2010.04.25 頭脳警察みーはーライブるぽ【後編】です。
(上記photoは今回のライブとは関係ありません。)
「暁のRock'n Roll Show~横浜七番街の決闘」
2010年4月25日 横浜7th Avnue
頭 脳 警 察PANTA TOSHI 菊池琢己(g) 松本直樹(dr) JIGEN(b)
8.LIVE EVIL
この曲に入る前に、いきなり唐突にPANTAが、MCで
「・・・・フィッシング見た人、いる?」・・・・・って(笑)
「グラムな釣り番組だったんだよ(笑)アキマとふたりで小岩でもんじゃ食べている俺が出てさ・・・どこが釣り番組なんだよ!(笑)」
さて、この「フィッシング」というのは、テレビ大阪系列で、こちらではテレビ東京で毎週土曜日夕方5時半からやっている釣り専門のテレビ番組です。
それで、なぜか、4月24日の土曜の放送で、釣りに参加してない、釣りとはおよそ、かけはなれた人物のPANTAが登場したのです。
実は、うちは、ダンナが釣り好きで(笑)この番組は、ダンナが毎週よく見ている番組でしたので、私はよく知っていました。このたび事前に、この24日の放送では、この番組に、PANTAもチラリと登場するらしき情報を得て、私はしっかり番組予約録画して、土曜に、帰宅後、主人とふたりで一緒に見ました。
いや、なにしろ、この番組をいつも見ているダンナが驚いたのなんのって(笑)
たしかに、いつも見ている番組だけど・・・えっ?オレ、録画予約なんかした覚えないぞ~?って。
まさか、釣りに興味のない私が予約していただなんて夢にも思わず。
そのあたりから、もうすでに我が家では夫婦で大盛り上がりで(笑)
要は、秋間経夫さんが、釣りが好きということで、釣り船に乗って、釣りしている場面が出たのでしたが、そのアキマさんもまた、釣り姿が似合わないことといったら・・・・それ見て我が家は夫婦で大爆笑!!
アキマさんの、あのヘアスタイルが、海風にあおられて、わしゃわしゃに・・・・・それでも、釣りするアキマさん・・・。
なんというアンバランスさ・・・。不自然さ?
あのヘアスタイルで、東京湾で船に乗って釣りって・・・・そもそも無理があるのでは~?
さすがに、メイクは落としていましたが・・・アキマさん・・。いや、楽しかったです。
・・・・というか、この番組って、普段はこんな番組じゃないぞ~・・ど、どうしたんだ?いったい・・・?
とは、いつもこの番組見ているダンナ曰くで。
普段は、もっと竿しならせて、大きな魚つりあげてみたいな、なかなか、そこそこ本格的な釣りファンにとっては、正しく貴重な釣り番組らしいのです。
それが、この日は、アキマさんがギターを釣り竿に持ち替えて?とか、な、な、なんというグラムロックな釣り番組に(笑) クーラーボックスをギターアンプに改造!?とかもしていたりで!?
挙句の果て、なんとも唐突に、かなり無理やりな展開で、いきなり、もんじゃ焼き屋さんで、お食事する場面にもっていかれて、そこで、初めてPANTAが登場して。
・・・・そう、ただ、PANTAは、もんじゃ焼きを食べているだけで。釣りにはなにも関係ないという・・(爆)
そのときに先日行われたアキマさんの、50歳のバースディライブのゲストで参加したPANTAの姿も、チラリと放送されてました。それと、一応、PANTAも少ししゃべっているところも出ましたけど。
???となったダンナ曰く・・・・これもさー、この番組で、食事場面を出すならば、普通は釣った魚を食べるんだよ。それならばまだ・・・・だけど、もんじゃって!?・・・いったい・・・・(^_^;)
(笑)わ、わけわからん・・・
いや、もう、どうでもいいけど、おかげさまで、夫婦で盛り上がりました(笑)
普段、PANTAに興味ない主人も、この番組だけは、興味津々で、見てくれました(爆)
逆に釣りに、ほとんど興味なくて、いつもこの番組がテレビで流れていても、まるでまともに観ていなかった私が、はじめて、じっくり見てしまいました(笑)
この釣りとグラムロックの融合は、我が家の、今では趣味のまるで合ってない夫婦の間で、奇跡的にも?趣味が融合された瞬間でありました(笑)
いや、もう、PANTAが出てくれたおかげで楽しませていただきましたよ。
しかし、このライブで、まさかPANTA本人の口からも、私ら夫婦と一緒の「発言」が出るだなんて・・・・(笑)
「どこが釣り番組なんだよ」
まさしく、夫婦で、番組みながら、同じこと言ってました。(爆笑)
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さて、その後、この番組について、調べてみたら、サイトに紹介もありました。
http://www.tv-osaka.co.jp/ip4/the_fishing/lineup2/1205511_5191.html
今、改めて上記サイトを見て、いまさらながらに納得(笑)(下記はサイトより一部引用いたしました)
>長い歴史を持つ『ザ・フィッシング』の中でも、恐らく最も“斬新な”企画の一つとなるだろう!
