明日はどっちかな~?

天然おばさんの、気ままな日常。ポツリ、ポツリと現れます。
~インスタ投稿中(^v^)~ 

垂井曳やま祭2015・弐 ~三町すりかすり~

2015年05月09日 | ぶらり旅

子供歌舞伎を楽しみにして参りましたが、今年のもう一つの楽しみが、20時半から始まる「三町すりかすり」というもの。

最初に観た「はんりん閣」のあと、18時50分の鳳凰山が始まるまで、すこしブラブラ

 紫雲閣の見送り幕

 お兄さん達が役者を支えます

子供歌舞伎の役者は、神聖な存在でとても大事にされるそうです。 長浜の曳山祭もそうでした

舞台を終えた役者は若衆に抱っこされて舞台を降ります なんか、ほっこりする

 紫雲閣を納めている車庫?(なんていうのかな?)

道路に、山車の車輪の跡が

 日が暮れて、

 提灯に灯がともり始めます

良い雰囲気になってまいりましたぁ~

 山車にも

若衆の後ろ姿と山車がいい感じでした

 

「三町すりかすり」というのは、2輌の山車の間を、街道の東からもう1輌の山車が走り抜けていくという

引き手の衆の見せどころです

街道は狭いので、山車がすれ違うのは無理です

まず、ちょっと開けた場所へ、2輌の山車が移動します

 左:紫雲閣 右:鳳凰山

鳳凰山が入ってきまして、方向転換します 

「ヨイサーー!ヨイサーー!」 もの凄い掛け声が! 大きな掛け声!! 

 ヨォイサーーー!!

持ちあがったぁぁぁーー! 凄い迫力ですーー!

 2輌向かい合わせになりました

垂井の若衆は、威勢がとてもいいですねぇー  目の前、迫力に押された

東の方から  ヨイサー ヨイサー ヨイサー っと聞こえてきました!

 来ました! はんりん閣

思った程速くない… なぞと思いましたが…

 結構速い!! 

わぁー!目の前を! 

ヨイサー の掛け声も、更に倍!! って感じです

この場所は開けてるんですけど、大垣共立銀行あたりから、狭い街道へ走っていくんですね ドキドキします

 わわわ…

良かったぁ、無事、通り過ぎていきました

この後、左側に待機していた紫雲閣が東へ向かって「ヨイサー ヨイサー」っと動き出しました。

 紫雲閣 この日、最後の舞台

 

昨年以上に楽しかった曳山まつり。

歌舞伎も楽しいものですが、お祭りを支える、それぞれの役目を果たす若衆 見守る大御所(笑)みたいな…

そんな方々を見ているのもいいですねぇ

若衆「お! 大きくなったなぁ!」

男の子「はい!」

なんていう会話が聞こえてくると、きっと、子供歌舞伎の役者だった男の子と、お世話をした人かなぁ 

などと想像して、地域の絆、団結力、伝統を伝え続ける心意気なんかを感じましたねぇ

う~ん、またまた、魅了されて帰った次第です。

                                      (終)


垂井曳やま祭2015・壱 ~子供歌舞伎~

2015年05月07日 | ぶらり旅

GWの5月3日 岐阜県は中仙道・垂井宿「垂井曳やま祭」へ行ってまいりました

楽しみは、「子供歌舞伎」です 昨年に引き続き2回目です

今年は、夜の山車が見たかったので、昼過ぎゆっくり出発

 

垂井の山車は、「攀鱗閣(はんりんかく)」、「紫雲閣」、「鳳凰山」の三輌です。

パンフレットを見ると、「ご協力ください」とあって…

 本山車(やま)女人禁制

 練込中横断禁止(役者のお練りの時のことかな?)

 二階よりの観覧厳禁

 文化財の保護

 投菓子類の禁止

女人禁制!!でした~

 

まず「はんりん閣」から見せて頂きますよ

 幕が上がるのを待ちます(幕はないけど)

 始まり~

「妹背山婦女庭訓 三笠山御殿の場」  

 

はんりん閣を見終わって、ブラブラしまして…

18時50分からの「鳳凰山」を観ます

釣女戎詣恋釣針

 醜女を釣ってしまった太郎冠者

 つきまとわれて… おりゃゃーー!

10歳が9歳を持ちあげてます~ 笑っちゃいます~

 挙句、祝言。嫁は大酒のみ

これは面白かったわ~ 太郎冠者と醜女役の子は、熱演賞ですね

 

すっかり、夜になりまして、最後の「紫雲閣」

 提灯に灯がはいり

恋女房染分手綱 重の井子別れの場

 

と、お芝居が始まってすぐ、雨がぁ… 大変だぁ

若衆が大慌てで、提灯の火を消したり、舞台を片づけたりしています

が、子供達は、一所懸命にお芝居を続けます

私は山車横の民家の軒先へ避難しましたが、子供達は最後まで演じました えらい!

この日は、5回、舞台があったようで、陽気も良い中、役者は大変そうでしたね、暑かっただろうし

役者の子供達、お疲れ様でしたね

三輌すべての歌舞伎を楽しみましたが、垂井のお祭りの見どころは、歌舞伎だけではなかったのです

地域の老も若いも心が一つになる、熱いークライマックスが待っておりましたぞ

                                   (弐につづく)