PANTA“ACOUSTIC”LIVE 2012
パンタ with 菊池琢己
7月1日(日)横浜(日の出町) THE CLUB SENSATION
★今回の記事に使用のライブphotoは、PANTA公式カメラマンシギー吉田さんによる撮影で、このブログへの転載に関しては、シギーさんの承諾を得て掲載させていただいています。
又、他のもっとたくさんのライブphoto、及びこれまでの、そしてこれからの、PANTAのライブ情報は、「PANTA公式ライブ情報」のフェイスブックページにて、閲覧が可能です。是非アクセスしてください★ http://www.facebook.com/PANTA2012
<第1部>
1.ダーダーヤーヤー
2.メール・ド・グラス
3.夜と霧の中で
4.巖の上にも
5.沈黙の中で
6.短恨歌
7.次の一頁
<第2部>
8.ラブ・マイナス・ゼロ (PーSOLO)
9.独りぼっちの子守歌
10.ライラのバラード
11.七月のムスターファ
12.詩朗読 アメリカよ~時代はサーカスの象にのって
Session w/ ミチアキ&グリコ(TENSAW)
13.スホーイの後で
14.戦慄のプレリュード
15.間際に放て
16.銃をとれ!
17.嵐が待っている
18.Blood x3
<アンコール>
Session w/ ミチアキ&グリコ(TENSAW)
19.ふざけるんじゃねえよ
20.悪たれ小僧
PANTA & TAKUMI
21.ステファンの六つ子
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行ってきました。5月の曙橋以来の、PANTAアコースティックライブ!!
このツアーは、5月の曙橋からスタートして、その後、北浦和・梅島・渋谷・柏とまわり、今回の横浜は、6箇所めとなりました。
今日の会場は、元「グッピー」という名で、ギターの菊池琢己さんが、昔からTENSAWのセイボーさんらとよくライブをされていた場所です。
その当時から一度は行ってみたいと思っていたハコでしたが、その後、名称も変わり新装開店「CLUB SENSATION」となったのでした。
今回は、とうとうPANTAのライブがここで、ということで、初めてやってきました。
この店は、中に入るとこのように長細く奥行きがあり、奥に演奏ステージ。
今回は入場は整理番号はなく、来場順入場でした。私が入場できた頃には、前方はすでに人が埋まっており、私はカウンター席の後方に座れました。
前につめよって行くと、どこに座るとかの選択の余地もなく、もうそこに座るしかない状態でした。
下記写真を見れば想像できると思われますが、こうしてまっすぐ、カウンター席の直線上の位置にPANTAが位置していました。
しかも、アコースティックなので、写真のように着席演奏です。この状態で、このまっすぐ前に細長く伸びるカウンターの椅子の高さに人が次々、着席して行きますと、さてどうでしょう?
そうです。思い切り肝心のPANTAの姿は「死角」となって前方のカウンター席の人たちに遮られてしまいました。
まあ、いわば劇場とかでいったら「見切り席」(汗)といった感じになってしまったのです。
それでもライブがスタートしてからは、なんとか無理やり椅子を後方にずらして、それで、ようやくかろうじてPANTAの様子、表情などは横から覗き込むようなカタチで見ていました。(まったく見えないままというのは、あまりにも悲しかったのでガンバってました・汗)
ただ、なにしろ写真のように、あまりカウンターから離れて後方に椅子と身体をそらしていますと、今度は、すぐ後ろにはテーブルと椅子の方々が座っていらっしゃいましたので、前から後ろからの「通り道」がなくなってしまいます。
ステージ上もやはり狭いので、琢己氏の今回のライブで使用するギターの種類は、一本、二本では全然きかない数ですので、ギターを使い終えると、後方からスタッフの方が使い終えたギターをひきとりにやってきます。
そのたびに、あわてて椅子と身体をカウンター寄りに戻ってよけるという感じで居ました。
ああ・・・・そういえば、ツアー初日の曙橋でも、私は入場が遅かったので、後方の通り道のスペースに椅子を置いてもらって聞いてましたので、このときも、誰か人が通るたびに、立ち上がってよけてましたっけ~(苦笑)
今回のキャパは、だいたい二階もあわせて、50人弱といったところでした。
初日に参加した曙橋が30人キャパで、今回は50人・・・・。
しかし、これの数日前、このブログにも記事にしていますが、その日はエレカシのゼップ東京のライブに行ってまして、そこはだいたいスタンディングだけでも2500人くらい?を詰め込んで立たせているという、巨大ライブハウスで・・・。
数日の間で、なんとも両極端な雰囲気のライブに参加してました。
双方ともに、それぞれで長所・短所はどうしたってありますが。
でも、双方ともに、内容はとても素晴らしいもので、それぞれに楽しんでいます♪
ただゼップ東京のときは、オペラグラスを忘れて、あまりに遠くて細かいところがよく見えなくて、しまった、と思いましたが、昨日は距離自体は、もちろん肉眼でも充分によく様子がわかるほどの近さだったというのに、位置的に物理的に人に遮られてパンタが見えなくて、これまた、シマッタ!!だったのでした。
でも、双方とも、肝心の演奏、歌声は、良い音で聞けていましたけどね。
あと、ここでは上部にモニターが設置されていたので、角度は違うけれど、演奏の様子はモニターでも確認できて、これはまったくパンタが見えない位置に動いていたりしたときにはありがたかったです。
私が入場してまもなく後方もあっという間に人でいっぱいになり、これでは人がはいりきらなくて溢れてしまうのではないのかな?と思っていたら、残りの観客は二階に通されていました。
二階もあったのか~。しかし、ここの二階ってどんな感じの眺めだったのでしょう?なにしろ、入場順でとおされて、席も自分で選択の余地もない感じでしたので、二階があるなら、二階に行ってみたいとかも、選べずでしたが、案外二階からの方が全体を見下ろせて見切りのストレスはなくてよかったのかもしれません。
でも二階にしても前方なら良いけど、後方だと、またもっと見えなかったのかなあ???
