Take It Easy ~パパールの雑記帳 別館~

身近な自然を感性で切り撮ります

レンズベビー事始め(笑):レンズベビー コンポーザープロⅡ エッジ50

2016年06月28日 | 機材
前から欲しかったレンズベビーをゲットしました(笑)
レンズベビー コンポーザープロⅡ エッジ50のマイクロフォーサーズ・マウント

知らない方のために説明

普通のレンズでは光軸(レンズの中心を通る線)は固定されています
この光軸をずらしたり、傾けることのできる特殊なレンズ(ティルト・シフトレンズ)を使えば、建造物の歪みを補正したり、物撮りで手前から奥までピントの合う写真を撮ることが出来ます
一方、光軸を傾ける方向によっては極端にピントの合う範囲の狭い写真も撮れるわけで、ミニチュア風写真が撮れますね

レンズベビーでは、鏡筒部分を上下左右に傾けることにより、光軸を傾ける(ティルト)操作を簡単に行なえるわけです
但し、オートフォーカスは使えないので、マニュアルでのピント合わせになります


昨日入手したので、早速今朝は岡山後楽園で試し撮り
鏡筒をまっすぐにして撮影
カメラはE-M5Ⅱで、絞り開放(F3.2)で撮りました
露出は絞り優先


初めのうちは収差(滲み)に戸惑いましたが、レンズベビーはこの収差を楽しむものなんですね(笑)
今日は時間がなかったので試していませんが、絞っていくと滲みは改善されるそうです

鏡筒を右方向に傾けます
画面右側が大きくボケて流れます
(アングルと距離は少し変更)


鏡筒を傾けると、EVFや液晶モニターを見ていても劇的な変化なので驚きます

次は蓮田の作例
鏡筒を上方向に傾けました


焦点距離が50mmなので、通常なら背景はあまりボケません
でも逆ティルト操作のため、ピントの合う範囲が非常に狭くなり(クレジットを入れた付近のみ)画面上部は大きくボケました

1時間ほど使った感想ですが、画面全体が滲んでいる上に鏡筒の傾け方によっては、ピントの合う範囲が非常に狭くなって、光学ファインダーではピント合わせが厳しいかもしれませんね
特に普段、マニュアルフォーカスを行っていない人は苦労するでしょう

その点、ミラーレス一眼のように電子ビューファインダーのある機種では、画面の任意の場所を拡大出来るため有利でしょう
私は普段から、拡大表示を利用してピンポイントでフォーカスを合わせているので、サクサクと撮影出来ました

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