
センセイ
が潜入した時には既に先代美耶子ミイラはいません。
宮田
が拘束を解いてあげたのでしょうか。
そんな姿になっても死ぬ事が許されないのは、ある意味最も残酷な呪いかもしれません。

さて、八尾比沙子が捕らえた美耶子嬢を使って儀式を再度行ない、いよいよ神である「堕辰子」
復活したのは以前述べました。

八尾さんは気が遠くなる程昔に犯した罪、うっかり堕ちてきちゃった神様を空腹にまかせて貪り食って
しまった贖罪の為に、自分の子孫を生贄として奉げ続けてきました。
自分がいけないのに、自分の子孫の命を差し出すから許してちょ☆だなんて自己中にも程が
ありますが、とにかくそうし続けていけば自分の罪が許され、死ぬよりもつらい「死ねない」呪いからも
自由になれる。。。と信じて今までやってきた訳です。

哀れにも今回の生贄となってしまった美耶子嬢は、今まで奉げられた生贄の中でも強い印を持った、
八尾さんの言い方を借りるならば「完全な実」
これで長い長い贖罪の日々も終わると八尾さんは信じ込んでいます。

そして儀式が始まり、哀れ美耶子嬢は炎に包まれ神への生贄となってしまいました。
その場にはなぜかヘタレ求道師牧野の姿があり、ヘタレの名に恥じる事無くあまりの恐ろしさに
腰を抜かさんばかりにガクブルしています。

そうして出てきた神こと堕辰子
食われていたシーンを見た時も思いましたが、
あまりにも迫力無さ過ぎ。
何なんだ、このマヌケな外見は。
タツノオトシゴのお化けみたいなマヌケな姿で大復活です。

姿を現した神に気を良くしたのか、八尾さんはおもむろにその場にいた生贄の姉、
つまり美耶子嬢の実姉である亜矢子を、こともあろうに焼き殺してしまいます。
驚く、同じくその場にいた亜矢子の許婚・(美耶子嬢をストーキングしていたキモ兄貴)。
そんな淳に対し、

「もうこれで実は揃ったの。次の実はもういらない」

と冷たく言い放つ八尾さん。
以前も述べたように、美耶子嬢と違い亜矢子の役目は次代の実=次の美耶子を生む事
今回で贖罪が終わるとすれば、もうお役目御免となる訳です。
にしても、殺すなんてもちろんやり過ぎです。

ところがうまくいかないもので、復活した神の様子が何かおかしい。
何だか挙動不審。。。と思った刹那、暴走してに襲い掛かる神!
どうやら、儀式はまたもや失敗してしまったようです。
それだけでもショボ~ンですが、先走った八尾さん、次代の実を生む筈だった亜矢子
殺してしまいました。
取り返しのつかない失敗に、ダブルどころかトリプル以上にダメージをくらいガックリ肩を落とす八尾さん。

そんな感じで何だかもう状況はグダグダです。
果たして登場人物達の運命や如何に!

 


51.探し物は何ですか。(後編)

2009-02-05 17:59:24 | ほのぼのSIREN日記。

前回の終りに入手したアーカイブ「入院患者の落書き」

これはどのような内容のものかと言うと、壁に描かれた沢山の目とそれを潰すように
バツ印等を重ねた落書きです。
あまり趣味がいいとは言えず、まともな神経の人はあまり好んで描くとは思えない絵。
それを描き、尚且つ隔離されているとすれば。。。
おのずとその人物がどういう精神状態であったか予想がつきます。

公式解説本によると、その絵は
「不意に始まる“幻視”(=視界ジャック)に対する恐怖」
からきているとされています。

羽生蛇村には、自ら意図して幻視を行える人々(例:美耶子や八尾比沙子等)
とは別に、意図せずに他人と視覚・聴覚を共有してしまう者が存在した。
その人々にとって、唐突に自分の視界に飛び込んでくる「よくわからない光景」
突然耳に飛び込んでくる「どこか遠くの音」は、たまらなく不快で恐ろしいものだったに違いない。
と同時に、誰かが自分の視界を通して自分を見ているという実感。。。
そうした事で精神のバランスを徐々に失っていった人がいたとしても不思議ではない。
またそういう人々は“目”をとにかく恐れたに違いない。

