『スノーホワイト』
製作国 ―→ 2012年アメリカ映画
上映時間 ―→ 2時間7分
配給 ―→ 東宝東和
映倫区分 ―→ G(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
誰もがご存知「白雪姫」をモチーフにした、実写映画です。
剣を手にする白雪姫。剣と兵隊を操って迫り来る魔女。普段とは違う、戦う白雪姫の世界をお楽しみいただけます。
◆=== あらすじ ===◆
マグナス王と王妃に大切に育てられてきた、スノーホワイト。
しかし、母が亡くなって新たな王妃として迎えられたラヴェンナがマグナス王を殺害し、国を乗っ取られてしまいます。スノーホワイトは捕まり、長い幽閉生活を送ることに。
その後、美しさを求め続けるラヴェンナは、毎日のように鏡に問いかけます。
「鏡よ鏡。世界で一番美しいのは、誰?」「もちろん女王様です」
しかしある日、その答えが変わります。
「あなたが世界で一番美しいのは今日まで。スノーホワイトの心臓を食べれば、あなたは永遠の美と若さを手に入れるでしょう」
それをきっかけに城から逃亡するスノーホワイト。
そして、それを追うラヴェンナの部下達。
数々の試練を超え、仲間に支えられ、スノーホワイトが最後に目指す道とは?
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあorちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
翻訳タイプ ―→ 日本語吹き替え版
見に行ったメンバー ―→ 私と両親
前情報 ―→ ほとんど見ていません
◆=== 演出や見た目について ===◆
○ ―→ CG技術を駆使した、見ごたえのある演出です。
私があまり映画を見ないからかもしれませんが、演出面はけっこう楽しめました。森での演出が特に印象強かったですかね。
△ ―→ 終盤の戦う場面では、もう少し緊張感が欲しかったかな。
わりとハプニングが少なめで、比較的あっさりと目的を達成できたような気がしたので。最後の見せ場として、もっとじらしても良かったように思います。
◆=== 人物について ===◆
△ ―→ それぞれ、役柄に合った人物をキャスティングできていると思います。
まあ、そもそも童話の絵とリアルな人物を見て、似てるだの似てないだの言うことがお門違いなわけでして。「それっぽい」のであれば充分だと思うわけです。
ただ個人的に、白雪姫の人はロングヘアーがどうも気になって、失礼ながら他の人のほうが美しく見えてしまいました。一応「世界で一番美しい人」でないといけないんですけどね…。
○ ―→ 日本語翻訳は、違和感なかったと思います。
あ、口パクと合っていないとかいうのは当然なので、そこはご了承を。
◆=== 物語について ===◆
× ―→ ちょっと安直な物語であるように思いました。
見終わって思ったのは、「白雪姫だった」ということです。
白雪姫で皆さんがよくご存知のキーワードや場面はだいたい用意されているわけですが、それ以外は基本、戦争ものでよくある展開という印象でした。白雪姫でお馴染みの場面が出てくると「あ~、白雪姫だ」と思えますが、それ以外では本当に戦争ものって感じなので、印象としては薄く。故に「白雪姫だった」という感想になりがちなんだと思います。
良く言えば、展開が分かりやすい。悪く言えば、驚きがないです。
なので個人的には「白雪姫をモチーフにした戦争ものの映画」というよりは「戦争ものの映画にちょっと白雪姫のエッセンスを加えた」という印象のほうが強かったです。
■====== まとめ ======■
良くも悪くも「白雪姫を、ちょっと血生臭いリアルな世界で表現したら、こうなった」という表現がピッタリの映画でした。
個人的には展開にもう少し驚きとか予想しなかったハプニングとかが欲しかったですが、演出面はそれなりに見ごたえあると思います。
ストーリーには過度に期待しないで欲しいですが、違う姿の白雪姫を見れるという意味では、見てみる価値はあるんじゃないでしょうか。
とはいえ、日本人がそもそも「○○の実写映画化」というのを好まない傾向がありますからね。どうなんでしょう?海外では高い成果を挙げているそうですが。
ま、日本と海外の志向の違いが、こういうところにも現れているのかもしれませんね。
あ、それと。全年齢対象の映画となっていますが、若干グロテスクな表現があるので、ご注意あれ。
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