東京ゲームショウ2006の1日目の夜、ホテルにチェックインした後に東京で働いている同級生と共に飲みに行きました。そこで就職活動のことやらゲームショウのことやら働いている内容やら話しているうちに、「時代はモバイル」という話になってきました。
その同級生が断言したのが、「家庭からテレビがなくなる」説。
現代人は昔と違い、テレビを見る時間がどんどん減っていってます。平たく言えばゲームを遊ぶ時間がないように。テレビはいわゆる「なんとなく電源を付けている」というような存在になり、そんなに真剣に向き合う対象ではなくなりつつあるように思います。いや、全くとは言いません。しかし少なくとも一昔前よりテレビを見る時間は減ってないですか?私は大幅に減っています。
そしてましてやCMなんていうものは、消費者にとってはいわゆるトイレにいく時間というような感じで、いわゆるテレビから目をそらす時間帯となっているわけです。本来見てもらうべきCMがですよ。最近になって「CMのCM」という、コマーシャルそのものを宣伝するCMがあったりしますが、そういう危機感がある証拠ではないかと思います。スポンサーというのは番組に協力することでCMを見てもらう機会を頂くのが一番の目的なのに、消費者がこれではどんどんスポンサーは減っていくでしょう。CMというのがどんどんリスクの高い広告媒体になりつつあるわけです。
そうなっていくと、スポンサーが減る。スポンサーがいないと当然テレビ番組が成り立たない。そしてテレビ業界は別の局面に手を伸ばしていく。かなり大雑把に言えばこういうことです。ゲーム業界が、ゲームだけでやっていけなくなりつつあるから他のメディアを取り入れているのと理屈はほぼ同じです。
そしておそらく主流は「ワンセグ」になるであろう、というのが「時代はモバイル」になりつつあるという彼の説です。家庭用ゲーム機を、家に帰って腰を据えて遊ぶことが少なくなってきてる・面倒くさくなってきてるが、携帯ゲーム機ならどこでもすぐに電源を入れて遊べる。家庭用テレビとワンセグの関係もそれと同じくなるのではないかということなんです。となると、まだバッテリーの消費が激しいという課題が残ってはいますが、これもいずれ解消されていくでしょう。そうなるともはやテレビを外で見ることが当たり前な時代がするのかもしれない。そう彼は言います。
ということは、私が奥底で考えている「据え置きゲーム機がなくなる」説も成り立ちます。理由は全く同じです。むしろテレビはまだ世間一般に当たり前のように浸透しているメディアなので万が一消えるとしてもまだまだ何十年や何百年と先の話になるでしょうが、据え置きゲーム機はそうではありません。このままいくと間違いなく現行機としては携帯ゲーム機だけになる可能性があります。実際、任天堂の宮本 茂さんは、次世代据え置き機を「作らないという選択肢もあった」と明言しています。だからこそWiiやらPS3やらXbox360やらは、ゲームという枠にとらわれないハードを目指しているわけです。逆に言えば時代がゲーム機をそこまで追い込んでいるわけです。
真の結果は、次世代機が揃った時に分かるでしょう。結果によっては据え置き機に対する目線が大きく変わるかもしれません。それがいい意味でなのか?悪い意味でなのかは分かりませんが。
さて、そしてもう1つ、これは店を出て表参道あたりをブラブラ歩いてた時に熱弁したことなんですが、何かの会話で「東京大学」というのが出てきました。そこで東大生というのが何なのか?どういう形なのかということについてお互いの考えを語らいました。結果、全く同じ意見になりましたけどね。
すっごいキツイ言葉で申し訳ないんですが、彼に言わせれば東大生は「優秀なマリオネット」。文部省が認めたありとあらゆる書籍を読み、そこから学び、知識は確かに豊富になった。そしてその知識を携えて東大の試験に挑み、そしてごく一部の人間がはれて合格する。で、東大に入ってからも黙々と自分の目指す職業に向かい、また文部省認定の数々の書籍を読み、そして政治家とか国会議員とかになっていきます。ま、全員が全員そうではないとは思いますが。
さて、あなたは己で新しい道を切り開きましたか?
例えばゲームクリエイターといいうのは「新しい世界」を生んだものだけが多大に認められます。特に私が目指しているプランナーというのはその傾向が強い。ものを生み出すひとって全部そうですよ。プロの漫画家・作家・陶芸家・細かいところにいくと和菓子職人といったところまで、新しい世界を開拓した者だけが認められ、有名になっています。
いわば「想像力」。根本を言うと頭の回転が早いかどうかということです。googleがわずか数年でここまでの地位にのぼりつめられたのも、ツールバーというものを作ってみようという「想像力」あってのことです。
じゃあ政治家や国会議員に想像力は必要なのか?というと、想像力とまではいかなくとも、頭の回転が早いことは必要です。ありとあらゆる場面でどう対処していくか?そのためには「自分自身で自分自身なりの答えを出せる」ことが大事です。
私は以前にもいったことありますが、「IQ」と「知識の量」は関係ありません。東大生というのは「知識が豊富で」賢いわけであって、「IQ」が高いというわけではありません。IQを測定するというスペシャル番組が確か年に1回あったりしますが、そこで言われているのが、人類の平均IQが100。東大生の平均IQが120です。ま、飛びぬけていい人もいるとは思いますが、IQ120以上の人間なんて、東大でなくてもメチャクチャいますよ。
私が言いたいのは、東大を目指すなということではありません。東大を含め、学生として勉強していく間でもっともやるべきことは、自分自身を開花させることだということです。世の中にある知識を見て頭に入れただけで、何が開花するものですか?「偏差値」だけを手に入れて、何が開花するものですか?自分自身を開花できるのは自分自身しかありません。だから、東大を目指す人もそうでない人も、目の前の小手先の数字ばかり見ずに、自分は次の学校で何をするのか?それをしっかりと持って進学に臨んでください。
だってせっかく東大に入ったのにこんな風に認識されるの、イヤでしょ?
