セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Xbox360『ベヨネッタ』 ファーストインプレッション

2010年05月26日 14時09分44秒 | 【旧】購入・レビュー話
 

ベヨネッタ
対応ハード : Xbox360・PS3
発売元 : セガ
開発 : プラチナゲームズ
 ※Xbox360版を開発し、それをセガがPS3に移植
発売日 : 2009/10/29
希望小売価格 : 7,980円(税込)
ジャンル : アクション
プレイ人数 : 1人
CERO : D(17歳以上対象)
通信機能 : ランキング対応
「取り込み」の容量 : 6.8GB

参考データ--------------------------
購入価格:3,640円(中古・Xbox360版)
プレイ時間:約3時間半
 ※最初「ノーマル」で1時間プレイした後、やり直して「イージー」で2時間半
実績:5ステージクリア
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●クライマックスが、無限に訪れる!
今作は、かつて「クローバースタジオ」で個性あるタイトルを産み出したクリエーターたちが集う、プラチナゲームズによる完全新作のアクションゲームです。


●ゲーム概要
基本的なスタイルは、わりとベーシックなアクションゲームです。
決められた道を進んでいき、一番奥まで行ったりボスを倒したりしたら、次のステージに進むという感じです。
ステージ途中でHPが0になったり、致命傷を受けたりするとゲームオーバーになります。このゲームでは、『バイオハザード4』などのように、イベント中にアクションコマンド(入力するボタン)が表示されることがあり、入力をミスすると一発でゲームオーバーになることもあります
ゲームオーバーになると、ステージの最初、もしくは途中で自動セーブされたチェックポイントから再開となります。なお、ステージクリア時にはスコアによる評価が行われ、ゲームオーバーをしていると評価が大きく下がりますのでご注意を。ま、別にいいって人はいいですが。

◆操作説明
左スティック…キャラクターの移動
右スティック…カメラ視点の操作
右スティックを押し込む…カメラ視点をプレイヤーの背後に
Yボタン…パンチ
Bボタン…キック
Yボタン長押し…手に持つ銃で射撃
Bボタン長押し…足に付けた銃で射撃
Xボタン…調べる・扉を開ける・武器を拾うなど(調べるものがない場合は射撃)

YボタンとBボタンの組み合わせて、様々なコンボが繰り出せます。
特徴ある攻撃の1つとして、左スティック1回転+YボタンかBボタンを押すと、カメラ視点が変わって周りの敵に一斉射撃を行えます。
また、特定の敵を倒すと武器を落とすことがあります。拾えば、また違ったコンボが出せます。いらなくなった場合は、左スティックボタンを押し込みます。

Aボタン…ジャンプ
2段ジャンプができます。
壁につたってジャンプすると、3段ジャンプもできるようです。

RBボタン…ロックオン
RTボタン…回避
LBボタン…挑発
LTボタン…武器の切り替え

挑発を行うと、敵が寄ってきます。周りに集めておいて、先ほど説明した一斉射撃で一掃…ということができます。
また、武器の装備パターンは2種類まで登録できます。BACKボタンでサブ画面を開いた後、AタイプとBタイプに、それぞれ右手・左手に装備する武器をセットしておきます。以後、LTボタンを押すことで、Aタイプの装備とBタイプの装備を切り替えられます。

方向パッド…アイテムの使用
先ほどの武器と同じで、これもメニュー画面であらかじめセットしておいて、以後は対応した方向パッドを長押しすると使用できます。メニュー画面を開いて使用することもできますけど、まあ…ショートカット用です。

STARTボタン…ポーズメニュー画面
BACKボタン…サブ画面

ポーズメニュー画面では、ムービーをスキップしたり、ステージをリトライしたりできます。
サブ画面では、武器・アイテムのセットや、入手したファイルを読んだりといったことができます。

◆ウィッチタイム
魔女であるベヨネッタが持つ能力です。あらゆる形で利用されます。
敵の攻撃を、RTボタンでギリギリで回避できると、数秒間ウィッチタイムが発動します。発動中は敵の動きが遅くなり、攻撃を叩き込めるチャンスです。
また、特定の石像を調べた後、雷が落ちてくるという仕掛けが随所にあります。雷をRTボタンでギリギリ回避するとウィッチタイムが20秒間ほど発動し、素早い行動が可能になります。例えば…水の上を走れるようになったり、普通では通れない仕掛けが通れるようになります。

さらに、少し物語が進むと「ウィッチウォーク」というものができる場面があります。ベヨネッタの足元の影が青く光っている時が、ウィッチウォークが使用できる場面です。
壁などに向かってAボタンでジャンプし、ジャンプボタンを押したまま壁に触れると、その壁が地面になり、移動することができるようになります。重力が変わるってわけです。普通の重力に戻りたい場合は、左スティックボタンを押し込みます。