まあ、今回は、それこそ、そういうのも運というか、巡り合わせタイミングでしたからね。
そんなこんなで、いろいろなことを考えたり、お店のおしゃれな雰囲気を眺めたりしながら、隣席の人とお話したりして開演までを待ちました。
開場16時半、開演17時でしたが、20分近く押してのスタートだったかもしれません。
いよいよ後方の店の入り口からPANTAと琢己登場です。
拍手~~~~!!!!
カウンター椅子を前につめて通り道の確保を・・・(汗)
・・・・ふたりとも、(今ではw)体格が非常によろしいので、この真後ろの細い通路を通っていくのが大変そうで(汗)
現に、私のすぐすれすれを二人とも、ちょっとかすりながら通り過ぎて行きました。
ああ、そうそう一度、第一部終了時に、通りすがりにPANTAにタッチしてもらいましたが、これもどうにもこうにも近すぎて狭すぎて、PANTAもタッチしづらそうでした(汗)・・・なので二部終了時には手を出すのもやめて通りやすいように下がって見送りました。
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そんな感じで。
さて、ようやくライブの内容についてに移りますよ~。
1.ダーダーヤーヤー
2.メール・ド・グラス
3.夜と霧の中で
オープニングから三曲は、87年ソロ名義の名盤、『クリスタルナハト』から。
このアルバム、もはや言わずと知れていますが、今ではもはや彼の存在なしではパンタを語れないという、絶大なる「キーパーソン」★ギター菊池琢己が初参加した、後世語り継がれる名盤コンセプトアルバムです。
なんとも懐かしいような、それでいて、新鮮な感じにも聴こえてきていました。
私が前回参加した曙橋のツアー初日の段階でも、PANTAはよく声が出ていて声の調子がいいなあ~と感じたものでしたが、このアコースティックツアーも回を重ねてきて6回目ともなると、ますますさらに進化?というか、良い感じになっていましたね。
なにしろ良い声が、なんとも艶やかに、よく出ているなあ~と。
そしてそして、琢己さんのギターの音色があいも変わらず、なんとも美しいのだ★
ああ、もう冒頭からこうくるならば、もうひとつこのブログのタイトルでもある「NACHT MUSIK」なんかも聴きたかったですねわえ~。・・・・・相変わらず欲張りなワタシ(笑)
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PANTAの声に関しては、20数年前から聞いてて、時期によっては、声がか細く聞こえたり、体調崩されたりで非常に嗄れていたり、バンド演奏の音に押されて歌詞が聴き取りづらいなあ~なんて感じてしまったり、いろいろに感じたことが、過去いろいろありましたが・・・・。
ここにきて、この艶やかな、伸びのある若々しい歌唱力!!!
本当に、声は、むしろ若返っているのではないか?とか思ってしまいました。
・・・・・毒舌で、書き出すと長々と、思ったことを書いてしまうので、前のときも、PANTA、さらに「大きく」なってしまった、だとか、おなかが・・・ちょっとあれだとか、書いてしまいましたが・・・・
でも、それは明らかに、あんなにもヘビースモーカーだった煙草をきっぱりやめたせいに他ならないと思います。
・・・こうして、良い声で元気に歌ってくれているPANTAを観ていますと、やっぱりこれは、きっぱりがんばって煙草を辞めたおかげかなと。
それだから、なんだ?こんなに太ってしまって、ロックミュージシャンなのに・・・とかナントカ、、、言いたくなってもいましたが・・・・
でも、それで、こんなに良い声で、良い歌を聞かせてくれてて、元気であちこちライブをしてくれて、しかも楽しそうに笑顔を見せてくれているのならば。
それならば、それで、充分、長年のファンとしては幸せではないのか?