という説明がなされています。

そして、竹内多聞が訪れた部屋に隔離されていた人物として志村貴文の可能性を示唆
しているのも興味深いです。
志村貴文
とは、この日記では「志村のおっちゃん」「ジィジ」の愛称で私達夫婦に愛されていた
キャラクター(現在は屍人)志村晃の従兄弟に当たる人物で、村にとっては要注意人物である
「勘の鋭い」家系・志村家の能力を強く受け継いだ人間です。
「勘の鋭い」者達は、村の歪みと不自然さの最たるものである「年を取らない求道女・八尾比沙子」
の存在に気づいており、その事は村にとってあってはならない事でありました。

「勘の鋭い者」である志村のおっちゃんは、その昔あえて知らぬ振りをして身を守り
それに対して従兄弟である貴文は、周囲へ騒ぎたてたせいで宮田医院に幽閉されてしまいます。
「村にとって絶対的な存在である神代家(美耶子の実家)、そして牧野家(求道師一家)には
 干渉してはいけない。近づいてはいけない」
という考えのおっちゃんは、従兄弟が幽閉された時も救いの手を差し伸べるどころか
「罰があたったのだ」と冷ややかな態度でした。
しかし皮肉な事に、おっちゃんの息子である志村晃一は貴文の思想に傾倒していた為、
儀式を妨害し災害を招いてしまう事に。。。

ここまでゲームを進めて来た方には今更説明する必要もないですが、
志村家ひとつ取ってもわかるように羽生蛇村出身の主要キャラクターには何代にも渡った
因縁とも言うべき禍々しい縁があるのです。

さて。
説明はこの位にして、気は重いですが仕上げにかかる事にします。
そうです、お姉ちゃんとの対決であります。嫌だな~。

「中庭への鍵」を入手すると、画面に新たな目標として
「地下隠し部屋へ侵入する」
と表示されるのがまた鬱です。
行きたくないっつ~の。

しぶしぶ階下へ降り、入手した鍵にて中庭へ続くドアをオープン。
ドアの手前で待ち構えている蜘蛛がいますが気にしない!一発食らっても気にしない!
すると更に憂鬱に拍車をかけるように、またもや嬉しそうにいそいそと寄って来る蜘蛛が
いるではないですか。
寄るな~!!
と全速力でかわして地下へ降りる事は可能ですが、コイツ地下まで付いて来ます。
操作に自信が無い私は撃退推奨ですが、もし自信があるなら放置して素早く地下へ降り
そのまま対決でもいけるでしょう。
その際は、気は焦っても部屋に突入する前のリロードは忘れずに。忘れると大惨事に。

さあ、いよいよお姉ちゃんとのタイマンです。
ドアを開けて、慎重に部屋の中を懐中電灯で照らすセンセイ。
「うひゅ?」
と一瞬何かにおののき、ゆっくりと部屋の奥へ懐中電灯を向けると、
その光の輪に浮かび上がる後姿。。。
あれ?お姉ちゃんこっちに背中向けて座ってます。
何やらゴソゴソしている様子。
今だ!奇襲行け!
と思うも、センセイ何故か余裕ぶっこいてのんびり。
そんな事をしている間に気配に気がついたのか、お姉ちゃん手にしていた物を置き
ゆっくり振り向きました。
手にしていたのは眼鏡。
何とそれ、依子のです。
宮田に輸血を受けた時に忘れたものでしょう。
たったそれだけの関わりなのに、愛おしそうに眼鏡を扱うお姉ちゃんの女心に号泣です。
宮田のニオイでもついてたのかな。。。


しかし、そんな感傷も一瞬です。
お姉ちゃんが突進して来たらそんな気持ち吹っ飛びます。
お姉ちゃん早ええぇ!!
一瞬ビビって固まる私に容赦なく迫るお姉ちゃん。
いやあ拳銃で良かった。

と思うのも束の間。
お姉ちゃんには5発撃ち込まないと撃退出来ません。
何しろ動きがハンパなく早いのと、一発食らうとダメージがデカいのと顔が怖いのと
なかなかの強敵です。
苦戦の末に何とか5発撃ち込んで、
身も凍るような絶叫この姉妹って叫び凄いよね。を聞いた後、眼鏡を手に取るセンセイ。
思わずそれをギュッと握り「安野。。。」とつぶやくセンセイでありました。

