
『スーパーマリオ 3Dランド』
対応ゲーム機 : ニンテンドー3DS
発売日 : 2011/11/03
希望小売価格 : 4,800円(税込)
ジャンル : 3Dアクション
プレイ人数 : 1人
通信機能 : すれちがい通信対応
CERO : A(全年齢対象)
◆== 参考データ ========================◆
購入価格 : 4,080円(新品)
プレイ内容 : ワールド3までクリア
◆====================================◆

●= 概要 =●
任天堂の看板キャラクター、マリオが冒険する3Dグラフィックでのアクションゲームです。
これまで色々な3Dアクションのマリオが発売されましたが、今回は「より2Dマリオに近い3Dマリオ」がテーマで、2Dアクションはできるけど3Dアクションはちょっと…という人にも、遊びやすい作りとなっているようです。

◆== ステージ構成について ==◆
ステージを進んでいき、最後に待っている旗につかまるとステージクリアです。
ステージクリアすることで、次々と新しいステージに挑戦できるようになります。
ワールドの最後にはもちろんボスが登場。全8ワールドが待ち構えています。
ちなみに、ボスのいるステージであっても、旗につかまってクリアという仕組みは変わらないようです。
また、スコアという概念はなくなっています。
◆== 操作方法 ==◆
アナログパッドで移動。
Aボタン・Bボタンでジャンプ。
Xボタン・Yボタンを押しっぱなしでダッシュ。
Lボタン・Rボタンは、しゃがんだり、ジャンプ中にヒップドロップをしたり、土管に入ったりするのに使います。
3Dアクションのマリオではおなじみの「幅跳び」や「横宙返り」もありますよ。別にできなくても、ステージの進行に支障はなさそうです。
◆== アイテムストックについて ==◆
『スーパーマリオワールド』や『Newスーパーマリオブラザーズ』と同じ仕組みです。
パワーアップしているマリオが新たに別のパワーアップアイテムを取ると、優先順位に応じてどちらかのパワーアップ能力が”ストック”されます。
タッチすれば、いつでも目の前に出現。出現させておいて、取り損ねることのないようにしましょう(笑)
◆== スターメダルについて ==◆
今回も各ステージに3つ隠されています。
今回は、スターコインを一定個数以上集めないと解禁されないステージが途中途中にあります。是非、挑戦してみましょう。
このタイプのステージは、挑戦しなくても次のステージに進めます。
◆== ミステリーボックスについて ==◆
ステージとして配置されています。
約10秒ほどで挑戦するミッションみたいなもので、アイテムやコインを獲得できます。
一度利用すると、このボックスは利用できない状態となります。
しかし、すれちがい通信を発生させることで、お互いが最後に遊んだミステリーボックスを交換し、それによってボックスが再び遊べるようになります。
ミステリーボックスの内容は人によって違うそうなので、色々な人とすれちがいたいですね。
◆== キノピオの家 ==◆
『スーパーマリオブラザーズ3』をプレイしたことのある人には、ちょっと懐かしいです。
家に入ると、プレゼントボックスにアイテムが届いています。
すれちがい通信で”今作のものではないすれちがいデータ”とすれちがうことで、新たにプレゼントボックスが届きます。
同じ人とすれちがい続けることで、アイテムがより豪華になるとか。
■== partygameの評価 ==■ … 86点(100点満点)
さすがの安定感ですが、ちょっと気になることも
○=良かった点
△=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点
||== ○ 『スーパーマリオブラザーズ3』に近いステージ構成 ==||
ステージを駆け巡って、土管の先にゴールがあるというスタイルが多い『スーパーマリオブラザーズ3』。今作でも、ほとんどのステージがそのスタイルになっています。懐かしい人には懐かしい感じです。
ボス戦もボスを倒したら終わり…ではなく、その先にある旗を掴んで終了という感じで、クリア方法が統一されているという意味ではいいんじゃないかと思います。
これまでのスタイルに慣れすぎた人には、余計だと思う人もいるかもしれませんが、そもそも旗をつかむのは、今ある旗を下げてマリオの旗を揚げるため。
そう考えると、ボス戦こそそうするべきだとも言えるわけです。屁理屈ですが(笑)
||== ○ 2段階の難易度バランス ==||
クリアまで一直線であれば、さほど難しくありません。(もちろん例外はありますが)
今作は、2Dスタイルということで直線距離としてはそんなに長くない(1ステージ2~5分)ものの、寄り道できそうな部分が色々とあります。スターメダルも、もちろんその1つです。
で、寄り道したりショートカットしようとすると、難易度がクンが上がるようです。
