東華ちゃんのお寿司

夕方たくさんの雪、携帯が鳴った
東華ちゃんからだ。

「これから叔母さんと作ったお寿司を持って行きます」
数分後お父さんに付き添ってもらい、免許取立ての慎重な運転の華ちゃんがやってきた。

たくさんの巻き寿司がどさりと私の手に。
嬉しかった。
東華ちゃんとのお付き合いは３年目になる。

今、中国から叔母さんが日本に来ているという。
お正月もその叔母さんの来日でとても楽しかった様子。

お寿司は韓国風である。
数年前、韓国にホームスティしたときにホストファミリーでご馳走になったことがある。

お寿司と言っても酢は使わない。
特徴はごま油の印象があった。

華ちゃんのお寿司はとても懐かしく、それ以上にきれいだった。
ご飯に白胡麻が入っており、具はニラ、人参、チャーシュー、卵焼き、ほうれん草、ハムが巻いてある。

食べきれないほどの御寿司なので隣に住む叔母さんにもおすそ分けした。

東華ちゃんの一年どうぞいい年でありますように。

おばあちゃんっ子、おじいちゃんっ子の華ちゃん、どんなにか中国に住む祖父母に会いたいことだろう。

とても優しい娘で「義理のお母さんどうですか？」と容態を気にしてくれている。

どうしてもこの子には幸せな未来を送って欲しい。

神様どうぞ、華ちゃんをお守りください。