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2223313/detail?rd
「入試に関係ない内容には興味がない」
絶対にこんなことを言う人間にはならないでください。「偏差値」ばかり、高みばかり見てる人間は、当たり前のことが出来なくなっています。そういう人間が最終的に行き着くのは…今までの東大卒の政治家とかを見れば分かると思います。全員が全員悪いわけではありませんが。
ともかく東大に入ろうがそうでなかろうが、こういう人間にはならないでください。それは結局、自分自身が定めていくことです。
…とまあ熱弁してまして、熱弁すぎてもしかしたら重要なことが頭からすっぽり抜けているかもしれませんが、だいたいはこんな会話内容でした。まあ語るだけならタダですから。
しかしこういう意図をもっている以上、私だってただの亜流の人間で終わるつもりはありません。1つくらいは何か世間に新しい何かを残せたらいいなと思っています。
その同級生が断言したのが、「家庭からテレビがなくなる」説。
現代人は昔と違い、テレビを見る時間がどんどん減っていってます。平たく言えばゲームを遊ぶ時間がないように。テレビはいわゆる「なんとなく電源を付けている」というような存在になり、そんなに真剣に向き合う対象ではなくなりつつあるように思います。いや、全くとは言いません。しかし少なくとも一昔前よりテレビを見る時間は減ってないですか?私は大幅に減っています。
そしてましてやCMなんていうものは、消費者にとってはいわゆるトイレにいく時間というような感じで、いわゆるテレビから目をそらす時間帯となっているわけです。本来見てもらうべきCMがですよ。最近になって「CMのCM」という、コマーシャルそのものを宣伝するCMがあったりしますが、そういう危機感がある証拠ではないかと思います。スポンサーというのは番組に協力することでCMを見てもらう機会を頂くのが一番の目的なのに、消費者がこれではどんどんスポンサーは減っていくでしょう。CMというのがどんどんリスクの高い広告媒体になりつつあるわけです。
そうなっていくと、スポンサーが減る。スポンサーがいないと当然テレビ番組が成り立たない。そしてテレビ業界は別の局面に手を伸ばしていく。かなり大雑把に言えばこういうことです。ゲーム業界が、ゲームだけでやっていけなくなりつつあるから他のメディアを取り入れているのと理屈はほぼ同じです。
そしておそらく主流は「ワンセグ」になるであろう、というのが「時代はモバイル」になりつつあるという彼の説です。家庭用ゲーム機を、家に帰って腰を据えて遊ぶことが少なくなってきてる・面倒くさくなってきてるが、携帯ゲーム機ならどこでもすぐに電源を入れて遊べる。家庭用テレビとワンセグの関係もそれと同じくなるのではないかということなんです。となると、まだバッテリーの消費が激しいという課題が残ってはいますが、これもいずれ解消されていくでしょう。そうなるともはやテレビを外で見ることが当たり前な時代がするのかもしれない。そう彼は言います。
ということは、私が奥底で考えている「据え置きゲーム機がなくなる」説も成り立ちます。理由は全く同じです。むしろテレビはまだ世間一般に当たり前のように浸透しているメディアなので万が一消えるとしてもまだまだ何十年や何百年と先の話になるでしょうが、据え置きゲーム機はそうではありません。このままいくと間違いなく現行機としては携帯ゲーム機だけになる可能性があります。実際、任天堂の宮本 茂さんは、次世代据え置き機を「作らないという選択肢もあった」と明言しています。だからこそWiiやらPS3やらXbox360やらは、ゲームという枠にとらわれないハードを目指しているわけです。逆に言えば時代がゲーム機をそこまで追い込んでいるわけです。
真の結果は、次世代機が揃った時に分かるでしょう。結果によっては据え置き機に対する目線が大きく変わるかもしれません。それがいい意味でなのか?悪い意味でなのかは分かりませんが。
さて、そしてもう1つ、これは店を出て表参道あたりをブラブラ歩いてた時に熱弁したことなんですが、何かの会話で「東京大学」というのが出てきました。そこで東大生というのが何なのか?どういう形なのかということについてお互いの考えを語らいました。結果、全く同じ意見になりましたけどね。
すっごいキツイ言葉で申し訳ないんですが、彼に言わせれば東大生は「優秀なマリオネット」。文部省が認めたありとあらゆる書籍を読み、そこから学び、知識は確かに豊富になった。そしてその知識を携えて東大の試験に挑み、そしてごく一部の人間がはれて合格する。で、東大に入ってからも黙々と自分の目指す職業に向かい、また文部省認定の数々の書籍を読み、そして政治家とか国会議員とかになっていきます。ま、全員が全員そうではないとは思いますが。
さて、あなたは己で新しい道を切り開きましたか?
