セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DSiウェア『G.Gシリーズ 忍カラクリ伝2』 インプレッション

2010年09月09日 09時29分49秒 | 【旧】購入・レビュー話


G.Gシリーズ 忍カラクリ伝2
対応ハード : DSi(DSiウェア)
発売元 : ジェンタープライズ
開発 : 朱雀
配信開始日 : 2010/09/08
販売価格 :200DSiポイント(=200円)
ジャンル : 爽快ジャンプアクション
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 31ブロック

参考データ--------------------------
プレイ時間:約1時間
実績:とりあえず全ステージクリア
 (ただし何回もコンティニューしたけど(笑))
-----------------------------------


●忍者アクション劇、再び
今作は「200円でゲームらしいゲーム」をコンセプトにした『G.Gシリーズ』の忍者風アクションゲームです。
昨年10月14日に同シリーズで配信された『忍カラクリ伝』の続編タイトルとなります。


●ルールとステージ構成をおさらい
まずは、前作と同じ内容の部分をおさらい。

◆ステージクリアとゲームオーバー
今作は2Dのアクションゲームです。ステージ内にある歯車を攻撃で全て破壊して、出現した扉に入るとステージクリアになります。ステージ4・9・14・19ではボス忍者が待ち構えており、そこではボスを倒すと扉が出現します。
タイムオーバーになったり画面下に落下するとミスとなり、残機がなくなるとゲームオーバーです。(初期は1で、スコア一定数ごとに1UPします)
コンティニューをすれば同じステージから再開できます。

◆主人公の移動について
十字ボタンで主人公を操作していきますが…この主人公は、地面に着地すると自動でジャンプします。そして一度乗った足場は消えてしまいます。まずは落ちないよう、足場の位置を確認しながら進みましょう。
ちなみに、足場が消えるたびに別の場所に足場ができるので、総合的な足場の数が減るというわけではありません。

◆ボタンによるアクション
Aボタンで剣による攻撃。Yボタンで手裏剣による攻撃ができます。
剣による攻撃は当てやすいですが、敵の攻撃を受けないよう注意する必要があります。手裏剣は、攻撃力がかなり小さいですが、遠くまで飛んでいきます。
Bボタンで、向いている方向に空中ダッシュをします。回避や、遠くへの移動に利用しましょう。

◆行く手を阻む敵に注意!
ステージ内には歯車の他に、様々な種類の敵も配置されています。
倒さなくてもクリアできますし、敵の攻撃自体は受けてもダメージはありませんが、攻撃によって吹っ飛ばされてしまうので、落下してしまう危険性が高くなります。邪魔な敵はさっさと倒してしまいましょう。
ただし、倒した敵は一定時間経つと復活します。


●操作説明
十字ボタン左右…移動
足場に着地した時に十字ボタン上…ジャンプが高くなる
足場に着地した時に十字ボタン下…ジャンプが低くなる
Aボタン…剣による攻撃
Yボタン…手裏剣
Bボタン…空中ダッシュ


剣による攻撃・手裏剣・空中ダッシュの操作は、他のボタンに変更できます。
L・Rボタンに割り当てることも出来ますよ。


●今作からの新要素
◆ステージ構成について
前作は、全60ステージが用意されていましたが、今作では『Z・ONE2』と同じく「易」「普」「難」3つの難易度に分かれて、各20ステージずつという構成になりました。

また、ステージがスクロールすることのなかった前作と違って、今作では横に強制スクロールするステージが追加されました。ステージ3・8・13・18、及びボーナスステージであるステージ5・10・15が強制スクロールとなっており、このステージでは歯車が出現しません。スクロールの奥にゴールが出ています。

さらに。各難易度の最後のステージ(ステージ20)には、忍者以上に巨大なラスボスが待ち構えています。

◆新キャラクターの追加
前作も登場した男忍者「ハンゾウ」に加え、新たに女忍者「ミヤビ」が追加されました。難易度を選択した後、どちらを使用するかを選択します。
それぞれの特徴は以下の通りです。

・ハンゾウ
 →基本は前作と同じスタイルです。
 →空中ダッシュは、真横に移動します。
 →Bボタンの空中ダッシュ中にAボタンで、強力なダッシュ攻撃ができます。
 →空中での剣による連続攻撃が前作以上に素早く、範囲も広くなりました。
 →手裏剣は、前作と同じで普通です。