>釣りは自由だ!
>誰も想像できない趣向で、今回の「ザ・フィッシング」は進む。
>珍釣行、想定外の番組展開に、乞うご期待!
・・・・なっ、なるほど~(笑)
やっぱり「最も斬新な企画」だったのですね(笑)はい。観てあまりにも斬新で、夫婦で盛り上がりましたです★
「想定外の番組展開」(笑)(笑)・・・・・確かに、いきなり、釣った魚じゃなくて、もんじゃ焼きで、そこで唐突にPANTAが出てくるだなんて、それはもう、すごい、「想定外の番組展開」でした。
今までの普通の「ザ・フィッシング」を毎週みていたうちのダンナが驚くのも無理はない(爆)
また、余談というか、演奏内容には関係なく、PANTAのMCがらみだけで、前置きがやたら長くなってしまいましたが、(曲についてもどります)
私の大好きな『歓喜の歌』」からこの「LIVE EVIL」
いやーーー!!!
もう!!
これがまた、嬉しかったですよ。とても!!
それと、この曲というと、私は当時、そのアキマさんがPANTAのライブにゲスト参加して、一緒に演奏、歌っていたイメージが結構強くて。アキマさんの釣り話に関連づけての選曲?とか思うのは深読みしすぎ?でしょうか。まあ、たまたま、かもですが。
それにしても、もう本当に、実に素晴らしいセットリストです。
もうPANTA、ありがとう~~~と、私は叫んでました。心の中で。
この日の対バンライブで、「光輝く少女よ」に続き、さらに、この「LIVE EVIL」までもが聴けるだなんて。
こっ、こんなことをされたら、もう、嬉しい悲鳴というか、こ、困ってしまうではありませんか・・・。
ワンマンライブ以外は、もう、無理していかなくてもいいや・・・・なんて、思ってもいましたが、こういう選曲されたら、とんでもないですね。
こんな感じで、演られてたら・・・・・・・うーん・・・・・罪作りな方だ・・・・・・・・・・
9.煽 動
ここでもMC
「とりあえず、おしとやかなのは、これまで」
「腰は大丈夫?・・・・・まだそんな二時間も三時間もたっているわけじゃない?(笑)」
「自分が観に行って辛いからな、踊っていればいいんだけどじっとして見ていると腰が辛いよな?」
「歳取ったらからとか、そういうんじゃなくて、若いときからそうだったの。やっぱり背筋をつけないと・・」
あげく、そんな話をしていたら横からトシさんから「ヘルニア?」とか言われてましたが・・・(爆)
このPANTAのお話に、私は、おおいに、同感、同感で(笑)
これは前回投稿にも、それ以前にも、さんざん書いておりますが、スタンディングライブは、きついのです。
そんなときに、そんな私の気持ちを見透かされたかのように、この発言。
あ~PANTA、やさしいなーー。
それと、その「歳とったからとかそういうんじゃなくて、若いときからそうだった」という言い方が、あっ、ほんとに!!!