◆トーチャーアタック
敵を攻撃していくと、HPゲージの下にある丸いマーク「魔力ゲージ」がたまっていきます。魔力ゲージが満タンの状態で、敵に近づいてBボタン+Yボタンを押すと、拷問機具による攻撃を行います。敵を捕らえてから攻撃するまでにBボタンを連打すれば、ダメージが増えていきます。
トーチャーアタックで強力なダメージを与えれば、魔力が一気に増えて、またすぐにトーチャーアタックが使えたりします。うまく使いこなしていきましょう。
ちなみに、魔力ゲージはダメージを受けてしまうと減っていきます。

また、トーチャーアタックとはまたちょっと違いますが、強力なボスとの戦闘において、ボスのHPを0にした後、Bボタン+Yボタンでクライマックスな攻撃を決めることで、ボスを撃破するという場面があります。

◆ヘイロウ
敵を倒したりそこらの物体を壊したりすると、黄色いリングが出てきます。これが「ヘイロウ」というものです。ソニックのアレではありません(笑)
ヘイロウは、このゲームにおいてのお金となり、ステージ開始時やステージ途中の赤いサークルからお店に行って、ヘイロウと引き換えに武器・アイテム・新しいアクションを購入することができます。

◆エンジェルアタック
ステージクリア後に挑戦する、ミニゲームです。左スティックで照準を動かして、LTボタンで敵を撃ちます。限られた弾の数で多くの敵を倒しましょう。
このミニゲームで獲得したポイントは、アイテムやヘイロウに換金することができます。また、ステージ中に隠されているパレット(銃弾)を獲得すると、そのステージクリア後のエンジェルアタックでの弾の数が増えます。

◆ランキング
Xbox Liveに接続して、各ステージでの自分の記録をランキングに登録することが出来ます。


◆partygameの評価◆…71点(100点満点)
…?何か違う…

確かに「無限クライマックス」というだけあって、随所での演出はどれも大迫力です。ボス戦だけではなく、ただ進んでいくだけでもなかなか大掛かりな仕掛けが出てきたりして、なかなかいい緊張感があります
ただ、やっていることは…実はそこまで特殊でもなく、わりとシンプルなスタイルのアクションゲームです。回避さえしっかりできれば、後はハチャメチャに攻撃しまくって、爽快に敵をなぎ倒せます。マップは、良くも悪くもそんなに広くありません。

ただ…最初だからかもしれませんが、やっぱりムービーが必要以上に長い気がします。
物語に関連するお話は、ちゃんとしなくちゃいけないと思うので仕方ないとしても…会話に入るまでに無駄なアクションを長々と見せられるという場面も少なくありません。むしろそこは、プレイアブルで体感させてこそでしょう?って思ってしまいます。なんか、いわゆるハリウッドのアクション映画を垂れ流ししているような、そんな感じです。もちろん中には、ちょっと面白いやり取りもあっていい場面もあるんですが。
魅せたいという気持ちは分かりますが、何というか…最初からムービーが10分くらいあるとけっこうやる気を削がれますし、やっぱりあくまでゲームですからね…。クライマックスを「魅せる」だけではなく「体感させる」のが、ゲームとしての本当の意味での魅力なのでは?とは思ってしまいます。まあ、感じ方は人それぞれだと思いますが…少なくとも随所でのムービーは多いので、テンポよく楽しめるとは言い難いです。別に、ストーリーなんて分からなくてもいいやって人はガンガンスキップすればいいと思いますが。

あとは…ベヨネッタが単なる「美しくて若い女性」というよりは、あえてちょっと「おばさん臭さ」を出しているところがあります。そこも好みが分かれるところでしょう。
例えば…そう。二次元の萌え萌えなキャラに慣れ親しんじゃっている人からすると魅力を感じないでしょう。いうならば「大人の魅力」という感じですね。

その他について。
・特定のステージでは、カメラが固定になってしまう場面があり、そのせいで操作感覚がいつもと変わってしまうのでちょっと戸惑いました。カメラを固定する必要性があるということなら仕方ないんですが、どう見てもそうは見えなかったので…。
・華麗なアクションということで、さぞ爽快感はある…と思ったんですが、なんか思ったほどではありません。もしかしたら、敵を倒した実感が軽いから…なのかもしれません。『三國無双』シリーズみたいな感じでしょうか?あっちはまだこう…一騎当千みたいな感じが出ているのでいいんですが、こっちは何せ迫力を重視しているところがあるので、逆にいえばごちゃごちゃな状況になりがちで、敵を倒しているのかそうじゃないのか分かりくくもあるのです。そういうところもあってか、敵を倒した爽快感は、言うほど高くありませんでした。トーチャーアタックとかフィニッシュを決めた時は、いい演出が入って「決まった!」って感じがしますけどね。


もうちょっと進めてみないと何ともいえないかもしれませんが、すごく厳しく言うなら「演出が派手になっただけのアクションゲーム」って感じがしました。もちろん、ゲーム性も優れてはいると思いますし、演出でゲームの魅力の全てを余すことなく感じてもらえる自信があるというならそれはそれでいいんですが…なんか正直、プレイしていても今ひとつテンションが上がらないのです。

まあ、いってもまだ序盤でしょうからね。
クリアしたらセカンドインプレッションを書きます。


その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ

※ストーリー内容など、ネタバレになるコメントはご遠慮ください。
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