リコーCX3導入記

８月２３日の記事に書いたように、リコーCX3を購入しました。


リコーR8はトンボ撮影に必須のアイテム。
広角でトンボを撮るためには数cmまで寄る必要がありますが、デジタル一眼レフでは至難の業。
その点R8なら構えた腕をそーっとトンボの方に近づけるだけ。
コンデジのため被写界深度が深いのでAFを使って十分撮影できます。


但し、R8には以下のような不満点がありました。
・連写速度が1.4コマ／秒
・高感度ノイズが目立つ
・RAWに対応していない
・マニュアル露出が出来ない

そこで注目したのが、GXR+P10 KIT！
特にRAWで約 5 コマ/秒という速写と絞り優先AE・マニュアル露出に対応した点が魅力でした。

リコーのGXRは、レンズ＋撮像素子＋画像処理エンジンが一体化したユニットを交換することにより、異なる性格のカメラに変身するというユニークな製品です。
私の頭では、「GXR＝デジタル一眼とコンデジの中間に位置するカメラ」という図式が出来ていました。

ところが、店頭で実物を触ったりネットで情報収集しているうちに私が大きな勘違いをしていることが判明！
P10というユニットは完全にコンパクトカメラ仕様のようですね。
期待はずれなのは次の点。

・RAW撮影の場合、確かに約 5 コマ/秒の連写が出来るが、連続撮影可能枚数は５枚。
　しかもカードへの記録時間が長く、思いっきり待たされる。
・絞り優先AE、マニュアル露出に対応しているが、絞り値の設定は広角側2段階、望遠側3段階しか行えない。
　しかも絞り値はNDフィルターを使って変えているようなので、絞り値の設定で被写界深度は変わらない。

この時点で、CX3が有力候補として浮上。
後継のCX4が発表されたので値段は下がっており、GXR+P10 KITの約半額。

なお、CX4では撮影素子や光学系はCX3と共通。
改善点は手ブレ補正の強化、クリエイティブモード（シーンモードの一種）の新設、被写体追尾AFが可能、など。
CX4の発売価格は、カメラのキタムラで約４万円。
CX3より1.5万円以上高く、GXR+P10 KITより４千円ほど安い。

ここまで考えるとCX3しかないでしょう(笑)
と言うことで購入。


R8に比べると機能・使い勝手は大きく進化していますね。
マクロに強いコンデジをお探しの方には、自信を持ってCX3をお勧めします(笑)