それって、私と一緒!!と。
私も、今までこのブログにも書いてますが、20年若くても、PANTAのパワステは、SDSで見ていましたし。
だから、実際、今は、確かにあれからさらに20年・・・・事実歳もとってしまいましたが、ライブで、立っているのはイヤ、席がほしい、座って聴きたい・・・というのは、年齢のせいなんかではなくて、そう、昔からです。
そう、要はPANTAの言うとおり「背筋」を鍛えなければいけなかったのでしょう。
私は、何を隠そう、それこそ、昔から、引きこもり系、インドア派・・・・文科系部活派の運動嫌いでしたので・・。
そんなふうに生きてきた人生が、スタンディングライブ嫌いとなってしまっているのでしょう(汗・汗)
それにしても・・・そんな私だから、まあ、自業自得でしかたないとも言えるのですが。
それで、たまたま、言っていることが、PANTAと私と、シンクロしていて、それを聞いて溜飲を下げてもいましたが。
しかし、PANTAは、十代後半から、あれだけ過激なパフォーマンスで頭脳警察で、たくさんスゴイライブをこなしてきながら、歳を重ねてきた偉大なるロッカーなのに・・・・
そんな人が、「昔から、立ってライブを聞くのは辛かった」とかって・・・・・このヘタレな私と同じようなことを、言っていて良いのか?(爆)・・・・・という気はしました(激爆)
あ、でも、そうです。「踊っているならば大丈夫」なのです。(ここが重要♪)
つまり、自身がステージで演っている分には、当然大丈夫なのでしょう!! もろちん。
でなけりゃ、怒涛の30曲は出来てませんね。実際は、気力体力、まだまだ還暦にして今尚さらに大充実している人ですからね★
けど、こうして、ひとりで、スタンディングは辛い・・・と訴え続ける、私の気持ち、わかってくれていたというか、同じような気持ちでいてくれている?と思うだけでも、なんとなく幸せに感じる、これぞまさに「ファンの性」・・・・
そんなアーチスト自身の少しの気遣いが感じられるのならば、逆に、やっぱり、ますます、スタンディングでも、PANTAを、応援しにいかなくちゃ!!なんて、思ってしまいます。
それがファン心理。
だから、ありがとうね。PANTA
そんなふうに、勝手に喜んでいました。
2月の還暦ライブでの、ほとんど話さず、間髪いれずで、怒涛の32曲が、本当に素晴らしくて。
やっぱり、合間に、あまりダラダラ余分に話が多いのは、よくないのではないかと。
緊張感継続という意味でも、聞くほうも演る方も、なるべく、MCは少なく、その分とにかく歌をたくさん聴けたら、それは、まさに素晴らしいライブになる!!
そう思っていましたが、かといって、なーーんにも話さないというのも、極端で、寂しいというか、ちょうどこの日のライブくらい、適度に、さらりと、思いつくまま、雑談話程度してもらえて、そういうのが聞けるというのも、嬉しいな・・・・・やっぱり。
そして、「おしとやか」な頭脳警察から、一転、この曲「煽動」で、パワー全開★
「おしとやか頭脳警察」(笑)が大好き派な私ですが、やっぱり、こっちもライブでなくてはなりません。
それに、やっぱり、頭脳警察らしさというか、トシさんを核にしたリズム隊の迫力ですね。
やっぱり気持ちよいです。
あ、それと、こういう曲は、やっぱり「立ち聞き」ですね!!もちろん(笑)
この日のライブは、緩急のバランスも絶妙で。
非常に感心させられた内容でした。素晴らしい~。
10.飛 翔
たたみかけて続いたのが、この「飛翔」★
もうヤッターーーです。
ほんと、素晴らしい展開。
やっぱり頭脳警察、最高ですね。
もう言うことはありません。
この曲についても、過去にもう何度も書いてますが、私の大好きな『歓喜の歌』からの大好きな楽曲です。
なにしろ、気持ちのよいメロディラインです。
盛り上がります。勝手に身体と心が躍り出さずにいられません。
思うに、これらの楽曲、先にも記しましたが、ジライヤ目当てで聴きにきた、頭脳警察初見のオーディエンスにも、きっと、心に響いてくれたのではないでしょうか?この演奏の調和とともに、美しいメロディラインのこの楽曲たちが。
いかんせん、この環境下では歌詞は、初見で聴き取ることは不可能でしたでしょう。
しかし、私自身の場合で言えば、もともと、曲をはじめて聞くときには、まず先に、歌詞よりも、メロディから入るタイプで、次に演奏。
