セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Wii U『任天堂ゲームセミナー2013 受講生作品』を遊んでみました vol.1

2014年06月21日 20時50分46秒 | 【旧】購入・レビュー話

数日前よりWii Uで配信開始しました、『任天堂ゲームセミナー2013 受講生作品』
全4作品が収録された無料タイトルということで、遊んでみました。


メインメニュー画面は、こんな感じ。
いわゆる”売り物”ではないので、とりあえず最低限の作りって感じはします。


で。まあ、無料タイトルですし。本来は、1つの記事に大量の画像を貼るのは好ましくないので。
1タイトルずつ、紹介していければと思います。
…と言いながら、記事の数を稼ぎたいだけだったりして(笑)

vol,1 ―→ 『ポッポハンター』 ←今回はコレ!
vol,2 ―→ 『必撮!センターヒーローズ』
vol,3 ―→ 『しまながめ』
vol,4 ―→ 『戦闘団地』


※写真は、クリックすると大きなサイズで見れます。



今回紹介するのは、『ポッポハンター』です。

”ハンター”といっても、銃でパーンというのは物騒なので。
ざっくり言うと、ハトを自らの手で捕まえるゲームです。

このゲームを遊ぶには、ゲームパッドの他に”Wiiリモコン2つ”もしくは”Wiiリモコン+ヌンチャク”が必要です。
また、テレビの前でイスなどに腰かけられる環境も、欲しいところです。




ゲームを起動すると、さっそく表れた「Now Loading」の画面。




そして、このハトの顔。
なんか、子供向けの絵本とかでありそうな雰囲気。憎たらしいように見えるけど、なんか憎めない感じです。

ちなみに。
ちょっとしたストーリーも一応あることはありまして。このハトさんが、彼女を探しているので、人間であるプレイヤーが協力してあげるっていう筋書きみたいです。




ゲームの説明に入りますが、まずは、プレイスタイルが特殊です。
利き手で、1プレイヤー側のWiiリモコン。もう片手に、2プレイヤー側のWiiリモコンもしくはヌンチャクを握ります。
Wii U ゲームパッドは、足元に置きます。




これが、ゲームプレイ中の画面になります。
色々なハトがいますが、プレイヤーはここに”エサ”を投げ込んでハトの好感度を上げ、その後でハトを捕まえるって流れになります。

利き手のWiiリモコンを動かして、公園に表示されるポインターを操作。
Aボタンを押した後、前に向けて軽く振りながらAボタンを離すと、ポインターのところに”エサ”を投げ込みます。
エサは無制限なので、どんどん投げ込むと良いのですが、この時、強く振り過ぎるとハトがビックリして遠ざかったり逃げちゃったりするので、注意が必要です。
あと、ハトのほかに、エサをこっそり横取りしちゃう「スズメ」や、ハトをビックリさせちゃう「イヌ」などが出てくることもあります。

エサを食べたハトは、好感度がアップ。ハトの頭上に出てくるハートマークが、好感度を表しています。
で、好感度がMAX(ハートマークが大きくなる)になったハトを、画面中央下の”プレイヤーの影”のところにおびき寄せると、捕まえるチャンスが訪れます。




足元にあるゲームパッドは、こんな画面が。
普段は、プレイヤーの両足しか表示されていないですが、先ほど説明した通りハトをおびき寄せると、こちらの画面にハトがやってきます。

ここにハトがやってくると、自動でエサが投げ込まれます。そして、ハトはこちらの様子を伺ったり、エサを食べたりしています。
ハトの動きをよく見て、ハトが”こちらを向いていない”タイミングで、両手のコントローラを、”手で捕まえる”かのように素早く内側に振りながらBボタン(ヌンチャクならZボタン)を押す。タイミングが合えば、キャッチ成功となります。




捕まえたら、ボタンを押したまま両手のコントローラを持ち上げると、テレビ画面にリザルトが表示。
捕まえたタイミング・キャッチするスピード・ハトの珍しさ、の3つで評価が決まるみたいですね。
しかしまあ「(美鳩度)びはど」って、なかなかのネーミングですね(笑)




これは、このゲームのメニュー画面となる、ハトの小屋です。

モードは2種類。
左側の扉は、制限時間内に特定のお題をクリアする「ミッションモード(全3ステージ)」。右側の扉は、ハトを6匹捕まえるまで自由にプレイできる「フリーモード」です。

で、捕まえたハトは、小屋にハトの写真が飾られます。
忘れちゃいけないですが、目的は「このハトの彼女を探してあげる」ですからね。
ハトの写真が一定数並ぶと、画面右上に「ウエディングアイコン」が表示。選択すると、現在並んでいるハトの写真から、お見合いしたいハトが自動的に選ばれ、エンディングを迎えます。


◆== partygameの感想 ==◆
両手にWiiリモコンを持ってのプレイ。
1つの作品として売り出すには少々辛いかもしれませんが、誰もが想像したであろうプレイスタイルですね。まあ、ヌンチャクでもOKですし。

一見すると子供のラクガキみたいに見えてしまうグラフィックも、まあ、あえてそういう独自性を作っているんだろうな~、と。
嫌いじゃないですよ。そういうの。


で、ゲームとしてどうか?というと、面白いとは思いました。
単に斬新というだけで終わらせず、1つのゲームとして最低限のレベルまでは確立されていると思います。単にハトを捕まえるだけでなく、捕まえたいハトを上手くおびき寄せられるか?という楽しみ方ができます。

これが、なかなか難しくて…たくさんのハトが寄ってきて「おまえじゃない!」ってハトがやってきたりするんですよ(笑)
ゲームパッドの画面にやってくるハトは一度に1匹までなので、わざと捕まえるのを失敗して追い出す必要があったりします。しかし、わざと失敗するにしても、あまり強く振ってしまうと、それはそれで目的のハトが遠ざかってしまったり。
ジャイロやモーションセンサーによる微妙な操作感は、普段のゲームに慣れている人ほど気に入らないと思いますが、私はそんなに嫌いじゃないです。こっち系の操作にも慣れているので。

あと、このゲームの最大の問題点。それは、捕まえる時に勢い余って、Wiiリモコン同士をぶつけちゃうことです。
やっぱり、とことんまで”なりきって”プレイしたいじゃないですか。でも、本当に捕まえるつもりで振っちゃうと、そりゃコントローラ同士がぶつかっちゃいますよね。私は、短時間のプレイで3回くらい、やらかしました(笑)
ま、賢い人は、両手の高さをズラしてやればいいじゃん、ってすぐに思いつくと思います。でも、分かっていても、やらかしちゃうんですよね(苦笑)


総評すると、いかにも受講生作品らしい作品になっているという印象でした。
後日、他の3タイトルも紹介しますけど、そちらは比較的、ゲームとしての”まとまりの良さ”が強い反面、今作ほどの独自性は持っていないと思っているわけです。
製品として売り込む作品としては弱いと思いますし、たぶん、だいたいのユーザーは他の作品のほうを気に入ることになるんでしょう。でも私は、この作品もけっこう熱中できました。だから、Wiiリモコンを何回もぶつけているわけです(笑)
インディーズゲームが注目されてきている今のご時世、こういう方向性の作品も、見逃せないと思いますよ。


次回は、『必撮!センターヒーローズ』を紹介します。


関連記事:
ゲームソフト 評価タイトルリスト:ニンテンドーDS その他
※過去にDSで配信されたゲームセミナー受講生作品の紹介・感想を、まとめています。

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