 


50.探し物は何ですか。(中編)

2009-02-05 17:46:17 | ほのぼのSIREN日記。

さて。
蜘蛛屍人ごときに屈辱を味わったブランク持ちの私でありますが、ここで負けるワケにはいきません。
先程と同じ所で苦戦しておりましたが、開き直り一発お見舞いして先を急ぐ事に。
でないと話が進みません。
この先で節約すればいいもんね。出来ればね。

途中に、鉄格子のはめられた映画やドラマなんかで見る拘置所のような部屋がいくつかあります。
宮田医院の歴史や裏の顔を考えると「ここは何の為に。。。ここで一体何が」等と、
うすら寒い気持ちになりますが、今回は特に必要もないのでスルーして先を急ぎます。

階段を下りて下りて、ドアを開けて開けて。。。と言いつつ、先程のお出迎えがトラウマになり
扉の手前でへっぴり腰のヘタレ多聞@私操作。

ようやく目当ての機材室へ到着。。。と思いきや、ここでまたもや蜘蛛の熱烈大歓迎。
嬉しそうにいそいそと寄って来ました。
さすがにここまで来てリプレイは出来るだけ避けたいので、一応撃退して速やかに室内へ。

ここに何しに来たかと言うと、中庭への鍵を入手するのに必要な「鉗子」を取りに来たのでした。
と言われても事前に何のヒントも無いので意味不明なのですが、それがSIRENクオリティ。
意味がわからなくても、落ちてるものは拾う。(灯油缶のようなかさばる物でもきちんと持ち運ぶ)
石碑があったら問答無用で倒す。
非常ベルがあったら鳴らす。
灯篭があったら順番を守って火を灯す。
それがSIRENクオリティ。

入手したら、せっかく貴重な銃弾を使ったので例の蜘蛛が湯気を出している間におさらばです。
さっさと階段を上がって上がって。。。
来た道を戻る際に、先ほど会った蜘蛛と再会。
出来ればここも弾を使わずに済ませたい所です。
と言うのも、勿体付けておりましたが実はこの後、頭脳屍人との一騎打ちが待っているからです。

宮田医院の頭脳屍人と言えば。。。言わずと知れたあのお方です。
いかすアクセサリーを顔面にぶら下げた、オシャレなあの娘です。
私と旦那は、かつてそのおしゃれナースにえらい恐怖を味合わされた事があり、
それが今でもトラウマとなって私に息づいているのです。
ああ、やりたくねえな~。。。
まあ仕方ないですよね。
やりますよ。やればいいんでしょ!

かの人は隠し地下の奥にいます。
でもその前に、最初の目標である「中庭への鍵」を入手しなければその隠し地下へは行けません。
「疳子」を手に入れたら、二階の一番奥にある隔離室へ。
隔離って、誰を隔離する為のものでしょう。とりあえず行ってみます。

隔離室は、粗末なベッドとそのすぐそばに和式の便器が仕切り等ナシで設置されている
空恐ろしい部屋です。
そのベッドに何故か鍵が鎖に付けられているので先程の「疳子」で鎖の輪っかを広げて
取るのですが、疳子使わなくても取れんじゃね?と突っ込みたい衝動に駆られます。
何の為に貴重な銃弾を使ってまで疳子を取りに行ったのか。
致し方ない事とはいえ、ちょっとイラッと来ます。

この部屋ではアーカイブ入院患者の落書き」が入手出来ます。
これがどのようなものか、誰が書き残したのかについては次回に。


49.探し物は何ですか。(前編)

2009-02-05 17:35:17 | ほのぼのSIREN日記。

前回記事の終りの方でちょっと触れましたが、
今回はあれだけウザがっていたクセに、いざいなくなったら必死に依子を探してしまう
竹内センセイ
の奮闘からです。

舞台は宮田医院/第二病棟東一階裏口。
ヅラ疑惑をものともせず、不自然な頭髪のセンセイが疾走します。
いざ怪しさ満点の宮田医院へ踏み込む訳ですが、今回のステージで注意すべき点は
弾の数に限りがある事。
16発しか使えません。
しかし、ご存じの通りここはウザさ満点のしつこい蜘蛛屍人がすり寄って来る場面がままああります。
思わずムキ~ッとお見舞いしてやりたくなりますが、ここはじっと我慢して弾を温存しなければなりません。
その理由は後ほどわかります。
まあ舞台が舞台なので、容易に予想はつくと思いますが。
縛りがある分不自由なので、気を引き締めてスタートです。
あ、ちなみに今回はそのままズバリ
「安野依子の痕跡」を見つける
の終了条件でいこうと思います。