・ミヤビ
 →巨大手裏剣が使用できます。Yボタンを押しっぱなしにして溜めて、巨大手裏剣が表示されたところでボタンを離すと投げます。強力なうえ、敵や歯車を貫通します。(※一部の敵は貫通しません)(※溜め中にダメージを受けると、溜めが解除されてしまいます)
 →空中ダッシュは、少し斜め上に移動します。
 →ダッシュ攻撃は使えません。
 →空中での剣による攻撃はハンゾウより遅いです。(前作のハンゾウと同じくらい)

ちなみにミヤビは、なぜか外国人という設定?のようです。「任務完了デース」とか言っていたので(笑)

◆新しい敵キャラ
前作は剣兵・槍兵・銃兵のみでしたが、新たにナギナタ兵・爆弾兵・クナイ兵が増えています。
※クナイ…小さな剣のようなもので、敵は三方向に投げてきます。

◆その他、細々としたところ
・爆弾が、攻撃することで消すことができるようになりました。(前作はできませんでした)
・前作同様、任意のステージを選択してそこから開始することはできないようです。
・ボス撃破後や全ステージクリア後のイラストは、新規に書き下ろしているっぽいです。


◆partygameの評価◆…77点(100点満点)
こちらも、確実に進化しています

○=良かった点
△=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

○ファミコン風なグラフィックとスタイルはそのままに
着実に進化していますね。スクロールするステージや新しい味方&敵キャラ&ボスなどで遊びの幅が広がり、ステージも3分割されたことで遊びやすくなりました。
もちろん基本は使いまわしですが、前回いなかった巨大ボスなどは当然新たに作っているわけですし、ボス撃破後などのワンシーンも密かに書き直されていたりします。

○ハンゾウとミヤビの能力の違いもまた良し
操作できるキャラクターも2種類になったうえに、わりと違いも明確化されているので、同じステージでもキャラによって有利不利が出てきます。
私は前作をプレイしているのでハンゾウのほうが何かと使いやすいですが、慣れてくると、たぶんミヤビのほうが使いやすいと思います。巨大手裏剣で遠くから強力な攻撃ができるので、かなり有利である一方、剣の攻撃は弱いので、敵に近づかざるを得ない場面では不利です。
あと、ミヤビの場合は空中ダッシュもちょっと斜め上なので、遠くへの移動には優れている反面、ダッシュ攻撃ができないですし、ダッシュの方向が若干予測しづらくはあります。(ダッシュでコインを取ったりゴールに飛び込んだりがちょっと難しい?)

○全体的に難易度は「いい意味で」上がったと思います
まだ「易」はマシなほうですが、「難」はかなり容赦ないです(笑)
敵の種類が多くなったこともありますが、前作以上に「いやらしい配置」をちゃんと考えている感じがしました。その配置のおかげで、前作以上に槍兵がウザいことウザいこと(笑)

△ラスボス攻略には、運が必要?
ラスボスは、周辺の部位を破壊→敵の弱点が出てくるので攻撃→しばらくすると弱点が閉じて、再び周辺の部位を…という形になっています。もちろん攻撃にも注意ですが、どちらかというと時間との勝負になります。
そこは、効率もありますけど…ボス戦開始時の足場の位置によって、攻撃が困難だったり、一方で随分ラクに倒せたりします。弱点の近くに足場が多ければラクですし、少ないと難しくなります。
個人的には不満…とまでは言わないですが、普通のステージ&ボス線では、足場の初期位置は固定されているのに、ラスボス戦だけはランダムのようでした。ラスボス戦も固定で良かったのでは?と思いました。

△曲や効果音は使い回しです
まあ、文字通りです(笑)
ただ、ラスボスの曲は新規です。


変わっていないようで変わっている、いい進化ぶりだと思います。前作プレイしていない人はもちろん、前作プレイ済みでもそれなりに新鮮な気持ちで楽しんでもらえるかと思います。ステージ分割によって遊びやすくなっているうえに、難易度も上がっていますしね。
ま、200円ですし…前作を面白いと思った人、買っていないけど前から興味のあった人などは、騙されたと思って遊んでみてくださいな。


関連記事:
DSiウェア『G.Gシリーズ 忍カラクリ伝』 インプレッション(2009/10/17)
DS『G.Gシリーズコレクション+』 ファーストインプレッション(2010/05/30)
DS『G.Gシリーズコレクション+』 全ゲーム出現後のセカンドインプレッション(2010/06/03)
DSiウェア『G.Gシリーズ Z・ONE2』 インプレッション(2010/06/27)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ワンクリックアンケート集計... | トップ | 今日のゲーム情報 2010/09/09 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【旧】購入・レビュー話」カテゴリの最新記事