parismaris's days*

バラづくし①(庭だより*2024.初夏)

庭の木々が新緑から色を深めると、わが家ではバラのシーズンに入ります。

…とは言っても、雑木だらけの緑あふれる庭にはバラはわずかしかなくて、大半が庭の外である、無機質な駐車スペースで咲きます。

なので、悲しいかな、『バラ園』と言えるような風情はなく…私は『バラ置き場』と呼んでいます(笑)


今日は、そんな場所で満開となった、バラたちのおはなしです。
(今年もたくさん咲いたので、2回に分けて記しますね*)

まずは、わが家の“女王さま”である、こちらから!



『クイーンオブスウェーデン』

デビッドオースチン(DEVID AUSTIN)社の、イングリッシュローズです。




その名に違わぬ気品ある花が、真っ直ぐと姿勢よく伸びた茎の先で開きます。




今年はあまり樹勢がよくなくて(植え替えたほうがいいかな…)、花もやや少なめ。

それでもこんなに愛らしく、ミルラ香も豊かに咲きました*



『ムーンスプライト』

新苗で迎えて、3年目です。

古い品種の特徴なのか、初期の生長がとてもゆっくり。

過保護にならぬように気をつけつつ(笑)、じっくりと育てています。




この花はおもしろくて、開ききるとこんなかたちになります。
爆発したみたい…(笑)

中輪ですが、房になって開くと華やか!

微香ながらも、ミルラとティが混ざった、爽やかな香りもするんですよ*



『フランシス・デュブリュイ』

こちらも古い品種。
やっぱり生育はゆっくりです。

「これぞバラ!」とほれぼれするような、濃厚なオールドダマスク香を持ちます。




今年はね…あんまり咲かなかったの。

蕾がつく直前にひどいうどん粉病にかかってしまって、その対処がやや遅れたのが原因かと思っています。(反省)



『イブピアッチェ』 …と思しきもの。

「思しきもの」と言うのは、アバランチェという切り花品種の白花の足元に、ある日突然芽生えた株だから。

当初はアバランチェが枝替わりでもしたかと思ったのですけれど、咲き切ってみると、花のかたちも香りもまったく別モノで。

うちのバラたちはすべて鉢植えだし、近隣でもわが家でもこんなバラは育てていないしで、どうしてここで生まれたのか訳がわからないまま、今でもびっくりし続けています(苦笑)

翌年に、花のかたちと大きさと、香りと、葉の色と枝張りとで、『イブピアッチェ』であろうと同定しました。




芍薬咲きの大輪からは、濃厚なダマスクが、それはそれは豊かに香ります。



『オードリーヘップバーン』

これもとても大きな花で、手のひらをいっぱいに広げたほどもあります。

ご覧のように花弁の巻きがとてもゆるくて、見た目も手触りもとてもふんわり*




オードリーの素敵なところは、何と言ってもこの金色のしべ。

香りも、やさしいミルラ香がするんですよ*



『芳純』

私の長女。(生まれて初めて育てたバラ)

新苗から育て始めて、12年目。
近年は老化が見られるようになって、心配しています。

それでも今年も、香水にもなった香りもそのままに、とてもきれいに咲きました。




バラにも寿命があるので(10年から20年ほどと言われています)、そう遠くない未来に、この娘も枯れてしまうことでしょう。

それが一年でも遅くなるよう手入れしつつ、老いてゆくさまを見守り、観察し続けようと思っています。



『風月』

ローズファームケイジ(Rose Farm KEIJI)の、『WABARA』(わばら)です。

高温期には派手に出る花びらの紅い斑も、春のこの時季にはほんのちょっぴり。(この花にはほぼありません)

細かな花びらがたっぷり詰まったロゼット咲きの花はとても重くて、細いステム(茎)がたわんでしまうほど。

香りは微香で、ほんのりとスパイシー。



『ラフメイカー』

日本の、アップルローゼス(APPLE ROSES)社のバラです。

これがまぁ、驚くほど病気知らずの、強い品種で。
いまのバラって、すごいんですね。

香りのバラで有名なアップルローゼスさんですが、こちらもシトラスが強く香ります。

その香りと、この灰色を帯びたまぁるい花が、お気に入り*



『スイートセレナード』

半つる性なので、庭の小ぶりなアーチに添わせています。

これは10年ほど前に、母が一目ぼれして買い求めたもの。
もちろん、世話をしているのは私ですけどね!(笑)

根頭がん腫にかかって早数年。
あまり勢いはありませんが、それでも毎年こうして花を房にして咲かせてくれます。

一重のバラも、かわいいでしょ*

わずかにスパイシーなティ香が、やさしく香ります。


次回『バラざんまい②』へと、続きます*

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