スタートと同時に病院内を疾走。
何故かと言うと、スタート地点から程近い曲がり角を曲がるとまず第一の蜘蛛がいるからです。
先程述べたように、今回は弾数の縛りがある為にいちいち撃退する訳にはいきません。
一発は食らうのを覚悟で、ダッシュで逃げ切れる局面は出来るだけ逃げるスタンスです。
案の定、
「ヴぅえあ!」
と野太い声を上げて食らってしまう竹内センセイ。
だけどセンセイ頑丈だから大丈夫よね?と勝手に決め付けて先を急ぎます。
幸いな事に、蜘蛛のヤロウは四つん這いなのでドアを開けられません。
さっさと通り抜けて閉めてやれば、追撃は防げます。
もちろん自信があるなら開けっ放しでもOK。

差し当たっての目標は「中庭への鍵を探す」です。
しかし、もちろんストレートに入手出来る訳がありません。
回りくどく、時には(と言うよりもいつも?)意味不明の行動を積み重ねてこそSIREN。
その苦労こそが醍醐味。
まずは地下の機材室へ行かねばなりません。さあ、疾走するんだ多聞!階段を駆け下りろ!
。。。とあれれ?
颯爽と駆け下りようと思ったら、もしかして一回上に上がんなきゃダメ?
自分で回りくどいのがこのゲーム、と言っておきながら、目的の部屋への遠回りに
幾分とほほな心境の自分を発見。

階段を上って上ってドアを開けて開けて。。。
おお?何か調子良くね?
思ったより雑魚にも邪魔をされず、調子こいて疾走していたら
「ヴぅえあ!」
ドアを開けた途端に、可愛い蜘蛛のお出迎え。
いくら寂しかったからって、そんなに勢い良く飛びついたら痛いゾ☆
まるで頭突きみたいだぞ(真顔)。

状況としては何とか走り抜けてやり過ごしたいのですが、ドアの向こうで「ここは通さねえ!」
とばかりに頑張っており何度かスルーを試みるもあっさり敗北。
ブランクで元から上手くない腕が更にサビついている事も手伝って、多聞センセイ志半ばで
屍人の世界へ。。。と、旅立たせるワケにはいきません。
挫けそうな気力を振り絞り、泣く泣く再スタートです。
次回はこの続きから。

 


48.ものすごい違法建築だね。(後編)

2009-02-05 13:17:44 | ほのぼのSIREN日記。

さて。
色々拾い物を済ませたら、お次は食堂へ移動です。
おっとその前に、かなり色々あって忘れていた依子を呼び寄せます。
出来れば思い出したくないところですが、ただでさえ色々大変なのに。コイツを置いては
先へ進めないので致し方ありません。

嫌々依子と合流し食堂に入ると、床には以前マッドポリス石田が食い散らかしていたモノと
似たような物体が散らばっていて相変わらずブルーになる店内です。
足を踏み入れたら、六角家でボコった屍人が復活してそうなので手際が良ければ平気かもしれんが。
ちょいと叫んでノコノコ来た所をガツンと撃退してやります。
何度叫んでも来なければラッキー。もちろん私はバッチリ遭遇。
後はマンホールへ向かえば終了ですが、到達手前の辺りで屍人に遭遇したりするので、
重な方は視界ジャックをするとモアベター。

さあ、さっさとこんな所とはオサラバしましょう。
拾ったマンホールキー、ここで役に立つんですね。って予備知識無いとまったくわからないと思うんですが。
後はマンホールへと入ればいいのですが、たまに依子がいつの間にか失踪してたりするので注意。
地下へ降りた二人の前には扉が。
果たして二人の運命は。。。

