Take It Easy ~パパールの雑記帳 別館~

身近な自然を感性で切り撮ります

フルサイズはボケやすく、マイクロフォーサーズはボケにくい?

2016年11月19日 | α7Ⅱ
デジタル一眼のイメージセンサー(撮影素子)の大きさとボケ方に関して、
「フルサイズのセンサーを持つカメラはボカしやすい」とか、「オリンパスやパナソニックのマイクロフォーサーズ(m4/3)はボカすのに不利だ」というような話を聞くことがあるでしょう
初級者の方は、さっぱりわからないと思うので簡単な検証実験をしました

(但し、検証といっても焦点距離が揃っていなかったり、撮影距離もアバウトだったりするので、あくまでもイメージを掴んでもらうための記事です)

各センサーを搭載するミラーレス一眼
左からDMC-G6(m4/3)、α7Ⅱ(フルサイズ)、EOS M3(APS-C)


レンズマウントの開口部から見えるのがイメージセンサーです
センサーの面積比は大雑把に言うと
DMC-G6(m4/3):α7Ⅱ(フルサイズ):EOS M3(APS-C)=25:100:40
つまりm4/3のセンサーは、面積比でフルサイズの1/4です

今回検証するのは、m4/3とフルサイズのカメラです
使用するレンズは、左からタムロン90mmマクロ(フルサイズ)、FE 50mm F1.8(フルサイズ)、M.ZD 45mm F1.8(m4/3)


同じ距離から、おもちゃのカメラにピントを合わせて撮影したのが次の画像
絞りは、すべてF2.8


まず、ほぼ同じ焦点距離のレンズで撮った、m4/3(上)とフルサイズ(中)を見て下さい
フルサイズの方が広い範囲が写っていますね(画角が広い)
一方、m4/3は、フルサイズの写真の中央部分を切り撮ったような写真になっています

つまりm4/3は、センサーのサイズが小さい分、写る範囲(画角)も狭いわけですね
画角はセンサーのサイズに比例します

一方、フルサイズの90mmで撮った写真(下)は焦点距離が2倍なので、写る範囲は1/2(面積では1/4)となります
結果的にm4/3の45mmとフルサイズの90mmはほぼおなじ画角となります

次に、各レンズのボケ方を比較しましょう
おもちゃのカメラと背景を切り撮ったのが次の写真です


この写真でも、まず、同じ焦点距離のm4/3(上)とフルサイズ(中)を見て下さい
わかりにくですが、背景のボケ方はほぼ同じです(多分^^;)

これに対し、フルサイズ90mmの写真(下)は明らかにボケ方が大きいですね

焦点距離が同じならセンサー・サイズにかかわらずボケ方は、ほぼ一定です
但し、同じ画角の写真を撮るためには、m4/3ではフルサイズの半分の焦点距離のレンズを使う必要があります
広角レンズのほうがボケにくいので、結果としてm4/3の方がボケ方が小さくなるわけです

逆に言えば画角を考えなければ、m4/3も充分ボケるわけですね
去年撮った紅葉のとろけるようなボケ写真
(E-M5mk2+M.ZD 40-150mm F2.8 PRO)


雨の日に地面すれすれのローポジションで撮影
α7Ⅱはフリーアングル液晶モニターじゃ無いのでこの写真は難しい
そもそも防滴でないα7Ⅱを持っていきません(^^)

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