ホームベーカリーのパオ吉が来てからというもの、
何かにつけちゃあ「じゃあ、パン焼いちゃおうか☆」なノリの我が家である。
自分で何もしなくても食い物が出てくるって、本当にパラダイス。
多くの主婦にとって「上げ膳据え膳」は女のロマンとでも呼ぶべきものではなかろうか。
たまに実家にて実母のメシが出てきたりすると、味の懐かしさも相まって結構感激するし、
外食なんかも然り。
そんな蜜月中のヨメとパオ吉であるが、密かにストレスなことが。
それは「パンをスライスすること」である。
やはり普通の包丁では限界があり、いくらひっきりなしにコンロの火であぶりつつ切っても
せっかくのふわふわやパリパリの皮部分が損傷を受けてしまう。
それが面倒さに丸パンに走りがちだったのだが、ようやく気に入る物が見つかったので
先日やっと購入した。↓こんなの。
ヴェルダン パンスライサー OVD-17
貝印の物とかなり悩んだのであるが、
持ち手まで同一素材というのが決めてとなりこちらに決定した。
貝印の同じような価格帯の商品は持ち手が木製で、レビューによっては「薬品臭がひどい」と
評されているので躊躇してしまったこともある。
また衛生面からも、持ち手まで一続きでガシガシ洗える方が良かろうという判断だ。
ちなみに愛用の牛刀も同じような作りの物で、パッと見ブランドお揃いに見えるのも気に入った。
持つと、思ったよりもずっと軽くて使いやすそうだ。
この手の刃はたとえ研げても数回までということで、使い捨てに近くなってしまうだろうが
惜しくない値段なのも良い。
これで、より一層ガシガシとパンが焼けるZE☆を気炎を上げるヨメであった。
そして空き箱は飼い猫が有効活用。
そういえば、先日死蔵の強力粉(震災前にスーパーで投売りされていたブツ)を
やっと使い終えることができたので、
新しく違うメーカーの物を買ってみたところ、味が全然変わって驚いた。
死蔵粉の品質が落ちすぎていた可能性は否めないが、新しい粉で焼いたパン、超うめえ。
噛むとわかる小麦の味が、もう全然違うのである。
粉を変えたといっても、スーパーで買えるレベルの安物であるが、
「やはりどんなものでも鮮度は大事だ」と改めて実感した一件であった。
そして、かつて仲良しちゃんが「パン仲間へようこそ☆」とプレゼントしてくれた
粉たちはとてもエリートだったのだ。。。と今更ながら気づいては、
私のへっぽこ手ごねパン作りに消費してしまったことへの強い後悔を覚えるのだった。
物の価値がわからないって罪。。。
物の価値と言えば、先日この場でも紹介した「ハトと恋する乙女ゲー」である
「はーとふる彼氏」
がバカ売れしているようで、
再販してもすぐ完売、再入荷するも予約だけで売り切れ、と各所で品切れ続出状態らしい。
そのため、未だ入手できない人々もいる様子。
これこそまさに「ある種の人々には価値あるもの」と言える。
すぐ買えた私は運が良かったのかもしれぬ。注文翌日に届いたし。
ハトというだけで色物扱いされそうだけれど、
話自体はきっちり作られているし、小技もきいているし、何しろハトの可愛さに驚くと思うので、
興味のある人全員が無事に手に入って楽しめればいいなと思う。
転売する輩も出ているようで、作者さんが憤っていたのが気の毒だ。
新たなシナリオやキャラの追加が近々あるらしいので、今からとても楽しみな私である。