それはそうと、屍人の巣侵入直前に依子が感じた
「センセイが呼んでいる」
という感覚(もしくは願望もしくは妄想)ですが、あながち間違ってはいないようです。
というのも、二人がこうしたアレコレを繰り広げる前、つまりマッド医師宮田の手により
輸血を受け、宮田の大きい独り言に依子の意識が戻った数時間後に、依子のセンセイこと
竹内多聞は依子の痕跡を探し奮闘しているからです。
何だかんだ言ってこの二人、なかなかいい感じなんじゃないの~?
などと邪推しつつ、次回は竹内センセイの奮闘についてであります。

 


47.ものすごい違法建築だね。(中編)

2009-02-05 13:02:12 | ほのぼのSIREN日記。

何だか懐かしい感のある「火掻き棒」を片手に、須田恭也・安野依子ペアのステージ
スタートです。

波乱を予想させるような雷が鳴り響く中で行動開始。
何だか厄介そうなので、とりあえず依子は連れず須田くん単独で臨みます。理由は言わなくてもおわかりですよね。

何しろ久々の事なのでモタモタと進むヘタレな私。※原本では、しばらく更新に間が空いていた。
どうやら、ブランク長すぎて土地勘が失われた模様。
どのくらいヘタレかというと、へっぴり腰&懐中電灯さえ点けないチキンぶり。
恐る恐る進むと、おおココは懐かしの「須田くん八尾さんに出会う」ステージのスタート地点ではないですか。
地名で言うと大字粗戸/眞魚川岸辺であります。
視界ジャックやらしゃがみ歩きやらを八尾さんに教わったあの場所です。

そうとわかれば、少しは土地勘も戻ろうというもの。
少し勢いづいて階段を上ると。。。おう、久しぶり!
屍人ちゃんと遭遇しました。
懐かしい野良姿。頭に手ぬぐい被ってます。
余裕ぶっこいて、こちらに気づき仲間に知らせる雄たけびを上げている最中にボコ殴り。。。あれ?
これまた久々で勘が狂っているのか、攻撃が空振りしました。
すかさず屍人の攻撃をくらう須田恭也@ヘタレな私操作。
おかしい。
もう一度間合いを取って返り討ち。。。あれれ?
攻撃がまったく当たりません。
SIREN上での戦闘において、持っている何かでの殴りあいの際にタイミングが
最も重要になってくるのはプレイした方なら実感するところだと思うのですが、
更に一度タイミングがズレると
何度攻撃を繰り出しても空振り、相手の攻撃は全ヒット
という最も避けたいボッコスパイラルにハマるケースがあります。
そう、まさに今の私のように。
そんなこんなしている内に、なんて事!
ザコ屍人に殺られてしまいました。ゴーン。

気を取り直して最チャレンジするも、結果は惨敗。
その後、殺られに殺られる羽目に。屈辱(涙
何とか撃退した時、思わず涙が。。。流れはしませんでしたが、気持ちはまさにそんな感じ。

あまりにしょうもない自分に逆ギレするあまり、
マップを確認もせずに勘でズンズン先へ進みます。
そういう行動を世間では「自殺行為」と呼ぶようですが、あえて使わせてください流行語。
そんなの関係ねえ。※記事を書いた当時の流行語。
きっと行き先は体が覚えている筈。
ほ~ら、何となく覚えがある所に出た。。。うひゃあ!
ゴルゴの威嚇射撃です。
コイツの存在を忘れていた。。。
自分の最も手ごわいもしかしたらラスボスよりも手ごわい可能性大。コイツの存在を失念しているなんて
よっぽどボケてます。
ちなみに現在地は、六角家の物置をよじ登り鍵を壊して上ったり降りたりした所。
。。。よくわかりませんね、すみません。
腕に自信があれば、階段を上って最初の屍人を倒した後に正面で猟銃を手に頑張ってる
ゴルゴをリロード中に狙撃このステージの須田くんは拳銃所持。という荒業が使えるのですが、
ヘタレな私はもちろん遠回りかつ慎重に上ったり降りたりして食堂横まで移動。
視界ジャックで敵の様子を探りつつ、よそ見した隙に狙撃。。。というルートの心づもりなのです。

しかし、慎重ルートであるこの道々も結構リスキー。
例えば、途中で扉の鍵を壊し進む箇所にて、火掻き棒で遠慮なくガンガン叩けばゴルゴに射殺。
懐中電灯点けてガシガシ走ればゴルゴに射殺。
というようにバンバン殺されます。
その為、鍵を叩く際には雷鳴に合わせてというような小技が必要となってくるワケです。
そこまで注意していても、視界ジャック→移動してゴルゴ狙撃の際にモタモタしていれば容赦なく射殺、
と相も変わらずハードボイルドな状況の須田くんです。