初心者にも上級者にも楽しんでもらえる、いいステージ構成だと思いますよ。
||== △ 立体視の有用性について ==||
「クリボーが踏みやすくなる」ということを散々言われてきた3DSなので、その辺どうなのか?と言いますと…実は、よく分かっていません(笑)
理由は『パイロットウイングス リゾート』と同じなんですが、そもそもゲームの作り自体が遊びやすいものになっているからです。
マリオを真横から写すカメラ視点よりも、斜め上や真上に近いカメラ視点が多く、故にクリボーの真上がどの辺なのか?が、分かりやすいのです。もちろん立体視による影響もあるのでしょうが、私がマリオのアクションに慣れ過ぎているせいか、明確には分かりませんでした。
『スターフォックス64 3D』で立体視の有用性を強く感じられたのは、完全新作ではなく原作ほぼそのままだったことと、その原作を遊んだことがなかったのが大きかったのでしょうね。
||== △ カメラ視点で気になること ==||
1つ上で「斜め上や真上に近いカメラ視点が多く、故にクリボーの真上がどの辺なのか?が、分かりやすい」とお話しましたが、この視点には弱点もあるように思いました。
それは、高さの概念が分かりにくいことです。
立体視のおかげでかなりマシだとは思うんですが、それでも、マリオの頭上にあるブロックにジャンプして届くのか?というのが分かりづらい場面がありました。
届くと思ったら届かなくて落下ミス…なんてこともありまして。そこが妙に気になっています。
||== △ テンポは悪くないが、超快適!とも言えず ==||
ステージ終了後に必ず「セーブしています」と出るので、それでちょっとテンポを悪くしている気がしました。
あと、キノピオの家も、わざわざ家の外から始まって家の中に入らないといけないので、別に家の中だけで良かったような…という気はしました。
とはいえ、些細なもので。充分快適なほうだと思います。
◆== まとめ ==◆
従来の3Dアクションスタイルのマリオと比べると、確かに2Dスタイルに近い遊び心地&ステージ構成となっており、グッと遊びやすくなったように感じました。
そのぶん、これまでの3Dアクションマリオに慣れている人は、どうしても幾分物足りないように感じるところはあるかもしれませんが…まあ、これが今作のコンセプトなので。それを理解したうえで、購入を検討してください。
また、『スーパーマリオブラザーズ3』経験者なら、何かと懐かしく感じられる場面も多め。BGMもそうですけど、ステージ構成が特にそうです。
スーマリ3をそのまま3Dアクションにしたようだ!…とまではいきませんが、昔の2Dアクションマリオが好きで、3Dアクションに挑戦してみようかどうか悩んでいる人なんかは、挑戦してみる価値はあると思いますよ。
キリのいいところまで進めたら、セカンドインプレッションを書きます。
|========================================================|
万人向け ← ○●○○○○○○○○ → 熟練者向け
どなたでも…と言いたいですが、アクション自体が完全に未経験だという人には、
まずやはり、2Dアクションマリオのほうを楽しんで欲しい印象です。
|========================================================|
手軽に ← ○●○○○○○○○○ → じっくり
1ステージ2~5分。セーブも自動なので、遊びたい時にサクッとどうぞ。
|========================================================|
思考タイプ ← ○○○○○○○○○● → 感覚タイプ
まあ、アクションゲームですので。
|========================================================|
爽快感重視 ← ○○○○○●○○○○ → 達成感重視
ステージクリアした時の達成感はもちろんですが、
随所に仕掛けられた様々な”仕掛けのツボ”を見つけられれば、より気持ちよく楽しめるでしょう。
|========================================================|
関連記事 :
Wii『スーパーマリオギャラクシー』 クリア後のセカンドインプレッション(2007/11/08)
Wii『スーパーマリオギャラクシー 2』 全スター獲得後のサードインプレッション(2010/06/09)
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
なら、ちょっと 購入してみたいと思います。
オールクリア出来なくても、楽しめそうだし...。
どんな感じなのか、ためしてみたいと思います。
本来、マリオが2Dから3Dになるのであれば、これくらいから始めたほうが良かったのかもしれない…という風な作りになっています。
是非、お楽しみくださいませ~。