例えばゲームクリエイターといいうのは「新しい世界」を生んだものだけが多大に認められます。特に私が目指しているプランナーというのはその傾向が強い。ものを生み出すひとって全部そうですよ。プロの漫画家・作家・陶芸家・細かいところにいくと和菓子職人といったところまで、新しい世界を開拓した者だけが認められ、有名になっています。
いわば「想像力」。根本を言うと頭の回転が早いかどうかということです。googleがわずか数年でここまでの地位にのぼりつめられたのも、ツールバーというものを作ってみようという「想像力」あってのことです。
じゃあ政治家や国会議員に想像力は必要なのか?というと、想像力とまではいかなくとも、頭の回転が早いことは必要です。ありとあらゆる場面でどう対処していくか?そのためには「自分自身で自分自身なりの答えを出せる」ことが大事です。
私は以前にもいったことありますが、「IQ」と「知識の量」は関係ありません。東大生というのは「知識が豊富で」賢いわけであって、「IQ」が高いというわけではありません。IQを測定するというスペシャル番組が確か年に1回あったりしますが、そこで言われているのが、人類の平均IQが100。東大生の平均IQが120です。ま、飛びぬけていい人もいるとは思いますが、IQ120以上の人間なんて、東大でなくてもメチャクチャいますよ。
私が言いたいのは、東大を目指すなということではありません。東大を含め、学生として勉強していく間でもっともやるべきことは、自分自身を開花させることだということです。世の中にある知識を見て頭に入れただけで、何が開花するものですか?「偏差値」だけを手に入れて、何が開花するものですか?自分自身を開花できるのは自分自身しかありません。だから、東大を目指す人もそうでない人も、目の前の小手先の数字ばかり見ずに、自分は次の学校で何をするのか?それをしっかりと持って進学に臨んでください。
だってせっかく東大に入ったのにこんな風に認識されるの、イヤでしょ?
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2223313/detail?rd
「入試に関係ない内容には興味がない」
絶対にこんなことを言う人間にはならないでください。「偏差値」ばかり、高みばかり見てる人間は、当たり前のことが出来なくなっています。そういう人間が最終的に行き着くのは…今までの東大卒の政治家とかを見れば分かると思います。全員が全員悪いわけではありませんが。
ともかく東大に入ろうがそうでなかろうが、こういう人間にはならないでください。それは結局、自分自身が定めていくことです。
…とまあ熱弁してまして、熱弁すぎてもしかしたら重要なことが頭からすっぽり抜けているかもしれませんが、だいたいはこんな会話内容でした。まあ語るだけならタダですから。
しかしこういう意図をもっている以上、私だってただの亜流の人間で終わるつもりはありません。1つくらいは何か世間に新しい何かを残せたらいいなと思っています。
主にPS3とWiiについて。
記事の最初で「テレビゲームの「テレビ離れ」が加速している」、
最後の方で「二つのゲーム機の異なるアプローチは、「テレビゲーム機」間の戦争というよりも、テレビとゲームの蜜月を続けるための戦いなのだ。」とありました。
http://www.asahi.com/digital/pc/TKY200609280169.html
↑の記事ですね。
これみて、成る程なあと思いました。テレビゲーム間の戦いばかりに目が行って、
そもそも根本的な部分に盲目になってしまいがちでしたね。
私自身、最近はDSばかり遊んでます。
据置機の新作を買っていないだけとも言えますが(笑)。
据置機も好きなので、なんとか生き残って欲しいですね。
全陣営の努力に期待です。
※掲示板の件※
書き込めないとのコトですが、URLも一緒に書き込みませんでしたか?
迷惑な広告を防ぐためか、URL入りだと弾かれちゃうみたいです。
頭の「h」を抜けばちゃんと書き込めます。
URLを書き込んでいないのであれば、どういう書き込み内容かが分からないとちょっと対処しかねますね。
とりあえず、もう一度試してみて下さい。
何かあればまた「管理人のみ」でコメントをどうぞ。
それにPS3やWiiのように、テレビでゲーム以外のことができる機能を盛り込んでいる点が、まさにテレビとゲームの蜜月を続けるための戦いを象徴してるんだろうと思います。
私はPS2もある程度起動してます(というか今は.hack//g.u.で起動してます)が、やっぱりDSのほうが起動時間は遥かに長いですね。寝転がった状態で手を伸ばして電源をつけるとすぐゲームが起動して遊べる。そういう、無駄なところでストレスを感じさせないことが大前提になりつつあるのかもしれません。
掲示板の件、ありがとうございます。前の記事でも見ましたが、念のため掲示板の内容部分は削除して再掲載させていただいたんで、誤解を生んだみたいですいません。試してみます。