さて、試行錯誤の末に無事ゴルゴを仕留める事が出来たらここのゴルゴは一発当てればOK。
余裕を持って六角家から何事かとガニ股で出てくる屍人も撃退しましょう。
その際は、もったいないので火掻き棒に持ち替えての撃退推奨です。弾少ないし。
撃退したら、その家のトイレに落ちているマンホールキーを拾っておきます。
更に玄関の靴箱の上には「竹内伝書 -羽生蛇村ノ信仰-」というアーカイブが入手出来るので
集めているならゲット。
しっかし、毎度の事で言うのもヤボなのですが
何でこんな所にこんなモノが?
大体マンホールキーって何ですか。
トイレにあるのを拾って持っておくのも何だか抵抗あります。
まあそれがSIRENと言われてしまえばそれまでなのですが。



46.ものすごい違法建築だね。(前編)

2009-02-05 12:49:09 | ほのぼのSIREN日記。

マッド医師・宮田のきまぐれで危うい所を助けられた須田恭也・安野依子ペア。
物語りも後半になると、今まで接点の無かった登場人物達の出会いがあり、新鮮な組み合わせが
楽しめます。
今回の二人もその一例なのですが、何気に仲良さそうです。ノリが合うのでしょうか。年が近いから?

それはさておき、
元気に復活した二人はマジメにコツコツやるタイプの屍人達がせっせと作り上げた巨大な建物
。。。と言えるかどうかは、ちと微妙だが。
通称「屍人の巣」へとやって来ました。

この建物、「さすがにもう何があっても驚かないと思っていた」依子をして
「ものすごい違法建築だね」

と言わしめたシロモノ。
何でそんなものが出来上がってしまったかというと、不注意で落っこちて来て挙句の果てに
食われてしまったおマヌケな悲劇の神様・堕辰子はお日様の光が苦手らしいのです。
SIREN2をプレイした人なら「それって。。。」とややひっかかる所ですが、この物語においては
あまり重要ではありません。

という訳で、マジメな屍人達はせっせと元から建っていた建物の窓や扉を板切れで塞ぎ
封鎖を進めてきました。
四方田春海ちゃんと、今は変わり果てた姿になってしまい「ビルゲ」正式には「クチビルゲ」という
あだ名になってしまった高遠玲子センセイが脱出を図った「羽生蛇村小学校折部分校」にて、
高遠先生が封鎖された窓を破る為に体育館へバールを取りに行くエピソードがありますが、
それはこのような理由での事です。

そうしてコツコツと封鎖を進めていく内に徐々に規模が大きくなり、最終的に村の中心部は
通路があらかた塞がれて内部はいくつもの部屋や段差で入り組んだ巨大迷路のような作りに
なってしまったようです。

そんな建物の前に立って、須田くん・依子ペアはそれぞれ
「呼ばれている気がする」
と感じます。
須田くんは恐らく美耶子嬢に、そして依子は「センセイが呼んでる!」との思い込みで
「行くしかない」と決意を固め乗り込むのでした。

今回の終了条件は、
「安野依子」と屍人の巣に侵入
「四方田春海」の侵入口を作る
の二つ。ン、ワックックン@旧式サザエ
記事の時系列が前後しているので、晴海ちゃんは既に侵入・脱出を果たしてはいますが、
第二条件の「晴海ちゃんの侵入口作成」で攻略したいと思います。


45.それぞれの事情。

2009-02-02 14:34:43 | ほのぼのSIREN日記。

前回、須田君と引き離され八尾さんに捕獲されてしまった美耶子嬢の悲しい顛末を追いましたが、
今回は他のキャラがそれぞれに陥ったピンチのその後についてです。

哀れにもまだ正気を保っているキャラのほとんどがそれぞれのピンチに陥っている、
という状況がデフォのこのゲームですが、この時点で「人間でいられるかどうかの瀬戸際」
という危機に瀕しているのが屍人化した志村のおっちゃんに狙撃された安野依子
そして美耶子嬢のマッド兄貴にくらわされて転落してしまった須田恭也の両人。
どちらもここで命を落としてしまったら、次に目覚めた時には
「ウェルカム!屍人ライフ!」
であるのはほぼ堅い状況と思われます。