還暦過ぎたフェイバリッドロックアーティストに望む事・・・それは。
一番は、とにかく元気で歌い続けてくれていること
やっぱり、一番は、それに尽きるのではないかと・・・・・
やっぱり だんだん、そんなふうに思うようになってきた。
4.巖の上にも
(PANTA作詞)
漣(さざなみ)立つ人の流れを お前は見つめ続けていた
どうしたらお前を救えるだろうか 銀の糸を血まみれの手で握りしめていた
oh 闇に咲く火の花よ 過ぎ去った記憶など焼きつくしてくれ
*1今にも崩れ落ちそうな巌に腰かけて 紙飛行機を廃墟の街に飛ばしてた
誰もみんな心に居場所もなく ただ黙って浮かんでた
響(ひびき)渡る闇のおたけび お前は耳を塞いでいた
どうしてもお前に伝えたかった 最後の夜訪れる前にこの俺の手で
oh 陽炎(かげろう)に芽吹くように 吹き飛んだ未来でも捨てたもんじゃないだろう
*2お前と黙りこくる巌に腰かけて 地平線まで時代のかすを投げつけた
誰もみんな心に居場所も無く ただ唇もがいていた
(*1ref)
(*2ref)
この曲を初めて聴いたのはいつのことだったでしょう。たぶん前の響のライブシリーズ「響宴」のあたりでしょうね。
初めて聴いた当時から良い曲だなあ~と思ってて、さすが、PANTAは新しく書く「新曲」も相変わらずはずさない!!と喜んでいました。
ただ、なかなかそれが、オモテというか、レコーディングされて公のもとに発表されないというジレンマが・・・。
こんなことは、この人のファンをやっていると日常茶飯事ではあるのですが、こないだ結果的には、リリースされて一週間程度で発売停止という、ほんの一瞬のことになってしまいはしましたが、「ホイホイレコード」で、ライブ音源としてこの曲を聴くことが出来、少しは、地方の熱きファンの手元にもこの曲が届けられたのは、良かったと思いました。
私も生でライブでこの曲を聴くのは、久しぶりで。
なんだか、初めて聴いた当初に比べると、アレンジも進化しているようにも感じられ、とても良い感じの仕上がりになって歌われました。
・・・・しかし、本当に、この曲の歌詞は・・・・・・。
この曲は、去年の震災の後に書かれた曲というわけでは決してないのです。もっともっと前からライブの中では発表されていました。
それにしても、ここにきて、まるで震災後に書かれたかのような、この詩の内容は・・・。
私は、最初にこの曲を聴いたとき、パンタのユニット形態、「漣」「響」「陽炎」そして、菊池琢己さん率いるバンド「おたけび」までもを取り入れていたという、その何気ないパンタの遊び心を感じて、ほくそ笑んでいたものでした。
詩も去ることながらも、やっぱり、生み出されるその「メロディー」です。いつもどうしてこう、心に染みるのでしょう。
・・・・・・・だから、もっと、もっと、まだまだ、PANTAには新しい曲も、聴かせて欲しいと、欲張りな私は常に願ってしまいます。
5.沈黙の中で
6.短恨歌
7.次の一頁
私が前回参加した曙橋のときには、まだこの無声映画「狂った一頁」のシリーズの演奏は二曲でした。その後「短恨歌」が後から加わって、それからこのツアーの第一部では各地で歌われるようになりました。
これらの曲は曙橋のときの投稿にも書きましたが、ずっとまた、再び聴きたいと願っていた曲たちなので、今回のライブシリーズで、歌われているようになってとても嬉しいです。
今回のMCでは、パンタはやはり自分でも「自分としてはあまりに良かった」と思われているようで、「なんとかカタチに残したいということですすめてる」とのことでした。
そんな中で、今回のライブで、琢己とふたりだけでと゜こまで出来るか?ということで、挑戦しているということです。
この「狂った一頁」のシリーズをドアーズで、頭脳警察の演奏で聴いたときには、インスト曲も数曲あって、そのアレンジ、作曲は菊池琢己さんによるものでした。
それだけに、ここでの三曲の中における琢己ギターアレンジの存在感も素晴らしいものがあります。このシリーズの「新曲」も早く正式音源化リリースされることを待望しています。
このようにして、第一部は、名盤「ナハト」からスタートして、(実はもうそんなに今の最新の曲である、とは言えないのですけど・・・)近年のパンタの新しく作られた、正式リリースがまだな、未発表曲が4曲披露されて、終了しました。
・・・・やっぱり、なんだかんだで、文字数が一万超えてしまいましたので、とりあえず、ここまでを【前編】として終了します。
では、また【後編】でお会いしましょう♪(^^)
2階に行った人の話を休憩時間中に聞けたのですが、殆どモニターしか見えないということでした。
FBでは酸欠状態とも書いてありましたが。
いつも情報をありがとうございます。
そうでしたか。やはり隣の芝生は良く見える?ような気がしてましたが、二階は二階で見えづらかったのですね
そういえば、ツイッターで二階から撮ったと思われる写真を見て、なんとなくもしかしたら、二階も見やすいわけではなかったのかな?(汗)とは思っていたんですよね・・・。
でも、パンタは後半なんか、結構二階で観ている人たちに気をつかっているのかな?みたいな、上を見上げている姿を多く見たような気がします。
・・・・やっぱり、優しい、気配りの方ですわね
(はーと♪)