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『救急救命カドゥケウス2』
対応ハード : DS
発売日 : 2008/08/07
希望小売価格 : 5,229円(税込)
ジャンル : アクション
プレイ人数 : 1人
○好評を博した、手術アクションシリーズ最新作
DSではタッチペンで、WiiではWiiリモコンで、緊張感ある手術アクションゲームを確立させた『カドゥケウス』シリーズの最新作です。
舞台は、初代の『超執刀カドゥケウス』の3年後のストーリーになります。
○基本的な進め方
物語はチャプターで区切られており、さらにその中にエピソードという区分けでストーリーが展開していきます。
エピソードには、手術のあるエピソードと手術のないエピソードがあり、手術がないエピソードは、読み進めるだけでエピソードクリアとなります。手術のあるエピソードは、会話を進めていき、待ち構えている手術モードをクリアしないと先に進めません。(中にはストーリー上、失敗してクリアとなる手術もあります)
一度クリアしたエピソードは以後、何度でも挑戦可能になります。
また、今作は「イージー」「ノーマル」「ハード」と3種類の難易度がありますが、ストーリーの途中でも難易度は変更可能です。どうしても詰まってしまったら、易しい難易度でひとまずクリアするのも手です。
○手術モード
制限時間内に、定められたノルマを攻略して手術を成功させるとクリアとなります。(制限時間のない手術もあります)
制限時間がなくなったり、患者のバイタル(体力)が0になると手術失敗となります。ただし、失敗してもすぐに再挑戦できるので、何度も挑戦してコツをつかみましょう。
画面の左右に、器具などのアイコンが表示されており、それをタッチしてその器具や能力を使用できるようになります。
基本的に使用できるものは、次の10種類が主です。
・注射器
いろんな液体を体内に注入することが出来ます。
基本はバイタル回復剤を体内に注入して、バイタルを回復させることが出来ます。
液体の入ったビンをタッチして、回復剤を吸い出すように上にスライドします。その後、体をタッチすると注入します。
これ以外にも、特定の病疫を鎮めたり、撃退するための液体を注入する時などにも使用したりします。
・ヒールゼリー
いわゆる消毒剤のようなものです。あらゆる場面で使用するほか、バイタルも少しだけ回復します。
・メス
切開に使用します。目印に沿ってタッチペンをスライドさせましょう。
・レーザー
小さな病疫とかなら、これで焼き消すことができます。
・ドレーン
血だまりなどの液体を吸い取る器具です。液体がある部分をタッチして、吸い取るように上にスライドします。スライドする速さは関係ないので、ゆっくりスライドしたほうが、うまくいきやすいようです。
・エコー(超音波診断装置)
病疫のある患部を特定…つまり、悪いところがどこにあるかを探す器具です。状況によってはルーペとしても扱われ、タッチしたままスライドして画面をスクロールさせることもできます。
・ピンセット
物をつかんで置くことができる器具です。病疫などを体からつかんでトレーに移動する時は、途中でタッチペンを離さないように!
・針と糸
切開した傷口を縫(ぬ)う器具です。傷口に沿って、縫うようにジグザグにスライドしましょう。
・テープ
塗った傷口の上から貼ります。基本、このアイコンは切開した傷を閉じる時にしか出てきません。
・超執刀
星型のマークをタッチして、画面に星を描くと「超執刀」が使用できます。一定時間の間、時間の流れが極度に遅くなります。(中にはストーリー上、無限に効果が続く手術もあります)
使用できる回数は、1回の手術で1回のみです。ピンチの時に使用しましょう!
上記の他にも、特定の手術でしか使用しない器具とかもあったりしますが、ま、それはお楽しみということで。
最初はどうしでも、どこにどの器具のアイコンがあるのかがパッと判断できないと思いますが、ストーリーを進めていくうちに、徐々に、徐々に慣れてくることと思います。
○変わらず、素晴らしい完成度
前作同様、一気にクリアしちゃいました(笑)
手術モードの緊迫感もさることながら、ストーリーもどんどん次が読みたくなるような出来で、相乗効果で非常に濃い内容のドラマチックアドベンチャーが完成していると思います。内容は濃いかもしれませんが、1つのエピソードは会話だけなら1~2分程度、手術モードがあっても大体10分前後といったところなので、気兼ねなく楽しめます。
ただ、ストーリーはわりと前作ありきな会話っぽいので、前作をプレイしていない人だと「?」と感じそうな展開も見受けられました。一応、説明はしてくれるので、前作をプレイしてないと楽しめないわけではありませんが、前作をプレイしているほうが、より楽しめます。
そして、相変わらずの難易度。ノーマルモードで、最後のエピソードを何とかクリアしたいと思いましたが、10回はミスして、もう集中力がもたない…(泣)
結局、ひとまずイージーでクリアしておくことにしました。まったくもう(笑)
ただ、この難易度あってこその作品の価値ではありますし、イージーモードもあるわけですから、高みを目指すならもっと高いレベルで。あまりタッチペンの扱いに自信がなくても、イージーレベルならちょうど良い感じで楽しめることと思います。
すでに、ゲームとしての完成型を確立している作品。血の表現が問題ないなら、是非プレイしてみてください。
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