そういう聞き方をしているのですが、それで初見のジライヤでは、「夕焼け空」などの楽曲のもつメロディラインの美しさが心をとらえました。それと、最初に響きわたったギターのあの音・・・・。
まあ、音楽を聴く、受け止める感性というものは、それこそ、まさに千差万別、人それぞれでありますから、自分と同じ感覚の人は少ないかもしれませんが。
今回の頭脳警察のセットリストを、見渡すと、たとえば、まったく頭脳警察を知らない、聞いたことのない自分が、たまたま、機会があって、この場にいて、それで聞けたとしたら、歌詞など聞き取れないにしても、楽曲と演奏の良さで、心をとらえていたに違いないのではないかと思います。
・・・・そう、あの20年前に、泉谷しげる目当てで来ていたあの日の自分が、初めて聴いた「さようなら世界夫人」の演奏とメロディに瞬時に心奪われたときのように・・・・・。
今回のセットリストは、いわゆる頭脳警察の代表曲、定番曲というものは、見事に、ひとつもありません。
しかし、それでも、この内容ならば、きっと「初見」で、心に響く要素満載の楽曲ラインナップであったことは間違いないと私は確信しています。
まあ、かといって、実際のところ、初見の人たちの感想が、どうだったのかは、もちろん、私にはわかりませんが・・・。
11.死んだら殺すぞ
続いたのが、新譜「俺たちに明日はない」から。この曲。
これも、実に良い展開です。
2月6日の怒涛の還暦32曲ライブでは、何故か、肝心の新譜からの演奏はなんとゼロでしたが、今回はちゃんと新譜からもあって、安心(?)しました(笑)
やっぱり、現在進行形頭脳警察として、せっかく生まれてくれた新譜楽曲ですから。
かといって、実は個人的には、新譜からの曲ばっかりを、ずらーーっと並べたてられるようなライブというのは、私はあまり昔から好きな方でもなくて。だから、個人的に2月6日に新譜からナシだったことについては、特別に不満を感じるようなこともありませんでしたけど。
けど、ジライヤとのジョイントの、こういう対バンライブでは、新譜曲、まったくやらないという手はありませんね。
しかし、この新譜曲、不思議なもので。なんだか、聴けば聴くほど、良くなっています。
ライブで聴けて、すごく気持ちよいですね。
「煽動」~「飛翔」~そして、この「死んだら殺すぞ」の流れは、素晴らしいです。
12.俺たちに明日はない
そして、最後には、新譜からのタイトル曲、「俺たちに明日はない」で、終了。
うんうん。この曲も、ライブで聴いて、なんだか、どんどんますます好きになっていく自分がいます。
正直言って、アルバム・・・CDで聴いた限りでは、当初は、CDに収録の最後のシークレットトラックとして収録された初期バージョンの「俺たちに明日はない」・・・・こっちの方が良かったんじゃないのか?とか思ったりしていましたが。
この改定版、「俺たちに明日はない」は、ライブで聴けて、どんどん印象が変わっていくようです。
不思議なものです。
新譜も、もっと、聞き込んであげないとダメですね・・・・・・・・
これにて、頭脳警察の1時間が終了。
すごく、中身の充実した、バランスの良いセットリストの一時間。
感服です。
やっぱり、スゴイです。
頭脳警察、最高
「またな!!」
と言い残して、ステージを去るPANTA・・・・・頭脳警察のメンバーたち
ありがとう ありがとう
対バンライブとか、イベント参加のライブだと、たいてい持ち時間は、一時間内外というラインが多いですが、この日の演奏時間も、概ね一時間程度だったと思いましたが、以前には、よく感じていた、不完全燃焼感というか、まだまだ、これからようやくエンジンかかってきたところじゃないか?みたいな感じの物足りなさというか、そういうのが、この日のライブでは、私自身では、不思議と感じられませんでした。
それだけ、私にとっては充実した内容の、バランスのよい、最初から最後まで納得、満足できるセットリストだったと言えました。
そして、この翌日に、PANTAはベイルートへ。
今頃は、ベイルートの地で、どう過ごされているのでしょうか?PANTAさん・・・・・
元気ですか?
どうか、無事に帰国してください。
5月1日、新宿ウルガで、待っています!!
よーーーし!!
今度の新宿では、やっぱり、またがんばって、かぶりついてやるぞーー