竹内多聞センセイが奮闘しているその時、バッチリ胸に銃弾を受けた依子は息も絶え絶えで
待ち続けますが、いくらしぶといとはいえ彼女も(まだ)人の子。
「限界っぽい。。。」(と言ってるように聞こえる)
とつぶやきドサッと倒れてしまいます。
今までのウザさ・しぶとさからすると意外な気もされますが、さすがに銃で撃たれたのは
こたえたようです。屍人数人にボコられても平気なタフさでも。

さて。
ちょうどその頃、奇しくも同じように胸をマッド兄貴に撃たれた須田くんがフラフラ歩いていたようで
朦朧とした様子で依子の側まで来ますが、やはり限界のようで倒れこんでしまいます。
視界ジャックでもして場所を探ったのでしょうか。
とにかく、偶然かどうかは定かではないですがそれぞれ違うストーリーを手探りで乗り切って
きた者同士のストーリーが交差しました。
せっかく人間に留まっている仲間を見つけたのに、お互いもう虫の息。。。切ない展開です。
さすが「どうあがいても、絶望」。


そんな様子を見ていたものが。
MAD医師・宮田司郎その人であります。
何だか豪華キャスト勢ぞろいの様相を呈してきました。そして舞台は宮田医院へ。

依子・須田くんが倒れた数時間後、宮田医院の第一病棟診察室にて
宮田の治療を受ける二人の姿が。
ここを舞台にした阿鼻叫喚なアレコレを知る身としては、こんな所で治療を受けるのは
出来れば勘弁願いたいものです。

というのも、同日の明け方ここの地下実験室で(この怪しい病院にはそんなものまである)
ある恐るべき事が行なわれていたのです。
実際に目撃したのは、実の弟であるヘタレ求道師・牧野ですが。
彼が見たものは、凄まじい悲鳴が響き渡る中で血まみれになり椅子に腰掛けている宮田と
診察台に拘束され切り刻まれる屍人の恩田姉妹の姿でありました。
宮田は姉妹を使い「屍人の不死の秘密の解明」をするべく、もう死んでいるので矛盾した
言い方ですが「生きながらにして」解剖を行なっていたのです。怖ッ。

屍人となっても痛みは感じるようなので、姉妹にとっては惨たらしいある意味非人道的な行為と
言えるかもしれません。
しかもその内の一人はかつての恋人。
わかってはいた事ですが、やはりMADです。

血まみれのカルテを手に、ごく普通の様子で結果を牧野に話して聞かせる宮田。
ちなみに不死の理由は「自己再生能力の尋常でない高さ」であるとのこと。
まあ最初から人間が太刀打ちできるレベルではないようです。
「これでは俺も用無しだ」
とシレッと言い放つ宮田に恐怖し
「狂ってる」
とその場から逃げ出す牧野でありました。さすがヘタレ。

そんな残虐行為の後でなぜ人助けを?と少々不思議に思いますが、宮田本人曰く
「なぜこんな事をしようと思ったのか俺もわからないが
 流れに逆らってみるのも悪くない。
 生まれ変わったような気持ちになれる」

というようなところらしいです。お前は乙女か。

そんな自己陶酔な独り言がやかましかったのか、長ゼリフの途中で意識を取り戻した
依子に向かい
「アンタの救世主が目覚めたようだ。後は仲良くやってくれ」
と言い残しその場を去る宮田。
そのセリフの意味がわからない依子、
「はぁ?酔ってんの?」
とあんまりなリアクション。
恐らく宮田の言いたかった事は
「須田の血を体に入れた事で、屍人化する事の無い体を手に入れた=依子にとって
 須田は救世主」
という事ではないかと推測されます。
以前、須田くんは美耶子嬢によって神代家=永遠の生の血を体に入れており、そのおかげで
屍人化する事はありません。
そして今回、更にその血が輸血によって依子の体に入った為にその属性を手に入れた。。。
という理屈ではないかと思われます。
これでリタイアする事無く戦える人間が、少なくとも二人は確保されました。

そんなこんなで、
今まで別々のストーリーをそれぞれ進めてきたキャラ達が
次々と交差していきます。