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元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DS『IVY THE KIWI?(アイビィ・ザ・キウィ?)』 体験版インプレッション

2010年04月16日 22時42分26秒 | 【旧】購入・レビュー話
 

IVY THE KIWI?(アイビィ・ザ・キウィ?)
対応ハード : DS・Wii
発売元 : バンダイナムコゲームズ
開発 : プロペ
発売日 : 2010/04/22
希望小売価格 : 3,990円(税込)
ジャンル : ツタ引きアクション
プレイ人数 : 1~4人
通信機能 : ワイヤレス通信&ダウンロード通信対応(※DS版)
CERO : A(全年齢対象)

※今回はDS版を体験したため、それを前提とした内容で記載していることを、ご了承ください。(操作説明など)
※ちなみに、Windows phone版が2009年12月17日より配信されています。(1,200円)


●ツタでゴールに導いてあげましょう
今作は、ソニックの生みの親である中 裕司氏が率いるプロペの、新作アクションゲームです。
キャラクター自体を操作するのではなく、ツタを引いて勝手に動くキャラクターを誘導してあげるというスタイルが特徴です。

ある日、空から落ちてきた1つのタマゴ。中からは、真っ赤な羽の鳥「アイビィ」が産まれました。(※鳥だけど飛べないという設定です)
しかし、辺りを見回しても…お母さんはいません。アイビィは、お母さんを探すため、歩き始めました。ただひたすら…ひたすら歩き続け、いつかお母さんのもとにたどり着くために…。


●そもそもどんな感じのゲーム?
体験版では、全5ステージを楽しめました。製品版では、全100ステージあるみたいです。
後半は、わりと難しめのステージが出てきます。

◆ルール
アイビィを、ゴール地点の台まで導くとクリアとなります。ゴール地点の台は、いわゆる「表彰台」みたいな形になっており、より高いところに着地させたほうが、ボーナス得点が高くなります。
途中、トゲや敵キャラに触れてしまうとミスになり、残機が0でミスをするとゲームオーバーです。制限時間があり、これが0になってもミス…だと思います。

◆まずはツタを引いてみる
さて。このアイビィ。実は歩くことしかできません。
壁にぶつかると引き返します。ほんのちょっとの段差も登ることができません。

そんなアイビィを導くのは、あなたの役目です。まあ、とりあえずタッチスライドしてみましょう。スライドした通りにツタが現れて、アイビィはその上に乗ることができます。
ツタは3本まで引くことができ、4本目を引くと1本目のツタは消えてしまいます。次に消えるツタは色が変わるので、分かりやすいです。あと、あんまり長~く引きすぎると、プッツンとツタが切れてしまいます。長さはほどほどにしましょう。

あと…アイビィは、あまり急な坂を上ることもできません。
テンポよく導くには、ツタをまずは地面と平行に引いて、その上にアイビィを歩かせます。で、段差の直前にきたところでクイッと上にスライドすれば、ツタもクイッと上がり、その反動でアイビィを高いところへ導きやすくなります。これをうまく繰り返すのが、段差をテンポよく乗り超えるコツです。

◆実は攻撃できちゃうアイビィ
ただ歩くだけなんていいましたが、アイビィ、実は攻撃できます。
ツタを引いた後、ツタにタッチしてパチンコのようにグッと引き、はじいたツタをアイビィに当てると、はじいた方向にアイビィが飛んでいきます。ドリルのようにくちばし(というか体全体)を回転させて飛んでいきます。これで、岩でも敵でもへっちゃらです。思う方向に飛ばすには慣れが必要ですが。

◆ちょっとしたやりこみ要素
各ステージには、10枚の羽が配置されています。基本、取らなくてもクリアはできますが、ただステージをクリアするだけが物足りない人は、羽を集めることに挑戦してみましょう。
ちなみに、10枚獲得するごとに残機が1UPします。


◆partygameの評価◆…体験版なので点数は付けません
思ったよりスピード感があります

ソニックを生み出しただけあって、アクションゲームの制作には定評がある…といったところでしょうか?

アイビィは、思ったより早いスピードで歩くので、最初の2~3分はきっと苦戦することでしょう。しかし慣れてくると、なかなかスピード感のあるアクションが楽しめます。
発想の大本は『キャッチ!タッチ!ヨッシー!』に似ていますが、プレイした感覚は、全然違うように思いました。
ヨッシーのほうはただ導くだけではなく、タマゴを投げたり色々な仕掛けに対応したりで忙し楽しいって感じでしたが、今作はあくまでスピード感のあるアクションが楽しめることに重点を置いているので、ヨッシーのほうよりは単純で分かりやすいと思いました。もちろん、徐々に仕掛けは増えてくるので、それをどう利用するか?も大事になってくると思いますが。

他には…ステージの全体図が上画面に表示されているので、目指すべき場所が把握しやすかった反面、探究心があまりくすぐられない気もしました。いってしまえば、全体図に表示されている通りに全てを通りさえすれば、羽は必ず手に入るってことですからね。
まあ、そこはどちらがいいか?と言われても難しいところなので…これはこれでいいんじゃないでしょうか?


とにかく、手触りがよい作品だとは思いました。思ったより慣れが必要…と思うのは、その時だけ。1~2回プレイすれば、アイビィを導く神様の気分を味わえるようになります。
ただ、プレイした感じでは…いわゆるテンポよいタッチ操作が要求される感じではあったので、Wiiではちょっと難しいのでは…?と思いました。大画面でできるのがWii版の魅力だとは思いますが、プレイしやすさではおそらくDSのほうが上なので、購入予定の人は、そこらへんでどちらを買うか?を判断していただくと、よいかと思います。

ちなみに…私は、スルーの予定です。
というのも…何やらファミ通の発売スケジュールに、Wiiウェア版やDSiウェア版が記載されているのが、気になっているんですよ。もしかしたら…Windows phone版と同じくらいのボリュームで、縮小版が配信されるのでは?と思い、もしそうなら個人的にはそっちで充分だ、と思ってしまったからです。
ただ、ボリュームいっぱい楽しみたい人とか、あるいは複数人でワイワイ楽しみたいなら、おそらくパッケージ版を買ったほうがよいでしょう。そこの判断も、個々でどうぞ。


その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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